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砂糖の種類はどれがいい?毎日の料理がさらに美味しくなる正しい選び方を紹介

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砂糖の種類はどれがいい?毎日の料理がさらに美味しくなる正しい選び方を紹介
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武田宏輔

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住。絶賛子育て中で、まもなく2児のパパになります。料理は完全に妻任せですが、三度の飯より食べるのが大好きです!仕事の時間が自由な強みを活かし、スーパーへの買い出しと食材選びには毎回同行して食のプロデューサー気取りで楽しんでいます。作る側だけでなく、食べる側・買う側の視点も交えながら、おいしいものに関する情報を発信中です。

上白糖・きび砂糖・てんさい糖と、スーパーの砂糖売場にはたくさんの種類が並んでいて、どれを選べばいいのか迷った経験はありませんか。

砂糖は、種類ごとに甘さの質・風味・向いている料理が異なる調味料です。なんとなく上白糖を使い続けている方も、選び方の基準を知るだけで料理の仕上がりが変わります。

この記事では、『食生活♥♥ロピア』が砂糖の種類や料理に合わせた使い分け、甘み以外のはたらき、正しい保存方法を紹介します。

自分の家庭に合った砂糖を見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。

砂糖の種類はどれがいい?選ぶときの3つの基準

砂糖の種類はどれがいい?選ぶときの3つの基準

家庭で使う砂糖は、「風味」「用途」「成分」の3つを基準にすると選びやすくなります。

砂糖を選ぶ3つの基準
  • 風味(クセの有無)で選ぶ
  • 用途(料理か菓子作りか)で選ぶ
  • 成分(ミネラル・オリゴ糖の有無)で選ぶ

風味|クセの強さで料理の仕上がりが変わる

砂糖は種類によってクセの強さが異なるため、風味を基準に選ぶと料理の仕上がりを調整しやすくなります。

精製度が高い上白糖やグラニュー糖は、クセが少なく素材の味を邪魔しません。一方で黒糖やきび砂糖のように糖蜜を残した砂糖は、独特のコクや香りがあり料理に深みを出すのが持ち味です。

素材本来の味を活かしたい場合はクセの少ない砂糖、コクを加えたい場合は風味のある砂糖が向いています。

用途|普段の料理か菓子作りかで選ぶ

毎日の料理と菓子作りでは求められる砂糖の特性が異なるため、用途を軸に選ぶと使いやすい砂糖が見つかります。

1種類ですべてをまかないたい場合は、幅広い料理に使える上白糖が便利です。

まずは万能に使える砂糖を用意し、作る料理や菓子に応じて2種類目を加えると使い分けやすくなります。

成分|ミネラルやオリゴ糖の有無で選ぶ

砂糖の種類によって、ミネラルやオリゴ糖の含有量には差があります。成分も選ぶ際の判断材料の一つです。

ただし、砂糖から摂取できるミネラルはごく微量です。成分を基準にする場合も、「同じ砂糖なら少しでも含まれているものを選ぶ」という程度に考えるのが現実的です。

砂糖の原料|「サトウキビ」と「てんさい」

砂糖の原料|「サトウキビ」と「てんさい」

砂糖の主な原料は、「サトウキビ」と「てんさい」の2つです。

2つの原料の特徴
  • サトウキビ:沖縄・鹿児島などの温暖な地域で栽培される植物
  • てんさい:北海道などの冷涼な地域で栽培される、大根に似た見た目の植物

砂糖の分類|分蜜糖と含蜜糖

砂糖の分類|分蜜糖と含蜜糖

製造時に糖蜜(糖分やミネラルが濃縮された粘性の高い黒褐色の液体)を分けるか残すかによって「分蜜糖」と「含蜜糖」に分かれ、砂糖の色や風味、栄養の違いが生まれます。

分蜜糖|糖蜜を分けた精製度の高い砂糖

分蜜糖は、しぼり汁から結晶と糖蜜を分け、結晶部分を取り出した砂糖の総称です。

糖蜜を分離しているため、クセが少なく、すっきりした甘さに仕上がるのが特徴です。

含蜜糖|糖蜜を残した風味豊かな砂糖

含蜜糖は、しぼり汁から糖蜜を分離せず、そのまま煮詰めて作る砂糖の総称です。

糖蜜に含まれるミネラルや香り成分が残るため、色が濃く、豊かな風味に仕上がります。

知っておきたい砂糖の種類一覧と特徴

知っておきたい砂糖の種類一覧と特徴

代表的な砂糖の甘さや色、向いている用途は次のとおりです。

種類

分類・位置づけ

甘さや風味

色

向いている用途

上白糖

分蜜糖

しっとりとして程よいコクがある

白

煮物・炒め物・菓子・飲み物

グラニュー糖

分蜜糖

クセがなく淡白

白

洋菓子・ジャム・コーヒー・紅茶

角砂糖

分蜜糖を加工

グラニュー糖と同様にクセが少ない

白

コーヒー・紅茶・計量が必要な調理

三温糖

分蜜糖

独特の風味とコクがある

黄褐色

煮物・佃煮・味噌を使う料理

白ざら糖

分蜜糖

クセがなく上品

無色透明

高級菓子・ゼリー・綿あめ・飲料

中ざら糖

分蜜糖

まろやかで独特の風味がある

黄褐色

煮物・すき焼き・漬物

氷砂糖

分蜜糖

クセがなくすっきりしている

無色透明

果実酒・シロップ

粉砂糖

分蜜糖を加工

クセが少なく口当たりが細かい

白

アイシング・菓子・デコレーション

顆粒状糖

分蜜糖を加工

溶けやすく軽い口当たり

白

冷たい飲み物・果物

液糖

液状の分蜜糖

製品によって異なる

無色から淡色

飲料・ソース・たれ・ガムシロップ

黒糖

含蜜糖

濃厚な風味と甘みがある

黒褐色

かりんとう・駄菓子・蒸しパン

加工黒糖

含蜜糖

黒糖に近い濃厚な風味がある

黒褐色

菓子・飲み物・料理

和三盆

含蜜糖

上品な風味で口溶けが良い

淡黄色

干菓子・高級和菓子

赤糖

含蜜糖

糖蜜由来の風味とコクがある

赤褐色

煮物・佃煮・菓子

角砂糖はグラニュー糖を固めた砂糖です。液糖は砂糖を液状にしたもので、飲料やたれなどに使われます。加工黒糖と赤糖は黒糖に似ていますが、原材料や製造方法が異なるため、黒糖とは区別が必要です。

上白糖

上白糖は、国内で最も生産量が多い砂糖です。結晶は0.1〜0.2mmと細かく、程よいコクがあります。

製造時にビスコと呼ばれる糖液をかけるため、しっとりとした質感に仕上がります。料理や菓子、飲み物まで幅広く使える砂糖です。

上白糖のエネルギーは、可食部100g当たり391kcalです。

グラニュー糖

グラニュー糖は純度が高く、クセの少ない淡白な甘さを持つ砂糖です。

粒径は0.2〜0.7mmで、上白糖よりも粒が大きくサラサラしています。素材の香りや色を生かしたい洋菓子、ジャム、コーヒーや紅茶に向いています。

三温糖

三温糖は、茶色い見た目から含蜜糖と思われる場合がありますが、上白糖やグラニュー糖と同じ分蜜糖です。

砂糖の結晶を取り出した後の糖液をさらに煮詰める過程で、加熱による色と風味が生まれます。未精製だから茶色いわけではありません。

独特のコクがあり、煮物や佃煮、味噌を使った料理と相性が良い砂糖です。

黒糖

黒糖は、サトウキビの搾り汁から糖蜜を分離せず、煮沸濃縮して作る含蜜糖です。

糖分のほかにカリウムやカルシウムなどを含み、独特の香りと濃厚な風味があります。

黒糖は風味が強いため、料理によっては素材の味や色を大きく変えてくれるのが特徴です。かりんとう、蒸しパン、黒蜜など、黒糖の香りを生かす用途に向いています。

きび砂糖とてんさい糖

きび砂糖やてんさい糖は、上白糖や三温糖のような統一された砂糖の種類というより、原料や商品を示す呼び方として使われています。

きび砂糖として販売されている商品には、サトウキビから作られた原料糖を使用し、サトウキビの風味やコクを残したものがあります。製造方法や原材料は商品によって異なるため、一律に分蜜糖や含蜜糖とは断定できません。

てんさいからは、グラニュー糖や上白糖のような分蜜糖と、糖蜜を残したビート含蜜糖の両方が作られています。そのため、「てんさい糖」という名称だけでは製法上の分類を判断できません。

そのほかの砂糖|角砂糖・粉砂糖・氷砂糖など

用途や形状に合わせて加工された砂糖もあります。

そのほかの砂糖
  • 角砂糖:グラニュー糖を一定の大きさに固めた砂糖
  • 粉砂糖:グラニュー糖を細かくすりつぶした砂糖
  • 白ざら糖:1〜3mmほどの大きな結晶を持つ純度の高い砂糖
  • 中ざら糖:黄褐色で粒が大きく、煮物やすき焼きに向く砂糖
  • 氷砂糖:時間をかけて結晶を大きくし、ゆっくり溶ける砂糖
  • 顆粒状糖:粉砂糖を顆粒状に加工し、溶けやすくした砂糖
  • 液糖:溶かす手間を省ける液状の砂糖
  • 和三盆:伝統的な「研ぎ」の工程で作られる口溶けの良い砂糖
  • 加工黒糖:原料糖や糖蜜などに黒糖を加えて作る砂糖
  • 赤糖:原料糖や糖蜜などを主原料として作る赤褐色の砂糖

砂糖は色だけで精製度や栄養価を判断できません。料理の味や香り、色、溶ける速度に合わせて選ぶことが大切です。

砂糖の種類を料理別に使い分ける方法

砂糖の種類を料理別に使い分ける方法

料理のジャンルや調理法に合った砂糖を選ぶと、風味や仕上がりを調整できます。

料理ジャンル

おすすめの砂糖

理由

煮物・照り焼き

三温糖・きび砂糖・中ざら糖

それぞれのコクや風味が煮汁に深みを加える

洋菓子・パン

グラニュー糖

クセがなく素材の風味を邪魔しない

飲み物

上白糖・グラニュー糖・顆粒状糖

溶けやすく味がなじみやすい

梅酒・果実酒

氷砂糖

ゆっくり溶けて果実のエキスを引き出す

煮物・照り焼きにはコクのある砂糖

煮物は上白糖でも作れますが、三温糖やきび砂糖、中ざら糖に替えると、煮汁にコクが加わります。

肉じゃがや煮魚など、甘辛い味付けの和食に取り入れやすい使い分けです。

洋菓子・パン作りにはクセのない砂糖

洋菓子やパン作りには、生地に混ざりやすく、素材の風味を邪魔しにくいグラニュー糖が向いています。

上白糖でも代用できますが、グラニュー糖を使うほうが、あっさりと軽い仕上がりになりやすい傾向があります。

飲み物には溶けやすい砂糖

飲み物には、上白糖やグラニュー糖、顆粒状糖などの溶けやすい砂糖が向いています。なかでも顆粒状糖は多孔質※で、溶けやすい構造です。

冷たい飲み物に加える場合は、あらかじめシロップにしておくと混ざりやすくなります。てんさい糖やきび砂糖を使えば、甘みとともに風味も加わります。

※多孔質:物質の表面や内部に、多くの小さな孔(あな)がある構造のこと。

梅酒・果実酒には氷砂糖を使う

梅酒や果実酒には、ゆっくりと溶ける氷砂糖が適しています。

氷砂糖は一度に溶けないため、浸透圧(液体の濃度差によって水分が移動する力)の変化が緩やかになり、果実の風味が引き出されやすいと言われています。

時間をかけて漬け込む果実酒に向く砂糖です。

砂糖が料理にもたらす甘み以外のはたらき

砂糖が料理にもたらす甘み以外のはたらき

砂糖には甘み付け以外にも、料理をおいしく仕上げる多くのはたらきがあります。ここでは、代表的な5つのはたらきを解説します。

甘み以外の5つのはたらき
  • 肉や魚に照りとツヤを出す
  • 焼き色と香ばしさを生む
  • 生地をしっとりさせる保水効果がある
  • 食品を腐りにくくする防腐性がある
  • メレンゲや生クリームの泡を安定させる

肉や魚に照りとツヤを出す

砂糖を加えた煮汁やタレは、加熱するととろみがつき、食材に照りとツヤを与えます。

砂糖は水を加えて煮詰めると、シロップ状から飴状へ変化します。この変化が料理に照りを生む理由です。

照り焼き・煮魚・角煮などの仕上がりに関わっています。

焼き色と香ばしさを生む

砂糖を加熱すると、カラメル化が起こります。また、糖とたんぱく質(アミノ酸)を含む食品を一緒に加熱すると、メイラード反応によって焼き色や香りが生まれます。

ホットケーキやパンの表面が茶色く色づくのは、砂糖の着色性によるものです。焼き菓子の香ばしい風味にも、この反応が関係しています。

生地をしっとりさせる保水効果がある

砂糖には水分を抱え込む保水性があり、生地や食品のしっとりした状態を保ちます。

砂糖は、常温の水100mlに約200g溶けるほど親水性(水と結びつきやすい性質)が高い成分です。この性質が、カステラやスポンジケーキのしっとり感を生みます。

肉に砂糖を揉み込むと、たんぱく質の組織の間に砂糖が入り込み、柔らかくなります。

参考:農林水産省「料理に役立つ!砂糖の性質と働き」

食品を腐りにくくする防腐性がある

砂糖を多く加えると、食品中の水分を砂糖が抱え込みます。微生物が利用できる水分が減るため、食品が腐りにくくなる仕組みです。ジャムや羊羹が日持ちする理由にも、砂糖の防腐性が関係しています。

ただし、砂糖を使えば腐らなくなるわけではありません。保存容器を清潔に保ち、適切な温度で保存することが大切です。

メレンゲや生クリームの泡を安定させる

卵白に砂糖を加えると、砂糖が気泡を包み込むように働き、泡が壊れにくくなります。

加えるタイミングによって仕上がりが変わるため、メレンゲや生クリームを作る際は、レシピの指示に沿って加えましょう。

砂糖の正しい保存方法と固まったときの戻し方

砂糖の正しい保存方法と固まったときの戻し方

砂糖は密閉容器で常温保存するのが基本です。湿度変化で固まった場合も、霧吹きや食パンを使えば元に戻せます。

ここでは砂糖の保存のポイントと、固まったときの戻し方を解説します。

密閉容器に入れて常温で保存する

砂糖は品質が安定しやすく、一般に賞味期限の表示が省略されている食品です。ただし、湿度の変化によって固まりやすいため、開封後は密閉容器に移し替えましょう。

保存時の注意点
  • 開封後は密閉容器に移し替える
  • 湿度変化の大きい冷蔵庫は避ける
  • 黒糖は色や風味が変わることがあるため、早めに使い切る
  • 「賞味期限がない=永久に保存できる」わけではないため、保存環境に注意する

固まった砂糖を元に戻す2つの方法

砂糖が固まるのは、湿気を吸ったあとに乾燥し、結晶同士がくっつくためです。霧吹きや食パンを使って水分を補うと、柔らかい状態に戻せます。

霧吹きで戻す手順
  1. ビニール袋に固まった砂糖を入れる
  2. 1kgに対して4〜5回程度、霧吹きで水をかける
  3. 袋の口を留めて数時間置く

食パンを使う場合は、清潔な容器に砂糖と食パンを入れて一晩置きましょう。砂糖が柔らかくなったら、食パンは容器から取り出してください。

参考:農林水産省「固まった砂糖を元に戻す方法について教えてください。」

砂糖に関するよくある質問

砂糖に関するよくある質問

砂糖の種類について、本編で扱いきれなかった疑問をQ&A形式で整理します。

離乳食に使える砂糖の種類はどれ?

離乳食には、上白糖やきび砂糖などクセが少ない砂糖が使いやすいと言われています。

ただし離乳食では砂糖の使用はごく少量にとどめ、食材そのものの甘みを活かすのが基本です。過剰な甘さに慣れさせないよう、控えめに使うことが大切になります。

上白糖の代わりにきび砂糖を同じ量で使える?

上白糖は、概ね同じ量のきび砂糖に置き換えられます。

ただし、きび砂糖は上白糖よりもコクがあるため、仕上がりの風味が若干変わります。

洋菓子など繊細な味のレシピでは、味見をしながら量を調整しましょう。

三温糖は体にいい砂糖?

三温糖は、茶色いから体にいいとは言い切れません。

未精製の砂糖ではなく、ミネラルが特別多いわけでもありません。健康面ではなく、コクのある風味を活かせる料理に使う砂糖として選ぶのが適しています。

ダイエット中に選ぶなら何がいい?

ダイエット中は、特定の砂糖を選ぶだけで効果が得られるわけではありません。

砂糖の種類によるカロリーの差は小さいため、種類を変えるより使う量を減らすことが基本になります。どの砂糖を選んでも、量が増えれば摂取エネルギーは増えます。

料理に使う砂糖だけでなく、菓子や飲料に含まれる砂糖の総量を意識することが大切です。

まとめ

砂糖は種類ごとに風味・用途・成分が異なり、基準を知って選ぶと家庭に合った砂糖が見つかります。料理に合わせて使い分けると、いつもの一品の仕上がりが変わるでしょう。

この記事のポイント
  • 砂糖の種類は原料と作り方で決まり、風味・用途・成分の3つを基準に選ぶ
  • 煮物にはコクのある砂糖、洋菓子にはクセのない砂糖が向く
  • 健康面では、種類よりも1日の摂取量を意識する

ロピアでは、上白糖やグラニュー糖をはじめ、きび砂糖・てんさい糖・黒糖など、幅広い種類の砂糖をお求めやすい価格でご用意しています。毎日の料理に合う砂糖を探している方は、ロピアで手に取ってみてください。



※本記事は情報提供を目的としており、掲載内容の正確性・完全性・最新性について保証するものではありません。ご利用にあたっては、ご自身の判断と責任にてお願いいたします。

※商品価格や品揃えは店舗・仕入れ状況により異なります。

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