おでんに合う野菜おすすめ15選!大根以外の具材や入れる順番も徹底解説

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住。絶賛子育て中で、まもなく2児のパパになります。料理は完全に妻任せですが、三度の飯より食べるのが大好きです!仕事の時間が自由な強みを活かし、スーパーへの買い出しと食材選びには毎回同行して食のプロデューサー気取りで楽しんでいます。作る側だけでなく、食べる側・買う側の視点も交えながら、おいしいものに関する情報を発信中です。
おでんを作ろうとしても、大根以外に何を入れればよいか分からず、練り物ばかりになってしまうことがあります。冷蔵庫に残った野菜を使いたくても、煮崩れやだしとの相性が気になり、加えるのをためらう方もいるでしょう。
おでんには、味を含みやすい根菜だけでなく、キャベツやトマト、ブロッコリーなども合わせられますが、野菜ごとに下ごしらえや加えるタイミングが異なります。
この記事では、『食生活♥♥ロピア』が、おでんに合う野菜15種類の特徴、大根以外で試したい具材、下ごしらえ、鍋に入れる順番、火加減や保存時の注意点を解説します。
家庭にある野菜を使い切りながら、煮崩れを抑えて食感や彩りのよいおでんを作る際の参考にしてください。
おでんに合う野菜おすすめ15選

おでんには、じっくり煮たい根菜から、仕上げに加える葉物野菜まで、幅広い野菜を使えます。野菜ごとの食感と加熱のしやすさを確認して選びましょう。
野菜名 | おでんに入れたときの特徴 |
大根 | だしを含みやすく、やわらかな食感になる定番具材 |
にんじん | オレンジ色が加わり、煮ると甘みを感じやすくなる |
ごぼう | 独特の香りと歯ごたえを楽しめる |
れんこん | 厚めに切れば、ほどよい歯ごたえが残る |
じゃがいも | ほくほくした食感で、だしになじみやすい |
里芋 | ねっとりした口当たりがあり、やわらかく煮える |
さつまいも | 甘みがあり、短時間でもやわらかくなりやすい |
キャベツ | だしを吸い、煮るほどやわらかくなる |
白菜 | 葉の間にだしが入り、しっとりした食感になる |
トマト | 酸味が加わり、一般的なおでんとは違う味を楽しめる |
ブロッコリー | 緑色を添えやすく、仕上げに加えると形を保ちやすい |
玉ねぎ | 加熱によってやわらかくなり、甘みを感じやすい |
ほうれんそう | やわらかな葉物で、緑色を添えられる |
水菜 | 短時間の加熱なら、しゃきっとした食感が残る |
ミニトマト | 少量ずつ加えやすく、盛り付けの彩りになる |
おでん野菜の下ごしらえで押さえたい基本

下ごしらえは、野菜への火の通り方や煮崩れ、煮汁の濁りに関わります。ここでは、大根の下ゆでや隠し包丁の方法、野菜ごとに変えたい下処理の基本を確認します。
大根は必要に応じて下ゆでする
大根の下ゆでは必須ではありませんが、火を通しやすくし、苦味や辛みを穏やかにしたい場合に行いましょう。
農林水産省が紹介する東京都のおでんレシピでは、大根を2cm幅に切り、隠し包丁を入れて約20分下ゆでしています。ただし、加熱時間は大根の厚さや鍋、火力によって変わります。
家庭では、竹串が中心近くまで入る程度を目安にすると判断しやすいでしょう。
- 2~3cm程度の輪切りにする
- 皮をやや厚めにむく
- 片面に浅い十字の切り込みを入れる
- 水から加熱し、竹串が通り始めるまで下ゆでする
愛知県の味噌おでんでは、米のとぎ汁で大根を下煮する方法も紹介されています。米のとぎ汁を使う方法は、大根の苦味やアクを穏やかにする下処理として知られています。アクとは、食材から出る苦味やえぐみなどの成分です。
参考:農林水産省 うちの郷土料理「おでん 東京都」
参考:農林水産省 うちの郷土料理「味噌おでん 愛知県」
隠し包丁で火を通しやすくする
隠し包丁は、食材の表面に浅い切り込みを入れる下ごしらえです。大根では、片面に十字の切り込みを入れる方法がよく使われます。
切り込みを深くしすぎると、煮ている間に割れる場合があるので、表面から数mm程度を目安に、浅く入れるようにしましょう。
こんにゃくにも格子状の切り込みを入れる方法があります。味がなじみやすくなるほか、表面に凹凸ができて食べやすくなります。
野菜ごとに下処理を変える
野菜は、水分量やでんぷんの量、やわらかくなる速さが異なります。下処理をそろえるのではなく、野菜ごとに変えましょう。
野菜名 | 主な下処理 | 煮崩れを抑える工夫 |
大根 | 厚めに皮をむき、必要に応じて下ゆでする | 厚さをそろえ、浅い隠し包丁を入れる |
にんじん | 皮をむき、厚めの輪切りや乱切りにする | 小さく切りすぎない |
ごぼう | 泥を洗い、太めに切って短時間水にさらす | 細く切りすぎない |
れんこん | 皮をむき、厚めの輪切りや半月切りにする | 厚みを残して切る |
じゃがいも | 芽と緑色の部分を取り、切った後に水にさらす | 大きめに切り、かために下ゆでする |
里芋 | 皮をむき、塩もみまたは下ゆでする | 小さなものは丸ごと使う |
さつまいも | 厚い輪切りにして水にさらす | 皮を残し、後半に加える |
キャベツ | 葉を洗い、大きめのくし切りにする | 芯を残す |
白菜 | 葉を洗い、大きめに切る | 数枚を重ねた状態で加える |
トマト | ヘタを取り、必要に応じて湯むきする | 丸ごと使い、仕上げに加える |
ブロッコリー | 小房に分け、かために下ゆでする | 食べる直前に煮汁で温める |
玉ねぎ | 皮をむき、丸ごとまたはくし切りにする | 根元を少し残す |
ほうれんそう | 下ゆでして水にさらし、水気を絞る | 食べる直前に加える |
水菜 | 根元をよく洗い、長めに切る | 短時間だけ加熱する |
ミニトマト | ヘタを取り、洗って水気を切る | 鍋に入れた後は強く混ぜない |
ごぼうやじゃがいもは、水に長くさらしすぎると風味が抜けやすくなります。変色や表面のでんぷんを抑える程度にとどめましょう。
ほうれんそうは下ゆでして水にさらすと、えぐみを抑えやすくなります。
おでんにきのこを入れるならどれがよい?

きのこは野菜とは別の食品ですが、おでんに香りや歯ごたえを加えたい場合に取り入れられます。ここでは、椎茸・エリンギ・舞茸・えのきの使い方と、取り分けやすい巾着にする方法を紹介します。
椎茸は煮汁にも風味を加えやすい
椎茸は、肉厚なかさを具として楽しめます。軸の硬い部分を切り落とし、大きなものは半分に切ってください。
かさの表面に飾り包丁を入れると、盛り付けたときの見た目が整います。
乾燥したしいたけを使う場合は、戻し汁をこしてから、だしの一部として使う方法もあります。底に細かな汚れが沈んでいる場合があるため、すべてを注ぎ入れないようにしましょう。
エリンギは歯ごたえを残しやすい
エリンギは、やわらかい具材が多いおでんに歯ごたえを加えられます。
縦に大きく裂くと繊維に沿った食感になり、厚い輪切りでは弾力のある口当たりになります。
細く切ると食感が弱くなりやすいため、大きめに切る方法がおすすめです。
舞茸やえのきは仕上げに加える
舞茸やえのきは、食べる少し前に加えると食感を残しやすくなります。
舞茸は食べやすい大きさに分け、えのきは石づきと呼ばれる根元の硬い部分を切り落としてほぐしましょう。
舞茸を長く煮ると煮汁の色が濃くなる場合があるため、澄んだ煮汁に仕上げたい場合は短時間加熱してください。
きのこ巾着にすると取り分けやすい
きのこが鍋の中で散らばる場合は、油揚げに詰めて巾着にする方法があります。
- 油揚げを半分に切り、袋状に開く
- 刻んだきのこを詰める
- かんぴょうやつまようじで口を閉じる
- 煮汁に入れ、きのこに火が通るまで加熱する
つまようじを使った場合は、器に盛る前に必ず外してください。
おでんの野菜不足を補う2つの工夫

練り物を中心に作ると、献立全体の野菜量が少なくなる場合があります。ここでは、おでんの具に野菜を加える工夫と、薄味の副菜を組み合わせて1日を通して無理なく補う方法を紹介します。
油揚げに野菜を詰めて巾着にする
細かく切った野菜は、油揚げに詰めると一つの具として取り分けやすくなります。
- 細切りにしたにんじん
- 下ゆでして刻んだほうれんそう
- 薄切りにした玉ねぎ
- 小さく切ったキャベツ
- ほぐしたきのこ
野菜だけではまとまりにくい場合は、豆腐や餅を少量組み合わせる方法もあります。餅を入れた巾着は熱くなりやすいため、子どもへ取り分ける際は温度に注意してください。
薄味の副菜を添える
おでんだけで野菜を補いにくい場合は、簡単な副菜を添えましょう。
- 千切りキャベツとトマトのサラダ
- ブロッコリーやにんじんの温野菜
- ほうれんそうのおひたし
- 水菜と大根のサラダ
おでんの煮汁や練り物には塩分が含まれます。副菜はドレッシングやしょうゆをかけすぎず、酢、柑橘類、香辛料などで風味を補うのもひとつの方法です。
おでん野菜を入れる順番とタイミング

野菜を入れる順番は、火の通りにくさと煮崩れしやすさで決めます。硬い根菜は早めに入れ、色や食感を残したい野菜は仕上げに加えましょう。
タイミング | 野菜の例 | 加え方の目安 |
前半 | 大根・にんじん・ごぼう・れんこん | 火が通りにくいため、煮汁を温める段階から加える |
中盤 | じゃがいも・里芋・さつまいも・玉ねぎ・キャベツ・白菜 | 根菜にある程度火が通ってから加える |
仕上げ | トマト・ミニトマト・ブロッコリー・ほうれんそう・水菜 | 食べる直前に加え、短時間で温める |
下ゆでの有無によっても順番は変わります。じゃがいもや里芋をかために下ゆでした場合は中盤から加えられますが、生のまま使う場合は早めに火を通してください。
同じ種類の野菜は、大きさと厚みをそろえましょう。大きさがばらばらだと、小さいものだけが煮崩れ、厚いものに火が通らない場合があります。
おでん野菜をおいしく仕上げる火加減と鍋の扱い

おでんの野菜は、煮汁の沸かし方や鍋の扱い方によって、形や味のなじみ方が変わります。ここでは、煮立った後の火加減と、一度冷ます場合に気をつけたい保存の扱いを確認します。
煮立った後は弱火にする
煮汁が沸いた後は、表面が静かに動く程度の弱火にしましょう。
激しく沸騰させると、じゃがいもや里芋、トマトなどが鍋の中でぶつかり、形が崩れやすくなります。煮汁が煮詰まり、味が濃くなる原因にもなります。
鍋の中を混ぜる場合は、箸で具材を何度も動かさないでください。鍋を軽くゆするか、玉じゃくしで煮汁を上からかける程度にとどめましょう。
一度冷ます場合も常温で長時間置かない
おでんは、一度冷ますと味がなじみやすいと一般的にいわれています。長時間煮続けるよりも、火を止めて休ませたほうが、野菜の煮崩れを抑えやすい場合もあります。
食べるまで時間が空く場合は、鍋のまま常温で長時間置かないでください。保存容器へ小分けしてできるだけ早く冷まし、冷蔵庫へ移しましょう。
食べる際は鍋に戻し、煮汁が沸騰するまで加熱してください。保存状態に不安がある場合は、再加熱して食べるのではなく処分しましょう。
具材を野菜中心にしたおでんを楽しむなら?

練り物を使わず、具材を野菜中心にしたおでんも作れます。ここでは、食感に変化を出す野菜の組み合わせ方と、調味料を濃くしすぎずにだしの風味を活かす方法を紹介します。
根菜といも類を組み合わせる
根菜といも類を組み合わせると、野菜中心でも食感に変化が生まれます。
ごぼう、れんこんは歯ごたえがあり、大根やじゃがいも、里芋はやわらかな食感になります。玉ねぎやキャベツも加えると、煮汁を含んだ葉物を楽しめるでしょう。
同じ食感の具材だけに偏らないよう、硬めの根菜、やわらかいいも類、仕上げに入れる葉物を組み合わせるのがコツです。
だしの風味を活かす
練り物を入れない場合は、調味料を濃くするより、だしの風味を活かす方法が向いています。
昆布とかつお節を組み合わせた合わせだしに、乾しいたけの戻し汁を少量加える方法があります。野菜から水分が出るため、しょうゆや塩は最初から多く入れず、火が通ってから調整してください。
肉や魚などの動物性食品を避けたい場合は、かつお節を使わず、昆布と乾しいたけでだしを取ります。市販のだしや調味料を使う場合は、原材料表示も確認しましょう。
おでんの野菜に関するよくある質問

おでんに野菜を使うと、冷凍品の扱い、前日の仕込み、煮崩れ、子どもへの取り分けなどで迷うことがあります。ここでは、調理や保存の場面で起こりやすい疑問を項目ごとに確認します。
おでんに冷凍野菜を使ってもよい?
冷凍野菜もおでんに使えますが、種類によって食感が変わります。
市販の冷凍野菜は、パッケージに記載された加熱方法を優先してください。冷凍ブロッコリーや冷凍里芋は、仕上げや中盤から加えやすい食材です。
家庭で冷凍した野菜は、下処理の方法や保存状態によって品質が変わります。
冷凍した日付を書き、なるべく早めに使い切りましょう。
おでんの残り汁で野菜を煮直してもよい?
調理後に早く冷まし、適切に冷蔵した煮汁であれば、翌日の煮物やうどんに使う方法があります。
使う際は、味噌汁やスープと同じように、煮汁が沸騰するまで加熱してください。煮詰まって塩味が強い場合は、水やだしを加えて調整しましょう。
室温に長時間置いた場合や、保存状態が分からない場合は使用しないでください。においや見た目だけでは安全性を判断できないため、迷った場合は処分しましょう。
おでん野菜を前日に仕込んでおける?
大根や里芋の下ゆで、野菜を切る作業は前日に済ませられます。
下ゆでした野菜は水気を切り、清潔な保存容器に入れて冷蔵してください。切ったじゃがいもを長時間水につけたまま保存すると、風味や食感が落ちやすくなります。
おでんを完成させて前日から保存する場合は、小分けして早く冷まし、冷蔵庫へ移しましょう。翌日は煮汁が沸騰するまで十分に温め直してください。
おでんの野菜は子どもでも食べやすい?
やわらかく煮た野菜でも、大きさや形によっては喉に詰まるおそれがあります。
年齢や噛む力に合わせ、大人用より小さく切ってください。煮汁を含んだ大根やじゃがいもは内部まで熱くなりやすいため、十分に冷ましてから与えましょう。
ミニトマトのような球状の食品は、丸ごと与えないでください。乳幼児には4等分するか、十分にやわらかく調理し、食べている間は目を離さないようにします。
巾着や串に使ったつまようじも、盛り付ける前に取り除きましょう。
おでんの野菜が煮崩れするのを防ぐには?
大きめに切り、煮崩れしやすい野菜を後から加え、弱火で煮ると形を保ちやすくなります。
じゃがいもや里芋は、かために下ゆでしてから加えるのもひとつの方法です。じゃがいもは、メークインのように形を保ちやすい品種を選ぶと扱いやすくなります。
鍋の中を強く混ぜず、煮汁が静かに動く程度の火加減にしてください。
市販のカット野菜をおでんに使える?
白菜、キャベツ、ブロッコリーなどのカット野菜も使えます。
細かく切られた野菜は火が通りやすく、煮崩れもしやすいため、中盤から仕上げに加えましょう。
洗浄の必要性や消費期限は商品によって異なります。パッケージの表示を確認し、開封後は早めに使い切ってください。
トマトとミニトマトはどちらがおでんに向いている?
ひとつの具として食べ応えを出すなら大きなトマト、個数を調整したいならミニトマトが使いやすいでしょう。
大きなトマトは、湯むきして丸ごと加えると存在感が出ます。ミニトマトは人数に合わせて加える数を変えやすく、彩りにもなります。
どちらも長く煮ると皮が破れて崩れやすくなります。ほかの具材が煮えてから加え、短時間で温めてください。
野菜を入れて煮汁が薄くなったときはどうする?
野菜から水分が出た場合は、具材に火が通ってから味を調整しましょう。
最初から濃い味にすると、加熱中に煮詰まって塩味が強くなる場合があります。しょうゆや塩は少量ずつ加え、味見をしながら整えましょう。
だしの風味が弱い場合は、しょうゆだけを増やすのではなく、だしを少量加える方法もあります。
まとめ
おでんには、大根だけでなく、じゃがいも、れんこん、キャベツ、トマト、ブロッコリーなど幅広い野菜を合わせられます。火が通りにくい根菜は早めに入れ、いも類や葉物、トマトは煮崩れやすさに応じて後から加えましょう。
煮汁が沸いた後は弱火にし、鍋の中を強く混ぜないことも形を保つポイントです。作り置きする場合は室温に長く放置せず、小分けして早く冷まし、冷蔵してください。野菜の種類と入れる順番を変えれば、家庭にある食材でも食感や彩りのあるおでんを作れます。
ロピアでは、大根やにんじん、じゃがいもをはじめ、季節に応じた野菜を取り扱っています。店舗の品揃えを確認しながら、好みのおでん野菜を選んでみてください。
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※商品価格や品揃えは店舗・仕入れ状況により異なります。
