コンソメの代わりに役立つ調味料・食材7選|代用方法や簡単アレンジレシピも紹介

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住。絶賛子育て中で、まもなく2児のパパになります。料理は完全に妻任せですが、三度の飯より食べるのが大好きです!仕事の時間が自由な強みを活かし、スーパーへの買い出しと食材選びには毎回同行して食のプロデューサー気取りで楽しんでいます。作る側だけでなく、食べる側・買う側の視点も交えながら、おいしいものに関する情報を発信中です。
料理の途中でコンソメを使おうとしたら、ストックが切れていた。そんな経験はありませんか。今から買いに行く時間がなければ、手が止まってしまいますよね。
コンソメを切らしていても、鶏ガラスープの素やほんだし、めんつゆなどで代用することが可能です。また、ウスターソースのように、ほかの代用品と組み合わせて風味を補える調味料もあります。
この記事では、『食生活♥♥ロピア』がコンソメの代用や風味調整に役立つ調味料・食材の特徴、分量を調整する方法、洋風に仕上げるコツを解説します。
めんつゆや白だしを使った簡単アレンジレシピも紹介するので、コンソメを切らして困っている方は参考にしてください。
コンソメの代用に使える身近な調味料・食材7選

コンソメが手元にないときは、家にある調味料や食材でうまみ・塩味・香りを補えます。ただし、コンソメの代わりとして単体で使えるものと、ほかの代用品に加えて風味を整えるものでは役割が異なります。
まずは、7つの調味料・食材の使い方と味の方向性を確認しましょう。
調味料・食材名 | 味の方向性 | 向いている料理 |
鶏ガラスープの素 | 鶏のうまみが中心で中華風に寄りやすい | スープ、炒め物 |
ブイヨン | 肉や野菜のうまみがある洋風 | スープ、煮込み料理 |
ほんだし | かつおのうまみがある和風 | 和風スープ、煮込み料理 |
白だし | だしと薄口しょうゆを合わせた和風 | スープ、煮物 |
めんつゆ | だし、しょうゆ、甘みがある和風 | ポトフ、煮込み料理 |
中華ペースト調味料 | 肉のうまみと油脂のコクが強い中華風 | 炒め物、スープ |
ベーコンなどの加工肉 | 肉のうまみと塩味 | スープ、ポトフ |
鶏ガラスープの素
鶏ガラスープの素は、鶏のうまみを中心とした調味料です。クセが比較的少なく、スープや炒め物など幅広い料理に使えます。
商品によって食塩相当量や使用量が異なるため、コンソメと同じ分量で置き換えず、少量から加えてください。単体で使うと、中華風の味が強く出る場合があります。
ブイヨン
ブイヨンは、肉や野菜のエキスをベースにした洋風の調味料です。7つのなかではコンソメに近い味に仕上げやすく、スープや煮込み料理の代用に向いています。
日本食品標準成分表では、「固形ブイヨン」はJAS規格(日本農林規格)上、「乾燥コンソメ」という名称で説明されています。
ただし、市販品の味つけや使用量は商品によって異なるため、置き換える際はパッケージの表示を確認してください。
ほんだし
ほんだしなどの和風だしの素は、かつお節のうまみを加えられる調味料です。コンソメの代わりに使うと和風の仕上がりになるため、和風スープやしょうゆ味の煮込み料理に向いています。
顆粒タイプは少量でも味が濃くなりやすいため、一度に入れず、味見をしながら加えてください。
白だし
白だしは、かつお節や昆布のだしに薄口しょうゆなどを合わせた液体調味料です。だしのうまみとしょうゆの塩味を同時に加えられるため、スープや煮込み料理の味つけに使えます。
商品によって希釈倍率や塩分が異なります。顆粒や固形の調味料と同じ分量では置き換えず、パッケージに記載された使用量を確認してください。
しょうゆ由来の色と甘みも加わるため、透明感のあるスープに仕上げたい場合は、色づきを確認しながら少量ずつ使いましょう。
めんつゆ
めんつゆは、だし、しょうゆ、砂糖などを合わせた調味料です。コンソメの代わりに使うと、しょうゆの色と甘みが加わった和風の味に仕上がります。
ストレート、2倍濃縮、3倍濃縮などの種類があり、同じ分量では置き換えられません。使用前に濃縮倍率を確認し、薄めの味から調整してください。
中華ペースト調味料
中華ペースト調味料は、肉のエキスや油脂、香辛料などを配合した商品が多く、少量でも濃いうまみとコクを加えられます。
炒め物やスープなど、短時間で味をつけたい料理に向いています。一方で、商品によって塩分や油脂の量が異なり、中華風の味も強く出やすいため、少量ずつ加えてください。
ベーコンなどの加工肉
ベーコンやウインナーなどの加工肉は、煮込むことで肉のうまみと塩味が溶け出し、だしの役割を果たします。具材とだしを兼ねられるため、スープやポトフに向いています。
加工肉から塩味が出るため、ほかの調味料は控えめに加えてください。
使用する際はパッケージで加熱の要否を確認し、加熱が必要な製品は中心部まで十分に火を通しましょう。
コンソメとブイヨンの違いとは?

料理用語としてのブイヨンは、肉や骨、野菜などを煮出しただしを指します。コンソメは、そのブイヨンを澄まし、塩や香辛料などで味を調えたスープです。
一方、日本で販売されている固形・顆粒タイプの商品には、ブイヨン・コンソメのいずれにも食塩や調味料を含むものがあります。食品成分表の「固形ブイヨン」も、食塩などを加えた乾燥スープとして収載されています。
参考:文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年「17 調味料及び香辛料類」
コンソメの代用品選びで意識したい3つの味の要素

コンソメの味はいくつかの要素が組み合わさってできています。足りない要素を補えば、代用でもコンソメに近づけられます。
- 肉や野菜のうまみ
- 塩味
- 香辛料やハーブの香り
たとえば、ほんだしにはかつおのうまみと塩味がありますが、洋風の香りは補えません。ローリエやこしょうを加えると、和風のだしを生かしながら洋風の香りを足せます。代用品を使う際は、うまみ・塩味・香りのうち、足りない要素だけを補いましょう。
コンソメの代わりを使うときの量の調整方法

代用品は塩分濃度やうまみの強さが異なるため、コンソメと同じ量を入れると、塩辛くなったり、うまみが足りなかったりします。
ここでは、代用品ごとの塩分量の確認方法と、味を調整する手順を解説します。
代用品ごとの塩分量を確認する
代用品の食塩相当量は、形状や濃縮度、商品によって異なります。固形・顆粒・液体を100gあたりの数値だけで比べても、実際の使用量を踏まえた塩分量は判断できません。
下表の数値は、食品成分表に掲載されている100gあたりの参考値です。下表で数値を掲載していない項目は、商品差が大きいため、使用する商品の栄養成分表示を確認してください。
調味料・食材名 | 食塩相当量または確認方法 |
鶏ガラスープの素 | 商品により異なる |
固形ブイヨン | 43.2g/100g |
顆粒和風だし | 40.6g/100g |
白だし | 商品により異なる |
めんつゆストレート | 3.3g/100g |
中華ペースト調味料 | 商品により異なる |
ベーコンなどの加工肉 | 商品・種類により異なる |
食塩相当量とは、食品に含まれるナトリウム量を食塩の量に換算した値です。実際に使用する際は、100gあたりの数値だけで判断せず、パッケージに記載された1回分の使用量や希釈倍率を優先してください。
少量ずつ味を見ながら足す
代用品は、一度に入れず少量ずつ加えるのが基本です。入れすぎて塩辛くなると、水や具材を足して味を薄める必要があります。
味を調整するときは、次の順番で進めましょう。
- 代用品を少量加える
- 全体を混ぜ、ひと煮立ちさせる
- 味見をする
- うまみが足りなければ代用品を少しずつ足す
- うまみは足りていて塩味だけが薄い場合は、塩をひとつまみ加える
食塩摂取の目標量は、18歳以上の男性で1日7.5g未満、女性で1日6.5g未満です。食塩の摂取量は、1品だけでなく、1日の食事全体で調整してください。
コンソメの代用品でも洋風に仕上げるコツ

ここでは、コンソメの代用品でも洋風に仕上げる4つのコツを紹介します。
ローリエや黒こしょうで香りを補う
ローリエや黒こしょうを加えると、和風だしやしょうゆの風味を残しながら、洋風の香りを補えます。
ローリエは、ほんだし、白だし、めんつゆを使ったスープや煮込み料理に向いています。煮込み始めに1枚加え、料理が完成する前に取り出してください。
黒こしょうは、スープや炒め物の仕上げに加えましょう。香りが強いため、一度に多く入れず、ひとふりずつ調整するのがコツです。
バターやオリーブオイルでコクを足す
バターやオリーブオイルなどの油脂を加えると、スープや炒め物にコクが生まれ、口当たりもまろやかになります。
鶏ガラスープの素を使った炒め物にも合わせやすく、中華風の印象をやわらげたいときにもおすすめです。
玉ねぎやセロリなどの香味野菜を加える
玉ねぎやセロリなどの香味野菜を煮込むと、野菜の甘みとうまみを補えます。代用品だけでは味が単調に感じるときに役立つ方法です。
にんにくは、煮込む前に油で炒めると香りが立ちます。玉ねぎやセロリは、スープや煮込み料理に加えてやわらかくなるまで加熱してください。
トマト缶や生トマトを加えると、酸味とうまみも補えます。ただし、トマトの味が料理全体に影響するため、ポトフやトマトスープなど、酸味が合う料理に使いましょう。
ウスターソースは隠し味として使う
ウスターソースは、鶏ガラスープの素やブイヨンなどでうまみを補った後、酸味や甘みが足りないと感じたときに使います。
炒め物やカレー、洋風の煮込み料理に数滴加え、全体を混ぜてから味見をしてください。
ウスターソースだけで味を整えようとすると、ソース特有の酸味や香りが強くなるため、あくまで風味調整として使いましょう。
【料理ジャンル別】コンソメの代用品・風味調整材

作る料理から逆引きすると、手元にある調味料や食材を選びやすくなります。ここでは、スープ・煮込み料理、炒め物・パスタ、カレー・シチューの3ジャンルに分けて、代用品と風味調整に使える調味料を紹介します。
料理ジャンル | おすすめの代用品 | 風味調整に使えるもの | ポイント |
スープ・ポトフなどの 煮込み料理 | ブイヨン、鶏ガラスープの素、ベーコン | ローリエ、黒こしょう、バター | 煮込みながらうまみと香りを補う |
炒め物・パスタ | 中華ペースト調味料、鶏ガラスープの素 | ウスターソース、バター、オリーブオイル | 調味料を少量ずつ加えて短時間で仕上げる |
カレー・シチュー | ほんだし、鶏ガラスープの素 | ウスターソース | ルーを入れて味見をした後に加える |
スープ・煮込み料理
洋風に仕上げたい場合はブイヨン、具材も兼ねたい場合はベーコンが向いています。鶏ガラスープの素も使えますが、中華風の印象が出やすいため、ローリエや黒こしょうを加えて香りを整えましょう。
ほんだしや白だし、めんつゆを使うと、和風の味やしょうゆの色が加わります。洋風の味に近づけたい場合は、バターやオリーブオイルを少量加えるのもひとつの方法です。
炒め物・パスタ
短時間で味をつけたい炒め物には、溶けやすい鶏ガラスープの素や中華ペースト調味料が向いています。パスタなどを洋風に仕上げたい場合は、バターやオリーブオイルを組み合わせましょう。
ウスターソースは単体で代用せず、酸味や甘みを補いたいときに数滴加えるのがコツです。味が濃くなりやすいため、ほかの調味料で味をつけた後に加えてください。
カレー・シチュー
カレーやシチューは、ルーに塩味やうまみが含まれているため、最初から代用品を加えないのが基本です。
ルーを溶かして味見をした後、うまみが足りない場合に限り、ほんだしや鶏ガラスープの素を少量加えます。
味に変化をつけたい場合は、ウスターソースを数滴加えて酸味や甘みを補いましょう。
コンソメの代用品で作る簡単アレンジレシピ3選

めんつゆ・白だし・鶏ガラスープの素をそれぞれ使い、コンソメなしでもおいしく作れるレシピを3つ紹介します。この章で紹介するのは、いずれも特別な材料を使わず、身近な食材で作れるメニューです。
めんつゆで作る和風ポトフ
めんつゆで作る和風ポトフは、だしのうまみとしょうゆの風味、甘みでやさしい味に仕上がります。コンソメがなくても、めんつゆだけで手軽に味を調えられる点が魅力です。
ローリエを加えると、だしとしょうゆの味に洋風の香りが加わります。じゃがいもやキャベツなどの野菜をまとめて煮込める一品です。
- じゃがいも:2個
- にんじん:1本
- 玉ねぎ:1個
- キャベツ:1/4個
- ウインナー:4〜6本
- めんつゆ(濃縮タイプ):商品表示の希釈倍率を参考に、水600mlに対して少なめから調整
- 水:600ml
- ローリエ:1枚(お好みで)
- 野菜を大きめの一口大に切る
- 鍋に水と野菜、ローリエを入れて煮る
- 野菜がやわらかくなったらウインナーを加える
- めんつゆは、商品表示に記載された水600ml分の使用量より少なめに加える。味見をしながら、好みの濃さに調整する
- ウインナーの中心まで火が通ったら火を止める
白だしで作る野菜スープ
だしの風味を生かしたやさしい味わいのスープです。白だしを加えると、だしのうまみとしょうゆの塩味を一度に補えます。
仕上げにこしょうをひとふりすると、洋風の印象に近づきます。だしのうまみを土台に、香りで変化をつけられるメニューです。
- キャベツ:1/4個
- にんじん:1/2本
- 玉ねぎ:1/2個
- ベーコン:2〜3枚
- 白だし:商品表示のスープ用希釈倍率を参考に、水600mlに対して少なめから調整
- 水:600ml
- こしょう:少々
- 野菜とベーコンを食べやすい大きさに切る
- 鍋に水と野菜、ベーコンを入れて煮る
- 野菜がやわらかくなるまで加熱する
- 白だしは、商品表示に記載された水600ml分の使用量より少なめに加える。味見をしながら、好みの濃さに調整する
- 器に盛り、こしょうをふる
鶏ガラスープの素で作る洋風野菜炒め
鶏ガラスープの素、塩・こしょう、バターで手軽に作れる炒め物です。短時間で味が決まるので、あと一品ほしいときにも便利です。
鶏ガラスープの素にバターを合わせると、鶏のうまみに乳脂肪のコクと香りが加わります。キャベツの代わりに、きのこやピーマンなどを使っても作れます。
- キャベツ:1/4個
- にんじん:1/2本
- 玉ねぎ:1/2個
- ベーコン:2〜3枚
- 鶏ガラスープの素:小さじ1を目安に、商品表示に従って調整
- 塩・こしょう:必要に応じて少々
- バター:10g
- 野菜とベーコンを食べやすい大きさに切る
- フライパンにバターを入れて熱し、野菜を炒める
- ベーコンを加えて炒め合わせる
- 鶏ガラスープの素と塩・こしょうで味を調える
- ベーコンの中心まで火が通ったら火を止める
コンソメの代わりに関するよくある質問

ここでは、味噌やケチャップでの代用、固形と顆粒の違い、離乳食で使うだし、作ったスープの保存方法を解説します。
味噌やケチャップでコンソメの代わりになる?
味噌やケチャップだけで、コンソメと同じ味にはできません。ただし、料理の味つけを変える場合や、ほかの代用品に風味を足す場合には使えます。味噌は発酵由来のうまみが強く、味噌特有の風味と色が加わるため、洋風スープの味わいからは離れます。
ケチャップはトマトの酸味と甘みが主体で、うまみを補う役割はありますが、コンソメとは異なる仕上がりになりやすいです。ケチャップは、ほかのだしや調味料に少量加え、酸味と甘みを補う使い方が向いています。
固形と顆粒はどちらを使えばいい?
固形と顆粒は、使いやすいほうを選びましょう。固形は一定量を加えやすく、顆粒は必要な分だけ少量ずつ調整しやすいのが特徴です。
ただし、1個・小さじ1杯あたりの重量や味の濃さは商品ごとに異なります。パッケージの使用量を確認し、少なめから加えて味を調整してください。
離乳食でコンソメの代わりに使えるものは?
離乳食を始めた頃は、基本的に調味料を使う必要はありません。離乳が進んで調味料を使う場合は、食材そのものの味を生かしながら、薄味に仕上げることが基本です。
だしを使う場合は、食塩を加えていないかつおだしや昆布だしなどが候補になります。市販品を使う場合は、離乳食用の商品や食塩無添加の商品を選び、対象月齢と使用量を確認してください。
離乳の進み具合に合わせ、食材本来の味を生かした薄味に仕上げましょう。
代用品で作ったスープは翌日まで保存できる?
保存できる時間は、具材や調理後の扱い、保存温度によって変わるため、「翌日までなら安全」とは一律に言えません。可能な限り、調理した日のうちに食べ切ってください。
やむを得ず保存する場合は、浅い容器に小分けしてできるだけ早く冷まし、冷蔵または冷凍してください。食べる際は鍋底からよく混ぜながら、全体を十分に再加熱してください。
保存状態に不安がある場合は、食べずに廃棄してください。
まとめ
コンソメがなくても、鶏ガラスープの素、ブイヨン、ほんだし、白だし、めんつゆ、中華ペースト調味料、ベーコンなどでうまみや塩味を補えます。ウスターソースは単体の代用品ではなく、ほかの代用品に酸味や甘みを足す風味調整材として使いましょう。
- 鶏ガラスープの素やほんだしなどは、コンソメの代用品として使える
- ウスターソースは、ほかの代用品と組み合わせる隠し味として使う
- 商品によって塩分や濃縮倍率が異なるため、少量ずつ加える
- ローリエ、黒こしょう、バターなどを組み合わせると洋風に整えやすい
まずは、家にあるもののなかから、作る料理に合う代用品を選んでみてください。
ロピアでは、各種だしの素やブイヨン、白だし、めんつゆなど、毎日の料理に役立つ調味料を取り扱っています。調味料を補充したいときは、料理に合う商品をロピアで探してみてください。
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