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焼肉の部位の名前を徹底解説!カルビやハラミなど人気のお肉の特徴まとめ

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焼肉の部位の名前を徹底解説!カルビやハラミなど人気のお肉の特徴まとめ
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武田宏輔

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住。絶賛子育て中で、まもなく2児のパパになります。料理は完全に妻任せですが、三度の飯より食べるのが大好きです!仕事の時間が自由な強みを活かし、スーパーへの買い出しと食材選びには毎回同行して食のプロデューサー気取りで楽しんでいます。作る側だけでなく、食べる側・買う側の視点も交えながら、おいしいものに関する情報を発信中です。

焼肉屋のメニューやスーパーの精肉売場に「カルビ」「ハラミ」「ミスジ」と部位名がずらりと並んでいても、違いがわからず結局いつも同じものばかり選んでしまう、という経験はありませんか。

じつは焼肉の部位は、脂の量や食感、味わいの方向性が名前ごとに大きく異なるものです。

この記事では、『食生活♥♥ロピア』が牛肉の正肉・ホルモン・豚肉・希少部位まで、主要な焼肉部位の名前と特徴を一通り解説します。

部位選びに迷いがちな方は、ぜひ参考にしてください。

焼肉で人気の部位はどれ?まず押さえたい5種

焼肉で人気の部位はどれ?まず押さえたい5種

焼肉には数多くの部位がありますが、まず押さえておきたいのはカルビ・タン・ハラミ・ロース・ホルモンの5種です。

部位名

味わいの方向性

こんな人に向いている

カルビ

脂多め・濃厚

しっかりした脂と甘みを味わいたい

タン

さっぱり・食感重視

脂っこいものが苦手

ハラミ

赤身に近い・適度な脂

柔らかさと食べごたえの両方が欲しい

ロース

赤身と脂のバランス型

脂は少し欲しいが多すぎるのは避けたい

ホルモン

食感重視・個性派

いろいろな食感を楽しみたい

牛肉の正肉は大きく「かた」「かたロース」「リブロース」「サーロイン」「ヒレ」「ばら」「もも」「そともも」「らんぷ」「すね」に分類されます。一方、焼肉ではカルビ・タン・ハラミ・ロース・ホルモンの5種が定番として親しまれています。

ここでは、5つのカテゴリの味わいの方向性と、どんな人に向いているかを整理します。

カルビ|脂の甘みが強い王道

カルビは、牛のばら(あばら周辺)の肉を指し、脂肪が多く甘みとコクが強いのが持ち味です。焼肉の代名詞ともいえる存在で、メニューでもっとも目立つ場所に並ぶことが多い部位といえます。

脂の甘みがしっかりしているため、甘辛いタレとの相性がよいと言われています。ごはんが進む味わいで、家族焼肉の主役になりやすい部位です。

脂の量が多い分、子どもから大人まで好む人が多いのも特徴といえます。まず何を頼むか迷ったときの定番として覚えておくと選びやすくなります。

タン|さっぱり食感の定番

牛の舌の部位を指すのがタンです。コリコリとした独特の歯ごたえがあり、脂が控えめであっさりと食べられます。

塩やレモンでシンプルに味わうことが多いとされ、肉本来の食感を楽しめる部位として親しまれています。焼肉の一皿目に選ばれることも多く、口当たりが軽いのが特徴です。

脂っこいものが得意でない家族にも食べやすいため、焼肉のはじめに取り入れると全員が満足しやすくなります。

ハラミ|赤身のような内臓肉

ハラミは、牛の横隔膜(呼吸を助ける筋肉の膜)の一部で、分類上は内臓肉に含まれます。見た目や食感は赤身に近く、適度な脂があってジューシーと言われています。

内臓肉と聞くと構える人もいますが、味わいは赤身の肉に近く、クセが少ないのが特徴です。柔らかく噛みやすいため、初めての人でも取り入れやすい部位といえます。

赤身のような食べごたえがありながら柔らかいので、子どもから年配の方まで幅広い年代に好まれやすい部位です。

ロース|赤身のうまみを味わう

ロースは牛の背中側の肉で、きめが細かく赤身のうまみが感じられる部位です。リブロースや肩ロースなどに細分化されますが、共通して脂と赤身のバランスがよいのが特徴です。

カルビほど脂は多くなく、タンほどあっさりしすぎない中間的な位置づけといえます。肉のうまみをしっかり味わいたいときに向いています。

「脂は少し欲しいけれど、カルビほどではないものを選びたい」という好みに合いやすく、家族で味の好みが分かれるときにも取り入れやすい部位です。

ホルモン|食感の個性が楽しい

ホルモンは内臓肉の総称で、部位ごとにコリコリ・プリプリ・ふわふわと食感がまったく異なるのが魅力です。ひとくちにホルモンといっても、選ぶ部位によって印象が大きく変わります。

好みが分かれやすい一方で、食感の違いを知ると奥深さを感じられるカテゴリです。脂が多い部位もあれば、あっさりした部位もあります。

家族で焼肉をするとき、大人のおつまみとして少量を添えるのも楽しみ方のひとつです。まずは食べやすい部位から試すと、抵抗なく取り入れられます。

牛肉の正肉部位を名前ごとに解説

牛肉の正肉部位を名前ごとに解説

焼肉で出てくる牛の正肉(筋肉部分)は、カルビ系・ロース系・モモ系・ヒレなどに大別できます。ここでは、脂の入り方や肉質が部位ごとにどう違うかを解説します。

カルビ(並・上・特上)の違い

カルビの並・上・特上は、同じ「ばら」の仲間を脂の入り方や部位の位置で分けた呼び名と言われています。ばら(カルビ)は肋骨まわりの肉で脂肪が多く、「かたばら」と「ともばら」に分かれます。

ランクの違いは、一般的にともばら・かたばらのどの位置を使うか、脂の入り方がどの程度かによる分類とされているのが一般的です。お店やパッケージによって呼び方が変わることもあります。

ランク名

部位の位置の目安

脂の入り方の傾向

並カルビ

ともばら中心

標準的な脂

上カルビ

ばらの中でも良質な部位

やや多め

特上カルビ

サシの入りやすい部位

多くきめ細かい

名前に惑わされず、家族の脂の好みで選べば失敗しにくくなります。脂控えめが好みなら並、しっかり脂を味わいたいなら上や特上を目安にするとよいでしょう。

サーロインとリブロース

サーロインとリブロースは、どちらも背中側にある脂と赤身のバランスがよい高級部位です。名前は似ていますが、位置と肉質にそれぞれ特徴があります。

サーロインの名前は、英語の「サー(Sir)」と「ロイン(腰肉)」を組み合わせたものと言われています。

2つの部位の特徴
  • サーロイン:背中の中央から腰にかけての肉で、きめが細かく柔らかい
  • リブロース:背中の肩寄りの肉で、霜降りになりやすい

どちらも脂と赤身のバランスがよく、焼肉ではぜいたくな一皿として楽しめます。柔らかさを重視するならサーロイン、霜降りのコクを味わいたいならリブロースが向いています。

肩ロースとミスジ

肩ロースとミスジは、いずれも首から肩にかけての部位で、うまみが濃いのが共通点です。同じあたりからとれますが、肉質にははっきりした違いがあります。

肩ロースは大きな部位で焼肉全般に使いやすく、ミスジは中央に筋が入った希少な部位として知られています。

部位ごとの特徴
  • 肩ロース:首から背中にかけての大きな部位で、やや筋があるがうまみが濃い
  • ミスジ:かた(うで)の一部で、中央に筋が入り柔らかい

肩ロースは扱いやすくお財布に優しい部位で、ミスジは柔らかさとサシの美しさが持ち味です。用途や予算に合わせて選び分けると納得の一皿になります。

モモ系|ランプ・イチボ・シンシン

モモ系は、脂肪が少なく赤身が多い、あっさりとした味わいが楽しめるカテゴリです。もも(うちもも・そともも)は脂肪が少なく赤身が中心で、その中でもいくつかの部位に分かれます。

赤身好きに向いた部位が多く、肉本来のうまみをしっかり感じられるのが特徴です。

モモ系3部位の特徴
  • ランプ:腰からお尻にかけての柔らかい赤身
  • イチボ:らんぷに隣接するお尻側の部位
  • シンシン:モモの一部で赤身がきめ細かいと言われている

赤身が多い分、脂の重さを感じにくく、たくさん食べても後に残りにくいのが利点です。脂控えめでしっかり肉を味わいたいときに向いています。

ヒレ(フィレ)

ヒレは、牛の腰の内側にあるもっとも柔らかく脂肪が少ない部位です。1頭からとれる量が限られるため、上質な部位として扱われます。

きめが細かく口当たりがなめらかで、脂が少ない分あっさりとした味わいが楽しめます。柔らかさを重視する人に向いている部位です。

脂の重さが苦手な方や、赤身のうまみをじっくり味わいたい方に適しています。焼きすぎると固くなりやすいので、火加減に気をつけると持ち味を引き出せます。

焼肉のホルモン・内臓部位を名前ごとに解説

焼肉のホルモン・内臓部位を名前ごとに解説

ホルモン(内臓肉)は、大きく胃袋系・腸系・その他臓器系の3グループに分けられます。ここでは、それぞれのグループに含まれる部位の名前と食感の違いを解説します。

胃袋系|ミノ・ハチノス・センマイ・ギアラ

胃袋系は、牛の4つの胃それぞれに対応した部位で、見た目も食感も大きく異なります。牛は胃を4つ持ち、それぞれ別の名前で呼ばれています。

部位名

牛体での位置

食感の特徴

ミノ

第一胃

肉厚でコリコリ

ハチノス

第二胃

蜂の巣のような見た目

センマイ

第三胃

薄くひだが多い

ギアラ

第四胃

脂がのっている

胃袋系は同じ「胃」でも部位によって印象が変わります。あっさり食べたいならセンマイ、脂を味わいたいならギアラなど、好みに合わせて選ぶと楽しめます。

腸系|シマチョウ・コプチャン・マルチョウ

腸系は、脂の多さと柔らかさが持ち味のグループです。ぷりっとした食感で、ホルモンの中でも人気のあるカテゴリといえます。

部位名

牛体での位置

食感の特徴

シマチョウ

大腸

縞模様の脂がある

コプチャン

小腸

柔らかく脂が多い

マルチョウ

小腸

丸い形状が特徴と言われている

腸系は脂の甘みがしっかりしており、噛むほどにうまみが広がります。脂が多い分、火が上がりやすいので、焼くときは火加減に注意すると食べやすく仕上がります。

ハツ・レバー・タンなどの臓器系

臓器系は、心臓や肝臓、舌などさまざまな器官を含むグループです。部位ごとに食感や脂の量が異なり、あっさりしたものから濃厚なものまで幅があります。

主な臓器系の部位
  • ハツ:心臓でコリコリとした食感と言われている
  • レバー:肝臓で濃厚な味わい
  • タン:舌の部位で内臓に分類される

臓器系を扱うときは、加熱の管理が特に大切です。牛レバーは、食品衛生法に基づき生食用としての販売・提供が禁止されています。理由を問わず、加熱して食べてください。

焼肉で食べる豚肉の部位

焼肉で食べる豚肉の部位

焼肉は牛肉だけでなく、豚肉も定番のジャンルです。ここでは、豚バラ・トントロ・豚タン・豚ホルモンなど、牛とは違った味わいを持つ豚肉の部位を紹介します。

部位名

豚体での位置

味わいの特徴

豚バラ(豚カルビ)

肋骨まわり

脂肪と赤身が層になっている

トントロ

首まわり

脂が多くジューシーと言われている

豚タン

歯ごたえがしっかりしていると言われている

豚ホルモン

ガツ・ダイチョウなど

部位ごとに食感が異なる

豚の部位は「かた」「かたロース」「ロース」「ヒレ」「ばら」「もも」「そともも」に分類されます。豚肉は牛肉と違う持ち味があり、価格もお求めやすい傾向にあります。

豚バラ(豚カルビ)

豚バラは、豚の肋骨まわりの肉で、脂肪と赤身が層になっているのが特徴です。焼肉店では豚カルビの名前で提供されることが多い部位です。

脂と赤身が交互に重なっているため、焼くと脂の甘みと肉のうまみを一度に味わえます。牛カルビとは違ったあっさり感があり、たくさん食べても飽きにくいのが利点です。

火が通りやすく扱いやすいため、家族焼肉のボリュームアップにも取り入れやすい部位です。しっかり火を通してから食べてください。

トントロ

首まわりの肉を指すのがトントロです。脂が多くジューシーと言われており、コリコリとした独特の食感が楽しめます。

1頭からとれる量が限られるため、豚肉の中でも人気の部位です。脂の甘みがしっかりしていて、塩やレモンでさっぱり食べる人も多くいます。

脂が多いので焼くと火が上がりやすく、焦がさないよう火加減に気をつけると持ち味を引き出せます。中までしっかり火を通してから食べてください。

豚タン・豚ホルモンの主な部位

豚タンや豚ホルモンは、牛とは違った食感が楽しめる部位です。豚の内臓部位にはタン・ハツ・レバー・ガツ・カシラニク・ダイチョウ・ショウチョウなどがあります。

豚の内臓部位の特徴
  • 豚タン:牛タンより小ぶりで歯ごたえがしっかりしていると言われている
  • ガツ:胃の部位でコリコリした食感
  • ダイチョウ:脂がのった部位で噛みごたえがある

豚肉・豚の内臓は、生食用としての販売・提供が法律で禁止されています。必ず加熱して食べてください。加熱は、中心部の温度が75℃で1分間以上、または63℃で30分間以上が目安です。

小児・高齢者・妊婦・免疫機能が低下している方は、特にしっかり加熱したものを食べるよう注意してください。

焼肉の希少部位は何がある?

焼肉の希少部位は何がある?

希少部位とは、1頭からわずかな量しかとれない貴重な部位のことです。ここでは、ザブトン・カイノミ・ミスジ・トモサンカク・シャトーブリアンといった希少部位の名前と特徴を紹介します。

ザブトンとカイノミ

ザブトンとカイノミは、それぞれ別の部位からとれる希少な赤身寄りの部位です。名前だけでは位置がわかりにくいですが、とれる場所が異なります。

ザブトンはかたロースの一部(あばら骨側)、カイノミはばらの一部(ヒレに近い位置)にあります。

2つの希少部位の特徴
  • ザブトン:きめが細かくサシが入りやすいと言われている
  • カイノミ:赤身と脂のバランスがよく、あっさりした味わいと言われている

どちらも1頭から少量しかとれないため、見かける機会は多くありません。ザブトンはサシの美しさ、カイノミはバランスのよさが持ち味です。


ミスジとトモサンカク

ミスジとトモサンカクは、とれる量が少なく赤身のうまみを味わえる希少部位です。ミスジはかた(うで)の一部で、1頭から約3kgしかとれません。

トモサンカクはもも(しんたま)の一部で、三角形の形状が名前の由来と言われています。

ミスジとトモサンカクの特徴
  • ミスジ:中央に筋が入り柔らかい。1頭から約3kg
  • トモサンカク:赤身に適度な脂がのると言われている

いずれも1頭からとれる量が限られる希少な部位です。ミスジは柔らかさ、トモサンカクは赤身と脂のバランスを楽しめます。

シャトーブリアン

シャトーブリアンは、ヒレの中心部にあたる特に貴重な部位です。1頭から約600gしかとれず、希少部位の中でも際立った存在といえます。

ヒレそのものが柔らかい部位であり、その中心部だけを使うため、なめらかな口当たりが楽しめます。脂が少なく赤身のうまみが際立つのが特徴です。

とれる量が非常に限られるため、見かける機会は多くありません。柔らかさとあっさりした味わいを重視する方に向いている部位です。

焼肉をおいしく食べる順番の考え方

焼肉をおいしく食べる順番の考え方

焼肉を食べる順番には、味の薄い部位から濃い部位へ進める考え方が一般的と言われています。ここでは、迷ったときの目安になる食べ順の考え方を紹介します。あくまで一つの目安であり、好きな順番で食べてまったく問題ありません。

一般的な食べ順の目安
  1. タン(塩)
  2. 赤身・ロース
  3. カルビ(タレ)
  4. ホルモン

塩味の部位から始める

塩味のタンから始めると、舌がリセットされた状態で肉の味を感じやすいと言われています。あっさりした塩味は、口の中に脂が残りにくいのが理由です。

これはあくまで一般的な考え方です。塩味が好きな家族から順に食べ始めるなど、各自の好みを優先してかまいません。

中盤に赤身やロースを味わう

中盤には、赤身やロースなど肉のうまみをしっかり感じられる部位を選ぶ流れが一般的とされています。塩味の部位のあとに赤身を挟むと、味わいの段差が生まれにくいのが理由です。

赤身は脂が控えめで、うまみを味わいながらも重くなりにくい特徴があります。中盤の一皿として取り入れやすい部位です。

タレと塩の両方を用意しておくと、その日の気分に合わせて味わいを変えられて便利です。

脂の多い部位を後半に持ってくる

脂の多いカルビやホルモンは、後半に持ってくるとよいと言われています。先に脂の多い部位を食べると、そのあとの部位の味を感じにくくなることがあるためです。

濃い味わいのタレとあわせると、後半でも満足感を得やすくなります。ホルモンは食感の変化も楽しめるので、締めに近い場面に向いています。

順番を気にしすぎると楽しさが半減してしまうので、家族焼肉では、子どもが好きなものから食べるのも楽しみ方のひとつです。

焼肉の部位ごとの焼き方

焼肉の部位ごとの焼き方

焼肉は、部位の厚さや脂の量に合わせて火加減を変えると持ち味を引き出しやすいものです。ここでは、薄切り肉・厚切り肉・ホルモンの3パターンに分けて焼き方の考え方を解説します。あわせて、安全に食べるための加熱と衛生のポイントも整理します。

部位カテゴリ

火加減の目安

裏返すタイミングの目安

薄切り肉

強火でさっと

片面に焼き色がついたら

厚切り肉

中火でじっくり

肉汁が表面ににじんできたら

ホルモン

火から少し離す

脂を落としながら様子を見て

薄切り肉はさっと強火で仕上げる

薄切り肉は、強火で短時間に焼き上げると柔らかく仕上がると言われています。長く焼きすぎると水分が抜けて固くなりやすいためです。

片面に焼き色がついたら裏返し、さっと火を通すのが目安とされています。焼きすぎないことが、薄切り肉の持ち味を引き出すコツです。

ただし、薄切りでも中心部までしっかり火を通すことが大切です。中心部の温度が75℃で1分間以上を目安に、赤い部分が残らないよう焼いてください。

厚切り肉は中火でじっくり焼く

厚切り肉は、中火でじっくり焼くと中まで均一に火が通りやすいと言われています。強火で一気に焼くと表面だけ焦げ、中が生のまま残ることがあるためです。

肉汁が表面ににじんできたら裏返す目安とされています。裏返しは1回を基本にすると、肉汁が閉じ込められやすくなります。

厚切りは特に中心部の加熱が重要です。腸管出血性大腸菌O157(食中毒を起こす細菌)は、75℃で1分間以上の加熱で死滅するとされています。中心部までしっかり火を通してください。

ホルモンは脂を落としながら焼く

ホルモンは、脂を落としながら焼くと食べやすく仕上がると言われています。脂が多い部位は網に脂が落ちて火が上がりやすいためです。

火から少し離して焼くと、焦げを防ぎながらじっくり加熱できます。脂が落ち着いてから食べると、香ばしさを楽しめます。

内臓肉は特に加熱をしっかり行うことが大切です。生肉を扱ったトングや箸で焼けた肉を取らないよう、道具を使い分けてください。子どもの分は大人が焼いて、しっかり火を通してから取り分けると安心です。

スーパーで焼肉用の部位を選ぶコツ

スーパーで焼肉用の部位を選ぶコツ

スーパーで焼肉用の肉を選ぶときは、ラベルの部位名と焼肉店のメニュー名の対応を知っておくと迷いにくいものです。ここでは、ラベルの読み方・購入後の保存・家族の好みに合わせた組み合わせの3点を解説します。

ラベルの部位名と焼肉名の対応表

精肉のラベルには、食品表示法に基づき名称(部位名を含む)と原産地の表示が義務づけられているため、部位名を手がかりに選べます。ラベルの部位名は、食肉小売品質基準に基づく正式な名称で書かれています。

ラベルの部位名

焼肉店での主な呼び名

牛ばら

カルビ

牛かたロース

肩ロース・ミスジ

牛リブロース

ロース

牛サーロイン

サーロイン

牛もも

赤身・モモ

牛らんぷ

ランプ

牛ヒレ

ヒレ・シャトーブリアン

牛横隔膜

ハラミ

牛小腸

コプチャン・マルチョウ

牛大腸

シマチョウ

対応を覚えておくと「今日はカルビ多めにしよう」と、ラベルを見ながら選べます。呼び名の違いに惑わされず、部位で判断できるようになります。

購入後の保存で気をつけること

購入した肉は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫に入れることが大切です。常温に置くと傷みやすく、食中毒のリスクが高まるためです。

保存の際は、ほかの食品に肉汁がつかないよう配慮する必要があります。

購入後の保存のポイント
  • 持ち帰ったらすぐに冷蔵庫に入れる
  • 肉汁がほかの食品につかないよう分けて保存する
  • 消費期限内に食べきる
  • 食べきれない分は早めに冷凍保存する

消費期限内に食べきれない場合は、冷凍保存して早めに使い切ってください。保存の基本を守ることで、安全においしく味わえます。

家族の好みに合わせた組み合わせ例

焼肉用の肉を選ぶときは、家族構成や好みに合わせて数種類を組み合わせるとバランスよくそろえられます。全員が満足しやすくなるのが利点です。

好みが分かれる場合でも、脂の多い部位とあっさりした部位を混ぜると、それぞれが好きなものを楽しめます。

家族構成別の組み合わせ例
  • 子どもが多い家庭:カルビ+タン
  • 大人中心の家庭:ハラミ+ホルモン
  • 好みが分かれる家庭:カルビ+赤身+タン

家族の好みに合わせてバランスよく組み合わせると、全員が満足しやすくなります。まずは定番の部位から選び、少しずつ好みの部位を加えていくと選びやすくなります。

焼肉の部位に関するよくある質問

焼肉の部位に関するよくある質問

ここでは、本編で扱いきれなかった焼肉の部位に関する疑問をQ&A形式で補足します。部位の選び方や味付け、安全に食べるためのポイントまで整理します。

カルビとロースはどちらが脂が多い?

脂が多いのは、カルビです。カルビは牛のばら(あばら周辺)の肉で脂肪が多く、ロースは背中側の肉で赤身が多いという違いがあります。

同じ焼肉の定番でも、方向性は対照的です。しっかりした脂と甘みを味わいたいならカルビ、赤身のうまみを楽しみたいならロースが向いています。

ハラミはなぜ内臓に分類される?

ハラミが内臓に分類されるのは、横隔膜という筋肉の膜が解剖学上は内臓(副生物)として扱われるためです。見た目や食感は赤身の肉に近いですが、分類上は内臓肉に含まれます。

横隔膜は呼吸を助ける筋肉で、赤身のように見えますが、正肉とは区別されています。

子どもにおすすめの焼肉の部位はある?

子どもには、脂が控えめで噛みやすい部位が食べやすいと言われています。脂が多すぎる部位は口に残りやすく、固い部位は噛み切りにくいためです。

子どもが食べやすい部位
  • タン:あっさりして食感が軽い
  • ロース:赤身のうまみがありやわらかい

子どもに食べさせるときは、特にしっかり加熱してください。あわせて小さく切ると、噛みやすく窒息の予防にもつながります。大人が焼いて火の通りを確認してから取り分けると安心です。

赤身が好きな人に合う部位はどれ?

赤身が好きな方には、モモ系やヒレなど脂肪が少ない部位が合うと言われています。赤身は脂が控えめで、肉本来のうまみを味わえるのが特徴です。

赤身好きに合う部位
  • ランプ:柔らかい赤身
  • イチボ:お尻側の赤身部位
  • シンシン:きめ細かい赤身
  • ヒレ:柔らかく脂が少ない

これらの部位は脂の重さを感じにくく、たくさん食べても後に残りにくい傾向があります。脂控えめでしっかり肉を味わいたいときに向いています。焼きすぎると固くなりやすいので、火加減に気をつけてください。

生で食べてはいけない部位はある?

生で食べてはいけない部位は、牛レバーと豚肉・豚の内臓です。牛レバーは食品衛生法に基づき、生食用としての販売・提供が禁止されています。豚肉・豚の内臓も同様に、生食用としての販売・提供が禁止されています。

牛肉についても生食のリスクはゼロではないため、加熱して食べることが大切です。中心部の温度が75℃で1分間以上を目安に、しっかり火を通してください。

まとめ

焼肉は、部位の名前と特徴を知るだけで楽しみ方が広がります。牛肉の正肉・ホルモン・豚肉・希少部位には、それぞれ異なる脂の量や食感、味わいの個性があります。

この記事のポイント
  • カルビ・タン・ハラミ・ロース・ホルモンの5種が焼肉の定番
  • 牛の正肉は部位ごとに脂の量と肉質が異なる
  • ホルモンや豚肉にもそれぞれの持ち味がある
  • 加熱と衛生を守って安全に楽しむことが大切

ロピアの精肉売場では、カルビやハラミ、タンをはじめ、さまざまな焼肉用の部位をご用意しています。牛肉の正肉から希少部位、豚肉まで幅広くそろえていますので、家族の好みに合わせて選べます。ぜひお近くのロピアで、ご家族のお気に入りの部位を見つけてください。



※本記事は情報提供を目的としており、掲載内容の正確性・完全性・最新性について保証するものではありません。ご利用にあたっては、ご自身の判断と責任にてお願いいたします。

※商品価格や品揃えは店舗・仕入れ状況により異なります。

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