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おでんの変わり種をまとめて紹介!肉・野菜・地域別のおすすめと入れ方のコツとは?

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おでんの変わり種をまとめて紹介!肉・野菜・地域別のおすすめと入れ方のコツとは?
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小川一熙

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住の20代。16年間サッカーを続けてきた経験から、栄養素を考えて食材を選ぶのが習慣に。今は一人暮らしで毎日自炊をしながら、栄養バランスも意識しつつ、いかに手早くおいしく作れるかを日々模索中。仕事や勉強で忙しい人にも作りやすい、時短で簡単なレシピを考えるのが好きです。試行錯誤しながら、自分なりのお気に入りメニューを少しずつ増やしています。

寒い時期の食卓に欠かせないおでんですが、毎回同じ具材ばかりで飽きてしまう場面もあります。そんなとき役立つのが、定番以外の具材を加える「変わり種」です。

変わり種を1つ入れるだけで、いつものおでんが違った表情を見せます。肉を加えればコクが増し、野菜を加えれば彩りと甘みが生まれます。

この記事では、『食生活♥♥ロピア』がおでんの変わり種を肉・野菜・その他のカテゴリ別に整理し、地域ごとの個性ある具材まで解説します

子供が喜ぶ具材や、味をしっかり染み込ませるコツもあわせて紹介しますので、次のおでん作りに役立ててみてください。

おでんの変わり種とは?定番の具材との違い

おでんの変わり種とは?定番の具材との違い

変わり種を選ぶ前に、まずは定番の具材を押さえておきましょう。基準がはっきりすると、どの具材が新鮮に映るのかも見えてきます。

定番とされるおでんの具材

おでんの具材は「種(たね)」とも呼ばれ、家庭でも店でも幅広く使われています。定番として広く挙げられるのは、次のような具材です。

おでんの定番とされる具材

  • 大根
  • 玉子
  • ちくわ
  • こんにゃく・白滝
  • さつま揚げ・ごぼう巻き
  • はんぺん
  • 厚揚げ・がんもどき
  • 餅入り巾着
  • 昆布

大根と玉子は全国的に広く親しまれており、多くの家庭で欠かせない存在です。練り物類は種類が豊富で、地域によって顔ぶれが変わります

変わり種を加えると味の幅が広がる

変わり種を入れる利点は、単に目新しさだけではありません。

具材ごとに異なるうま味がだしに溶け出し、鍋全体の味が変わります

鶏肉や豚肉を加えれば動物性のうま味とコクが加わり、貝類を入れれば磯の風味が広がります。野菜を増やせば、甘みが溶け出して優しい味わいに仕上がります。

変わり種を加えるメリット

  • だしにうま味が重なり、味に深みが出る
  • 食感のバリエーションが増える
  • 彩りがよくなり、食卓が華やかになる
  • 肉や野菜を加えることで、具材の種類を増やせる
  • 家族の好みに合わせて調整できる

いつもの具材に1〜2品足すところから始めると、失敗が少なくなります。

肉系でおでんの変わり種におすすめの具材

肉系でおでんの変わり種におすすめの具材

魚のすり身が中心になりがちなおでんに、肉を加えると印象が大きく変わります。だしにコクが出るため、味わいに深みを求める方に向いています。

鶏手羽元・手羽先

鶏の手羽元や手羽先は、おでんの変わり種として扱いやすい具材です。骨つきのため、煮込むうちに骨から良質なだしが出ます。

長時間煮込むと身がほろりとほぐれ、箸で簡単に外せる状態になります。皮からもうま味が溶け出し、つゆ全体のコクが増します

鶏手羽元を使うときのポイント

  • 表面を焼いてから加えると、香ばしさが出る
  • 下ゆでして余分な脂を落とすとすっきり仕上がる
  • 煮込み時間は長めに取る
  • 骨が残るため、取り分ける際に注意する

大根と一緒に煮込むと、鶏のうま味が染み込んで相乗効果が生まれます。

豚バラ肉・ロールキャベツ

豚バラ肉は、薄切りを丸めて串に刺すか、ロールキャベツにして使う方法があります。脂の甘みがつゆに溶け出し、満足感のある一品になります。

ロールキャベツは、キャベツのやわらかさと肉のうま味を同時に味わえる具材です。おでんのだしで煮ることで、和風の味付けに仕上がります。

崩れやすいため、爪楊枝やパスタで留めておくと形を保てます。煮込み時間は20〜30分ほどが目安です。

ウインナー・ベーコン

ウインナーは手軽に加えられる変わり種で、子供にも受け入れられやすい具材です。加熱済みのため、温める程度で食べられます。

動物性の脂が加わることで、和風のだしにコクが生まれる点も特徴です

ベーコンは、他の具材に巻いて使う方法もあります。うずらの卵や餅、アスパラガスに巻けば、見た目にも変化がつきます。

ただし塩分を含むため、つゆの味付けは控えめにしましょう。

肉団子・つくね

肉団子やつくねは、練り物と似た形状ながら味わいが異なる具材です。鶏ひき肉で作れば、あっさりとした仕上がりになります

市販品を使う手もありますが、手作りすれば味の調整が自由に効きます。刻んだ長ねぎやしょうがを混ぜ込むと、風味が引き締まります。

崩れないよう、しっかり丸めてから鍋に入れましょう。表面が固まるまでは、あまり触らないほうが形を保てます。

肉の変わり種を入れるときのコツ

肉を加える際は、いくつかの点を押さえておくと仕上がりが安定します。

肉系の変わり種を扱うときのポイント

  • アクが出るため、こまめにすくい取る
  • 下ゆでするとつゆが濁りにくくなる
  • 脂の多い部位は入れすぎない
  • 塩分を含む加工肉は味付けを控えめにする

肉系の変わり種を使う時は、煮込み時間が長い具材から順に入れることを意識してください。肉を入れるとつゆの味が変わるため、味見をしながら調整しましょう。

野菜でおでんの変わり種としておすすめの具材

野菜でおでんの変わり種としておすすめの具材

大根以外の野菜を加えると、彩りと甘みが増します。栄養バランスを整える意味でも、取り入れる価値があります。

トマト

トマトは、おでんの変わり種としておすすめの野菜です。加熱すると酸味がやわらぎ、甘みが引き立ちます

丸ごと使えば見た目のインパクトも生まれます。皮を湯むきしておくと、つゆが染み込みやすく口当たりもなめらかです。

煮崩れを防ぐため、食べる直前に加えて温める程度にとどめましょう。仕上げにオリーブオイルを少量たらすと、洋風の香りが加わります。

じゃがいも・さつまいも

じゃがいもは、つゆを吸ってほくほくに仕上がる具材です。男爵よりメークインのほうが煮崩れしにくく、おでん向きといえます

さつまいもを入れると、自然な甘みがつゆに溶け出します。和風のだしと甘みの組み合わせは、好みが分かれるものの独特の味わいがあります。

いも類を入れるときのポイント

  • 皮をむいて面取りすると崩れにくい
  • じゃがいもは水にさらしてから使う
  • さつまいもは輪切りにして厚みをそろえる
  • 煮崩れが気になる場合は別鍋で下ゆでする

かぶ・れんこん

かぶは、大根とは異なる食感が楽しめる野菜です。火が通りやすく、短時間でとろけるようなやわらかさになります

葉も一緒に使えば、彩りと栄養が加わります。ただし煮崩れやすいため、加える順番は後半にしましょう。

れんこんは、しゃきしゃきとした歯ごたえが特徴です。煮込みすぎると食感が失われるため、10〜15分程度で仕上げると持ち味が残ります。

きのこ類

きのこ類は、うま味成分を多く含む具材です。しいたけ、まいたけ、えのきたけなどを加えると、だしに深みが出ます

しいたけは軸を取り、かさに十字の切り込みを入れると味が入りやすくなります。まいたけはつゆの色を濃くする性質があるため、澄んだ仕上がりを求める場合は別鍋で煮ましょう。

おでんに向くきのこ類

  • しいたけ:うま味が強く、だしを底上げする
  • まいたけ:香りが豊かで食感もよい
  • えのきたけ:束のまま入れると食べやすい
  • しめじ:クセが少なく扱いやすい
  • エリンギ:厚めに切ると食べ応えが出る

キャベツ・玉ねぎ

キャベツは、くし形に切って串を刺すと形が保てます。煮込むととろりとやわらかくなり、甘みがつゆに溶け出します

玉ねぎは丸ごと入れる方法もあります。丸ごとの玉ねぎが20〜30分で中心までとろけることはなく、1時間以上必要です。

時間はかかりますが、中心までとろけるように煮えると、独特の甘さが味わえます。

いずれも加熱によって甘みが増す野菜です。だしの塩気とのバランスが取れ、全体の味をまとめる役割も果たします。

その他のおでんの変わり種を紹介

その他のおでんの変わり種を紹介

肉や野菜以外にも、おでんに合う具材はさまざまあります。組み合わせ次第で、いつもと違う一鍋に仕上がります。

チーズを使ったもの

チーズは、和風のだしと意外な相性を見せる食材です。ちくわの穴に詰めたり、油揚げの巾着に入れたりする使い方がおすすめです。

加熱するととろけて濃厚な味わいになります。だしの塩気とチーズのコクが合わさり、おつまみにも向く一品です。

チーズを使った変わり種のアイデア

  • ちくわの穴にプロセスチーズを詰める
  • 油揚げの巾着にチーズと餅を入れる
  • はんぺんに切り込みを入れて挟む
  • チーズをベーコンで巻いて串を刺す

溶け出しやすいため、食べる直前に加えて温める程度にとどめましょう。

餃子・シュウマイ

餃子やシュウマイは、おでんのつゆで煮ると皮がやわらかくなり、水餃子のような食感になります。中の肉汁がつゆに溶け出し、うま味が加わります。

冷凍のまま入れられるため、手間もかかりません。煮込みすぎると皮が破れるため、5分程度で引き上げましょう。

なお、九州には餃子を魚のすり身で巻いた「餃子巻き」という具材もあります。地域によっては定番として親しまれています。

貝・海鮮

貝類は、磯の風味を加えたいときに向いています。あさりやはまぐりを入れると、貝から出るだしがつゆに広がります。

たこも変わり種として使われる具材です。長時間煮込むとやわらかくなり、独特の食感が楽しめます。

おでんに使える海鮮の変わり種

  • あさり・はまぐり:貝のだしが出る
  • たこ:しっかりした歯ごたえ
  • ほたて:甘みとうま味が強い
  • えび:彩りがよく火が通りやすい
  • いか:噛むほどに味が出る

また、貝類は砂抜きを済ませてから使いましょう。

麩・切り餅

麩は、だしを吸い込む力に優れた食材です。乾物のため常備しやすく、思い立ったときに加えられます。

車麩は厚みがあり、含んだつゆがじゅわりとあふれる食感が特徴です。北陸地方では、おでんの具材として広く使われています

切り餅は、油揚げに入れる餅入り巾着が定番ですが、そのまま入れる方法もあります。ただし溶けて鍋底に張りつくため、巾着にするほうが扱いやすいでしょう。

地域で異なるおでんの具材

地域で異なるおでんの具材

おでんは全国で親しまれる一方、地域によって具材やつゆが大きく異なります。ある土地の定番が、別の土地では変わり種として映る点も面白さの1つです。

静岡おでん|黒はんぺん

静岡のおでんを象徴する具材が「黒はんぺん」です。関東でおなじみの白いはんぺんとは、原料も見た目も異なります。

黒はんぺんはサバやイワシを原料としたすり身です。そのため色が黒っぽく、つみれに近い食感です。

つゆは牛すじや豚モツからとっただしに濃口しょうゆを合わせるため、色が濃く仕上がります。食べる際は、削り節と青のりを混ぜた「だし粉」をかけるのが特徴です。

金沢おでん|車麩・バイ貝・カニ面

金沢は、おでんの専門店が多く並ぶ土地として知られています。日本海の幸を使った具材が並ぶ点が特徴です。

「バイ貝」は、標準和名をエッチュウバイという巻貝です。こりこりとした食感と甘みがあり、殻に溜まっただしまで味わえます

金沢おでんで見られる具材

  • 車麩:だしを吸い込み、とろける食感になる
  • 赤巻:紅白の渦巻き模様が入ったかまぼこ
  • バイ貝:日本海でとれる巻貝
  • カニ面:香箱ガニの甲羅に身とみそを詰めたもの
  • 源助大根:加賀野菜の一つで、煮崩れしにくい

カニ面は漁が解禁される冬季限定のため、味わえる時期が限られます。

名古屋|味噌おでん

愛知県では、豆味噌を使った味噌おでんが親しまれています。八丁味噌などの豆味噌を使い、濃厚な味わいに仕上げる調理法です

作り方は2通りあります。豆味噌のだしで長時間煮込む方法と、しょうゆベースのおでんに味噌だれをかける方法です。飲食店では煮込むタイプ、家庭ではかけるタイプが多く見られます。

具材には、東海地方でなじみのある「角麩」が使われます。味が染み込みやすい具材が多い点も、味噌おでんならではの特徴です。

姫路おでん|生姜醤油で食べる

兵庫県姫路市周辺には、おでんに生姜醤油をかけて食べる習慣があります。鍋に直接入れるものではなく、つゆの味そのものより食べ方に特徴があるおでんです。

もともと地元では当たり前の食べ方だったため、特に名前はありませんでした。2006年に地元のまちおこしグループが「姫路おでん」と命名し、広く知られるようになった経緯があります。

生姜の香りが加わることで、味が引き締まります。牛すじやごぼう巻きとの相性がよいとされています。

沖縄・博多|てびち・餃子巻き

沖縄のおでんに欠かせないのが「てびち」です。豚足を長時間煮込んだもので、とろりとした食感が特徴になっています。

沖縄では豚肉を余すところなく使う食文化が根づいており、おでんにも反映されています。青菜を添えて食べるスタイルも見られます。

福岡・博多では「餃子巻き」が親しまれています。餃子を魚のすり身で巻いて揚げた具材で、九州以外ではあまり見かけません。

地域別の特徴一覧

地域ごとの特徴を整理しました。旅先で見かけた際の参考にしてみてください。

地域

特徴的な具材

つゆ・食べ方

静岡

黒はんぺん

牛すじ・豚モツのだし、だし粉をかける

名古屋

角麩

豆味噌のつゆ、または味噌だれ

金沢

車麩、赤巻、バイ貝、カニ面

昆布や魚介の塩味だし

姫路

牛すじ、ごぼう巻き

生姜醤油をかける

博多

餃子巻き

しょうゆベース

沖縄

てびち(豚足)

豚だしベース

子供が喜ぶおでんの変わり種

子供が喜ぶおでんの変わり種

家族でおでんを囲むなら、子供が食べやすい具材も用意したいものです。選び方と注意点を押さえておきましょう。

子供が食べやすい具材の傾向

子供は、味の想像がつく具材や、噛み切りやすいものを好む傾向にあります。

ウインナーや肉団子などは子供に受け入れられやすい具材です。チーズを使ったものも、親しみやすさから箸が進みやすくなります。

子供が食べやすい変わり種の例

  • ウインナー
  • 肉団子・つくね
  • チーズちくわ
  • ロールキャベツ

また、味だけでなく、見た目の工夫も食欲を左右します。同じ具材でも、形を変えるだけで印象が変わります。

にんじんを花形に抜く、うずらの卵とウインナーを交互に串に刺すといった方法があります。串に刺すと持ちやすくなり、子供でも扱いやすくなるでしょう。

子供に食べさせるときの注意点

おでんの具材には、小さな子供にとって注意が必要なものもあります。あらかじめ把握しておきましょう。

子供におでんを出すときの注意点

  • 餅は喉に詰まらせる危険があるため、小さく切るか避ける
  • こんにゃくや白滝は弾力が強く、噛み切りにくい
  • うずらの卵は丸飲みしないよう、切って与える
  • 熱いまま出さず、必ず冷ましてから食べさせる
  • つゆは塩分を含むため、飲みすぎに注意する
  • 骨つきの肉は、骨を取り除いてから与える

子供がおでんを食べている間は目を離さず、よく噛んで食べるよう声をかけましょう

おでんの変わり種を使ったレシピ3選

おでんの変わり種を使ったレシピ3選

変わり種を取り入れた、簡単に作れるレシピを3つ紹介します。いつものおでんに1品加えるところから試してみてください。

トマトのまるごとおでん

湯むきしたトマトを、だしで温めるだけの一品です。加熱で甘みが引き立ち、冷やしてもおいしく味わえます

材料(2人分)

  • トマト:2個
  • おでんのだし:300ml
  • 青じそ:2枚
  • オリーブオイル:少々

トマトのへたを取り、底に十字の切り込みを入れます。熱湯に10秒ほどくぐらせ、冷水に取って皮をむきましょう。

温めただしにトマトを入れ、弱火で3〜4分温めます。器に盛り、刻んだ青じそとオリーブオイルを添えれば完成です。

鶏手羽元と大根のおでん

鶏の骨から出るだしが、大根に染み込む組み合わせです。煮込むほどに味わいが深まります

材料(2人分)

  • 鶏手羽元:6本
  • 大根:1/3本(約300g)
  • 水:800ml
  • 昆布:10cm角1枚
  • 酒:大さじ2
  • しょうゆ:大さじ2
  • みりん:大さじ1
  • 塩:小さじ1/2

大根は2cm厚の輪切りにして皮をむき、面取りをします。手羽元は熱湯にくぐらせ、余分な脂を落としましょう。

鍋に水と昆布を入れて30分置き、大根と手羽元を加えて中火にかけます。沸騰したら昆布を取り出し、調味料を加えて弱火で40分ほど煮込めば完成です。

ベーコン巻きロールキャベツ

キャベツで肉だねを包み、ベーコンを巻いた一品です。だしにうま味が二重に溶け出します

材料(2人分・4個分)

  • キャベツ:4枚
  • 合いびき肉:200g
  • 玉ねぎ:1/4個
  • ベーコン:4枚
  • パン粉:大さじ2
  • 塩・こしょう:少々
  • おでんのだし:600ml

キャベツはさっとゆでてやわらかくし、芯を削ぎ取ります。みじん切りの玉ねぎ、ひき肉、パン粉、塩・こしょうを混ぜて4等分しましょう。

キャベツで包んでベーコンを巻き、爪楊枝で留めます。だしに並べて弱火で25〜30分煮込めば完成です。

変わり種をおいしく仕上げるコツ

変わり種をおいしく仕上げるコツ

変わり種は、入れ方を工夫すると持ち味が生きます。おいしく仕上げるための3つのポイントを確認しましょう。

具材ごとに入れるタイミングを変える

おでんの失敗で多いのが、すべての具材を同時に入れてしまうことです。火の通りやすさは具材によって大きく異なります。

大根や鶏手羽元は長時間かけて煮込む必要がある一方、はんぺんやトマトは温める程度で十分です。同時に入れると、片方が煮崩れてしまいます。

目安の煮込み時間

具材の例

40分以上

大根、鶏手羽元、牛すじ、こんにゃく

20〜30分

じゃがいも、ロールキャベツ、昆布

10〜15分

ちくわ、さつま揚げ、れんこん、きのこ類

5分程度

はんぺん、餅入り巾着、餃子、ウインナー

温める程度

トマト、チーズ入りの具材

時間のかかる具材から順に加えると、すべてがちょうどよい状態に仕上がります。

下ごしらえで味の入り方が変わる

同じ具材でも、下ごしらえの有無で仕上がりに差が出ます。ひと手間かける価値は十分にあります。

具材別の下ごしらえのポイント

  • 大根:面取りをして隠し包丁を入れ、下ゆでする
  • こんにゃく:格子状に切り込みを入れて下ゆでする
  • 練り物:熱湯をかけて油抜きをする
  • 鶏肉:熱湯にくぐらせて脂とアクを落とす
  • いも類:皮をむいて面取りする
  • 貝類:砂抜きを済ませる

練り物の油抜きは、つゆの濁りを防ぐうえでも有効です。表面の油が落ちることで、だしの味も入りやすくなります。

だしを引き立てる具材を選ぶ

変わり種を選ぶ際は、だしとの相性も考えましょう。うま味を出す具材と、うま味を吸う具材を組み合わせると全体がまとまります

鶏肉や貝類、きのこ類はうま味を出す側の具材です。一方、大根や麩、いも類はだしを吸い込む側になります。

組み合わせの考え方

  • うま味を出す具材:鶏手羽元、牛すじ、貝類、きのこ類、昆布
  • うま味を吸う具材:大根、車麩、じゃがいも、餅入り巾着、厚揚げ

両方をバランスよく入れると、だしと具材の双方がおいしく仕上がります。1種類の変わり種を入れる場合は、うま味を出す側を選ぶと失敗しにくいでしょう。

おでんの変わり種に関するよくある質問

おでんの変わり種に関するよくある質問

おでんの変わり種について、多く寄せられる疑問をまとめました。次のおでん作りの参考にしてみてください。

おでんの具の変わり種にできる野菜は?

大根以外にも、おでんに合う野菜は数多くあります。加熱で甘みが増す野菜や、だしを吸い込む野菜が向いています

おでんの変わり種にできる野菜

  • トマト:加熱で甘みが引き立つ
  • じゃがいも:ほくほくとした食感
  • さつまいも:自然な甘みが加わる
  • かぶ:短時間でとろけるやわらかさに
  • れんこん:しゃきしゃきした歯ごたえ
  • キャベツ:くし形に切って串を刺す
  • 玉ねぎ:丸ごと煮ると甘みが際立つ
  • きのこ類:うま味成分が豊富
  • ブロッコリー:彩りがよく食べ応えもある

煮崩れしやすい野菜は、後から加えるか別鍋で下ゆでしておきましょう。

おでんの代わりになるものは?

おでんの気分ではあるものの準備の手間を減らしたい場合、近い満足感を得られる料理として、次のような選択肢があります。

おでんの代わりになる料理

  • 煮物:大根や鶏肉を和風だしで煮込む
  • 湯豆腐:豆腐と野菜をシンプルに温める
  • 水炊き:鶏肉と野菜をだしで煮る
  • 寄せ鍋:練り物や野菜を幅広く入れられる
  • ポトフ:洋風のだしで煮込む

いずれも「だしで具材を煮る」という点は共通しています。おでん種を使って寄せ鍋やポトフにすれば、余った具材の活用にもつながります。

おでんのばくだんとは何ですか?

「ばくだん」は、ゆで卵を丸ごと魚のすり身で包んで揚げたおでん種です。切ると黄身と白身、茶色の衣が現れ、彩りの美しさも特徴になっています。

うずらの卵を使った製品もありますが、一般的なばくだんには鶏卵が使われます。関東で広く見られる一方、全国各地で製造されている具材です。

長崎では、切った断面が龍の目に似ていることから「龍眼(りゅうがん)」と呼ばれています。地域によって呼び名が変わる点も、おでんの奥深さを表しています。

おでんのネタで人気があるのは?

定番として広く挙げられるのは、大根と玉子です。全国的に親しまれており、多くの家庭のおでん鍋に入っています。

定番として挙げられるおでん種

  • 大根
  • 玉子
  • ちくわ
  • こんにゃく・白滝
  • さつま揚げ
  • 餅入り巾着
  • はんぺん
  • 厚揚げ・がんもどき
  • ごぼう巻き
  • 牛すじ

ただし、好みは地域や家庭によって大きく異なります。関東でなじみ深い「ちくわぶ」は他地域で見かけにくく、牛すじは西日本で広く親しまれる傾向にあります。

おでんの味を染み込ませるには?

味が染み込むのは、つゆの成分が具材の中へ移動する現象です。つゆのほうが塩分やうま味の濃度が高いため、濃度の低い具材へと成分が入っていきます

ポイントは温度です。大根などの野菜は、常温のつゆに浸けておくだけでは味が入りません。一定の温度まで温まると細胞膜の性質が変わり、そこから成分が入り始めます。

味を染み込ませるためのポイント

  • 大根には隠し包丁を入れ、下ゆでしておく
  • 弱火でコトコト煮る(煮崩れを防ぎ、ゆっくり味が入る)
  • 温度が高いほど味は早く入るが、沸騰させると煮崩れる
  • 練り物は煮すぎない(つゆに味が逃げるため)
  • はんぺんは温める程度にとどめる

弱火でじっくり煮るのは、煮崩れを防ぎながら、時間をかけて味を入れるためです。

まとめ

おでんの変わり種とは、大根や玉子、ちくわといった定番以外の具材を指します。何が変わり種にあたるかは地域や家庭によって異なり、明確な線引きはありません。

肉なら鶏手羽元やロールキャベツ、野菜ならトマトやきのこ類が扱いやすい具材です。チーズや餃子、貝類も、だしに新しいうま味を加えてくれます。

地域に目を向けると、静岡の黒はんぺん、金沢の車麩やバイ貝、沖縄のてびちなど、土地ならではの具材が並びます。旅先で出会ったら、ぜひ味わってみてください。

味を染み込ませるカギは温度です。弱火でコトコト煮ることで、煮崩れを防ぎながらゆっくり味が入ります。

練り物は煮すぎるとつゆに味が逃げるため、入れるタイミングを分けましょう。

いつものおでんに1品加えるだけで、食卓の印象は変わります。ロピアでは、定番の練り物から変わり種に使える肉・野菜まで、幅広くお取り扱いしています。ぜひお近くの店舗で、今日のおでんに加える一品を見つけてみてください。



※本記事は情報提供を目的としており、掲載内容の正確性・完全性・最新性について保証するものではありません。ご利用にあたっては、ご自身の判断と責任にてお願いいたします。

※商品価格や品揃えは店舗・仕入れ状況により異なります。

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