ケーキの種類はいくつある?定番から珍しい種類まで名前と特徴を紹介!

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住の20代。16年間サッカーを続けてきた経験から、栄養素を考えて食材を選ぶのが習慣に。今は一人暮らしで毎日自炊をしながら、栄養バランスも意識しつつ、いかに手早くおいしく作れるかを日々模索中。仕事や勉強で忙しい人にも作りやすい、時短で簡単なレシピを考えるのが好きです。試行錯誤しながら、自分なりのお気に入りメニューを少しずつ増やしています。
ケーキと一口に言っても、その種類は世界中に数多く存在します。「ショートケーキ」「モンブラン」「タルト」など、名前を聞いたことはあっても、それぞれの違いや由来を詳しく知る機会は少ないのではないでしょうか。
ケーキには、生地・主原料・製法などによって、スポンジ系・タルト系・チーズケーキ系・チョコレート系など、さまざまなカテゴリーがあります。
それぞれのケーキには独自の歴史や特徴、名前の由来があり、知れば知るほど奥深い世界が広がっています。
この記事では、『食生活♥♥ロピア』がケーキの種類を生地別に分類し、定番から珍しい種類、家庭で作れる手作りケーキまで詳しく紹介します。ケーキの世界を存分に楽しむための参考にしてみてください。
ケーキの主な分類|生地・主原料・製法による違い

ケーキは、生地だけでなく、主原料や固め方などによっても分類されます。分類の基準を知ると、ケーキの特徴や違いをより深く理解できるようになります。
スポンジケーキ系
スポンジケーキは、卵・砂糖・小麦粉を主原料としたふんわりとした生地を使うケーキの総称です。
日本でケーキと聞いて多くの方が思い浮かべる、代表的なジャンルといえます。生地の作り方には、卵白と卵黄を別々に泡立てる「ビスキュイ生地」と、一緒に泡立てる「ジェノワーズ生地」があります。
スポンジケーキ系の特徴
- ふんわり軽やかな食感が魅力
- クリームやフルーツとの相性が抜群
- デコレーションの幅が広い
スポンジ生地はクリームやフルーツと組み合わせることで、無限のアレンジが可能です。
タルト系
タルトは、バターと小麦粉で作ったサクサクの生地を型に敷き、その上にクリームやフルーツを詰めて焼くケーキです。
生地の食感がしっかりしているため、フルーツやカスタードクリームなど、重めの具材を支えるのに適しています。
タルト系の特徴
- サクサクとした食感の生地
- 型に敷いて焼き上げる
- 見た目が華やかで彩り豊か
タルトの土台には「パート・シュクレ」と呼ばれる、砂糖とバターを多めに使った甘い生地が一般的に使われます。
1人分サイズは「タルトレット」と呼ばれ、贈答用や個食スイーツとしても人気があります。フルーツの色を活かした華やかな見た目も、タルトの大きな魅力の1つです。
パイ系
パイは、小麦粉とバターを何層にも折り重ねて作る「パイ生地(フィユタージュ)」を使ったケーキです。
生地を焼くとバターや生地の水分が水蒸気化し、その水蒸気が層を押し上げることで、ホロホロとした独特の食感が生まれます。
パイ系の特徴
- 何層にも折り重ねた生地
- ホロホロと崩れる独特の食感
- バターの香りが豊か
- ミルフィーユやアップルパイが代表的
パイ生地は繊細で崩れやすいため、扱いには技術が必要です。フランス菓子の代表格として、パティスリーの技術力が問われる生地の1つでもあります。
家庭で作る場合は、市販の冷凍パイシートを活用すれば、手軽に本格的なパイ系ケーキを楽しめます。
チーズケーキ系
チーズケーキは、クリームチーズを主原料として作られるケーキの総称です。焼き上げるタイプと冷やし固めるタイプがあり、それぞれ異なる食感と味わいが楽しめます。
チーズケーキ系の特徴
- クリームチーズが主原料
- 焼くタイプと冷やし固めるタイプがある
- 濃厚な味わいが魅力
- ベイクド・レア・スフレなど種類が豊富
近年はバスクチーズケーキが世界的にブームとなり、日本でもさまざまなアレンジが楽しまれるようになりました。使うチーズの種類によって、味わいがガラッと変わる奥深さも魅力です。
ムース系
ムースは、生クリームや卵白の泡立てを使い、ふわっと軽やかな食感に仕上げるケーキです。
フランス語で「泡」を意味する「ムース」の名前通り、口に入れるとふわっと溶けるような食感が特徴です。
ムース系の特徴
- ふわっと軽い食感
- 冷やして固めるタイプ
- チョコレートやフルーツと相性抜群
- 見た目も華やかで上品
ムースはゼラチンを使って冷やし固めるタイプが多く、口どけの良さと繊細な味わいが人気の理由です。
フランスの伝統的なケーキから現代のパティスリーの創作ケーキまで、幅広いバリエーションで楽しめるジャンルです。
定番ケーキの種類と名前の由来

ここでは、日本で親しまれている定番ケーキの特徴と名前の由来を紹介します。
ショートケーキ
ショートケーキは、日本人にとって身近なケーキの1つです。ふんわりとしたスポンジ生地に生クリームといちごを重ねた、白・赤・黄のコントラストが美しい定番ケーキとして親しまれています。
ショートケーキの特徴
- スポンジと生クリーム、いちごの組み合わせ
- 日本独自の発展を遂げたスタイル
- 誕生日や記念日の定番
名前の由来には諸説あり、英語で「サクサクした」を意味する「short」に由来するとする説や、油脂の「ショートニング」に由来するという説などがあります。
実はアメリカやイギリスのショートケーキは、スコーンやビスケットのようなサクサクした生地を使うのが一般的で、日本のふわふわスポンジのショートケーキとは全く違う姿をしている点も興味深いポイントです。
モンブラン
モンブランは、マロンクリームを線状に絞り出してドーム状に盛り付けた、栗を使った代表的なケーキです。
名前はフランスとイタリアの国境にまたがるアルプスの最高峰「モン・ブラン」に由来しており、雪をかぶった山の姿を模した形が特徴的です。
モンブランの特徴
- 栗のクリームを絞り出して山型に成形
- パウダーシュガーで雪を表現
- 秋を代表するケーキ
- スポンジやメレンゲの土台の上に作られる
パウダーシュガーをかけるのは、モン・ブランに積もった雪をイメージしているためです。秋の味覚を代表する定番のケーキとして親しまれています。
シフォンケーキ
シフォンケーキは、中央に円柱状の穴が開いた独特の形が特徴のケーキです。
バターの代わりにサラダ油を使い、卵白のメレンゲをたっぷり加えることで、ふわふわの軽やかな食感に仕上げられています。
シフォンケーキの特徴
- 中央に穴が開いた独特の型で焼く
- バターの代わりにサラダ油を使用
- 薄く柔らかい絹織物「シフォン」が名前の由来
考案したのはアメリカの保険外交員ハリー・ベーカー氏で、プロの菓子職人ではなかったという興味深い背景があります。彼のレシピは長らく非公開でしたが、企業に売却されて公開されました。
その秘密のレシピは「生地にサラダ油を加える」というシンプルなものだった、というエピソードも有名です。
ロールケーキ
ロールケーキは、平らに焼いたスポンジ生地でクリームを巻いた、渦巻き模様の断面が美しいケーキです。日本ではコンビニでも手軽に買える身近なスイーツとして、幅広い世代に親しまれています。
ロールケーキの特徴
- 平らに焼いた生地で具材を巻く
- 家庭でも比較的作りやすい
生地には抹茶、ココア、コーヒーなどさまざまなフレーバーがあり、中に入れるクリームやフルーツによってバリエーションが無限に広がります。
カット面から見えるたっぷりのクリームと色とりどりのフルーツといった、ロールケーキならではの魅せ方も楽しめる点が魅力です。
ブッシュ・ド・ノエル
ブッシュ・ド・ノエルは、フランス語で「クリスマスの薪・丸太」を意味する伝統的なクリスマスケーキです。ロールケーキをココアクリームで覆い、フォークで木の模様をつけて丸太に見立てた形が特徴です。
ブッシュ・ド・ノエルの特徴
- 薪・丸太をかたどったクリスマスケーキ
- ロールケーキがベース
- チョコレートで枝や葉を飾る
クリスマスに薪を燃やして家族の幸せを願うヨーロッパの風習に由来しており、燃え残った灰は幸運のお守りになると考えられていたことから、この形のケーキが生まれたと言われています。
粉砂糖で雪を表現したり、キノコの形をした飾りをつけたりと、伝統的な装飾も楽しみの1つです。
タルト系ケーキの種類

タルト系のケーキは、サクサクの生地と多彩な具材の組み合わせが魅力です。フルーツやチーズ、チョコレートなど、さまざまな味わいのタルトを楽しめます。
フルーツタルト
フルーツタルトは、タルト生地の上にカスタードクリームを敷き、色鮮やかなフルーツをたっぷり飾ったケーキです。旬のフルーツを使うことで、季節ごとの味わいが楽しめる点が最大の魅力です。
フルーツタルトの特徴
- タルト生地にカスタードクリーム
- 季節のフルーツを彩りよく飾る
- 見た目が華やか
- パティスリーの看板メニューになることも多い
土台には「パート・シュクレ」と呼ばれる、砂糖とバターをたっぷり使った甘めの生地が使われるのが一般的です。
アーモンドクリームを詰めて焼き上げたタルト台にカスタードクリームを敷くのがベーシックなスタイルとなっています。いちご、桃、ぶどう、キウイなど、さまざまなフルーツを使える万能なケーキとして、多くのパティスリーで定番として提供されています。
チーズタルト
チーズタルトは、サクサクのタルト生地の中にチーズクリームを詰めた、チーズの味わいを存分に楽しめるケーキです。
チーズタルトの特徴
- タルト生地とチーズの組み合わせ
- ベイクドとレアの両タイプがある
- 濃厚な味わいで、温めても冷やしても楽しめる
焼き上げたベイクドチーズタルトと、ゼラチンで冷やし固めたレアチーズタルトの両方が存在します。
使用するチーズの種類によって味わいが大きく変わるため、クリームチーズ・マスカルポーネ・ゴルゴンゾーラなど、チーズの違いを楽しむ食べ比べも人気です。
焼きたてのタルトを温かいうちに食べると、とろけるような食感が味わえるという楽しみ方もあります。
チョコレートタルト
チョコレートタルトは、タルト生地にチョコレートガナッシュを流し込んで冷やし固めたケーキです。
生地を焼いた後にチョコレートを流すだけの比較的シンプルな工程で、初心者にも作りやすい種類のタルトです。
チョコレートタルトの特徴
- タルト生地と濃厚チョコレートの組み合わせ
- 生チョコタルトとも呼ばれる
- ビター・ミルク・ホワイトなど種類豊富
- バレンタインにも人気
また、バレンタインデーの手作りギフトとしても定番の一品。フランボワーズやオレンジピールなどを加えたアレンジも楽しめます。
冷蔵庫でしっかり冷やすことで、口の中でとろける食感に仕上がる点も魅力です。
タルトタタン
タルトタタンは、キャラメリゼしたりんごを型に敷き詰め、その上にタルト生地を被せて焼き、ひっくり返して仕上げる独特のフランス菓子です。
フランスのタタン姉妹が経営していたホテルで、失敗から偶然生まれたケーキと言われています。
タルトタタンの特徴
- ひっくり返して仕上げる独特の作り方
- キャラメリゼしたりんごが主役
- タタン姉妹の名前が由来
キャラメルの香ばしさとりんごの甘酸っぱさが絶妙に調和した、深い味わいが魅力です。しっかり焼き込むことがおいしさの秘訣で、名店のタルトタタンは長時間じっくりと焼き上げるのが特徴です。
温かいうちにバニラアイスやクレームフレッシュを添えて食べるのが、フランスでの伝統的な楽しみ方となっています。
エッグタルト
エッグタルトは、卵黄をたっぷり使ったカスタードクリームがおいしい、ポルトガル発祥の小ぶりなケーキです。18世紀にリスボンの修道院で生まれたお菓子とされ、現在では世界中で親しまれています。
エッグタルトの特徴
- ポルトガル発祥のスイーツ
- 卵黄たっぷりのカスタード
- パイ生地を使用するのが一般的
タルトと名前がついていますが、実際は多くの場合パイ生地が使われています。なめらかなカスタードクリームは、まるでプリンのようなコクがあり、サクサクとしたパイ生地との相性も抜群です。
チーズケーキの種類と特徴

チーズケーキは近年、さまざまなタイプが登場して人気を集めているジャンルです。焼き方や配合によって、それぞれ異なる食感と味わいが楽しめます。
ベイクドチーズケーキ
ベイクドチーズケーキは、クリームチーズをたっぷり使ってオーブンで焼き上げる、基本的なチーズケーキです。
しっかりとした食感と濃厚な味わいで、幅広い世代から愛されている定番タイプといえます。
ベイクドチーズケーキの特徴
- クリームチーズをオーブンで焼く
- 濃厚でクセになる味わい
- ボトムにビスケット生地を敷くことが多い
家庭でも比較的作りやすいケーキとして、手作りスイーツの初心者にも人気があります。表面がきつね色に焼けた見た目と、しっとりとした食感が最大の魅力です。
日持ちも比較的よく、冷蔵庫で数日楽しめる点も嬉しいポイントとなっています。
レアチーズケーキ
レアチーズケーキは、焼かずにゼラチンで冷やし固めて作るチーズケーキです。ふんわりとした軽い口当たりが特徴で、爽やかな味わいを楽しめる人気のスイーツです。
レアチーズケーキの特徴
- 焼かずにゼラチンで冷やし固める
- ふんわりと軽い食感
- 爽やかな味わい
- ベリー系ソースとの相性が抜群
火を使わずに作れるため、暑い季節のお菓子作りにもぴったりです。ヨーグルトや生クリームを加えることで、よりなめらかな口当たりに仕上がります。
ラズベリーソースやブルーベリーソースを添えると、見た目も鮮やかで華やかな一品に。誕生日やホームパーティーのデザートとしても活躍します。
スフレチーズケーキ
スフレチーズケーキは、卵白の泡立てを加えることで、ふわふわの軽い食感に仕上げるチーズケーキです。
スフレチーズケーキの特徴
- 卵白のメレンゲでふわふわ食感
- 湯煎焼きで作る
- しっとりと柔らかい口当たり
- 冷めても温かくてもおいしい
湯煎焼きにすることで、生地に均一に熱が入り、ふわしゅわとした独特の食感が生まれます。
海外のチーズケーキと比べて甘さ控えめで軽い味わいのため、チーズケーキが苦手な方でも食べやすい仕上がりです。
バスクチーズケーキ
バスクチーズケーキは、スペインのバスク地方発祥のチーズケーキで、表面を高温で焦がすように焼き上げるのが特徴です。
近年、日本でも一大ブームとなり、多くのカフェやコンビニで販売されるようになりました。
バスクチーズケーキの特徴
- 表面を焦がすように高温で焼く
- 中はとろっとした濃厚な食感
- 型に敷いた紙のシワが特徴的な見た目
外側の焦げた部分のほろ苦さと、中のとろりとした濃厚な食感のコントラストが魅力です。材料もシンプルで作りやすいため、家庭で挑戦する方も増えています。
「ラ・ヴィーニャ」というバスク地方のバルが発祥とされ、シンプルながら唯一無二の存在感を放つチーズケーキとして定着しました。
ニューヨークチーズケーキ
ニューヨークチーズケーキは、その名の通りアメリカ・ニューヨーク発祥の濃厚なチーズケーキです。
クリームチーズをたっぷり使い、サワークリームを加えることで、まったりとした濃厚な味わいに仕上げています。
ニューヨークチーズケーキの特徴
- クリームチーズを大量に使用
- サワークリームでコクをプラス
- 湯煎焼きで作る
- 密度が高くしっかりした食感
一切れで十分な満足感を得られる、ずっしりとした食べ応えが魅力です。フィラデルフィアクリームチーズを使うのが本場流と言われており、その濃厚な味わいはコーヒーとの相性も抜群です。
チョコレート系ケーキの種類

チョコレート系ケーキは、その濃厚な味わいで幅広い世代に愛されているジャンルです。それぞれ個性豊かな種類が世界中に存在します。
ガトーショコラ
ガトーショコラは、フランス語で「チョコレートのケーキ」を意味する、濃厚な焼きチョコレートケーキです。
日本ではしっとり濃厚なタイプが一般的で、バレンタインデーの手作りスイーツとしても定番となっています。
ガトーショコラの特徴
- チョコレートをたっぷり使った焼き菓子
- 表面に粉砂糖をかけるスタイルが定番
- 冷やしても温めてもおいしい
材料はチョコレート・バター・卵・砂糖・小麦粉とシンプルで、家庭でも作りやすいケーキの1つです。焼きたてのふわっとした食感と、冷やしてしっとり濃厚になった食感、両方を楽しめる点も魅力です。
生クリームやベリーソースを添えることで、パティスリー品質の贅沢なデザートに仕上がります。
ザッハトルテ
ザッハトルテは、オーストリア・ウィーンの伝統的なチョコレートケーキです。
しっとりとしたチョコレート生地の間にアプリコットジャムを挟み、表面をチョコレート糖衣でコーティングした重厚感のあるケーキとなっています。
ザッハトルテの特徴
- ウィーン発祥の伝統的なケーキ
- アプリコットジャムを挟むのが特徴
- 表面はチョコレート糖衣でコーティング
- 生クリームを添えて食べる
1832年にウィーンのホテル・ザッハーで生まれたと言われる由緒あるケーキで、「王様のケーキ」とも称されています。
無糖の生クリームを添えて食べるのがウィーン流の楽しみ方です。濃厚なチョコレートとアプリコットの爽やかな酸味の組み合わせが絶妙で、コーヒーや紅茶と共に楽しむのがおすすめです。
オペラ
オペラは、フランスの伝統的な高級ケーキで、コーヒー風味のバタークリーム・チョコレートガナッシュ・アーモンドの生地を何層にも重ねた華やかな見た目が特徴です。
1955年にパリのパティスリー「ダロワイヨ」で誕生したと言われています。
オペラの特徴
- 何層にも重ねた層構造
- コーヒーとチョコレートの組み合わせ
- 表面にチョコレートグラサージュ
名前の由来はパリのオペラ座からきているとされ、豪華で洗練された見た目が特徴です。生地にはアーモンドを使った「ジョコンド」と呼ばれる生地が使われます。
層を美しく揃えて仕上げる技術が必要な、パティシエの実力が問われる高級ケーキとして知られています。
フォンダンショコラ
フォンダンショコラは、フランス語で「とろけるチョコレート」を意味するその名の通り、切り分けると中からチョコレートソースがとろりと流れ出る、贅沢な温かいデザートケーキです。
フォンダンショコラの特徴
- 中からチョコレートソースがとろける
- 温かいまま食べるのが基本
- バニラアイスクリームを添えることが多い
- カフェのデザートメニューでも人気
外側はしっかり焼けているのに、中は流れ出るほどのなめらかさという絶妙な焼き加減が最大のポイントです。
焼き時間を数分間違えるだけで、中が固まりすぎたり流れ出過ぎたりするため、レストランのシェフの技術が問われる一品でもあります。バニラアイスクリームを添えて、温冷のコントラストを楽しむのが定番の食べ方です。
おしゃれで珍しいケーキの種類

定番以外にも、個性豊かなおしゃれなケーキがたくさん存在します。パーティーや特別な日に選びたい、珍しいケーキを紹介します。
ミルクレープ
ミルクレープは、薄く焼いたクレープ生地とクリームを何層にも重ねた、日本発祥のケーキです。
フランス語で「千のクレープ」を意味し、その名の通り重なりの美しさが最大の魅力となっています。
ミルクレープの特徴
- 薄いクレープを何層にも重ねる
- 日本発祥のケーキ
- 断面の美しい層が印象的
- カスタードクリームや生クリームを挟む
生地とクリームの層が生み出すやさしい口当たりと、断面の美しさは他のケーキにはない魅力です。抹茶・チョコレート・フルーツなどのアレンジも豊富で、パティスリーの創作意欲を刺激する存在です。
ミルフィーユ
ミルフィーユは、フランス語で「千枚の葉」を意味する、パイ生地とクリームを何層にも重ねたフランスの伝統的なケーキです。
サクサクのパイ生地となめらかなクリームのコントラストが、口の中で絶妙に調和する繊細なケーキです。
ミルフィーユの特徴
- パイ生地を3層に重ねる
- 表面に粉砂糖や糖衣がけ
- サクサクとした食感が魅力
名前は繊細に重なった生地を「千枚もの葉」に例えた表現から来ています。日本ではいちごのミルフィーユを「ナポレオン」と呼ぶこともありますが、これは日本独自の呼び方で、フランスではミルフィーユが一般的な名称です。
パイ生地の繊細さから、フォークやナイフでいかにきれいに食べるかも話題になりやすい一品です。
シブースト
シブーストは、19世紀のパリのパティシエ・シブーストが考案したフランスの伝統的なケーキです。
カスタードクリームとメレンゲを合わせた「シブースト・クリーム」を使い、表面をキャラメリゼするのが特徴です。
シブーストの特徴
- カスタードとメレンゲを合わせたクリーム
- 表面のキャラメリゼが香ばしい
- タルト生地との組み合わせが定番
- アップルシブーストが有名
考案者のシブーストの名前がそのまま付けられた、由緒あるケーキです。表面をキャラメリゼすることで、香ばしさとパリッとした食感が生まれます。
なめらかなクリームと、ほろ苦いカラメルのコントラストが楽しめる、上品で奥行きのある味わいが魅力です。りんごを使ったアップルシブーストは、シブーストの代表的なアレンジ品として親しまれています。
パブロバ
パブロバは、メレンゲをベースにしたオーストラリアとニュージーランド発祥のケーキです。20世紀初頭に活躍したロシアのバレリーナ、アンナ・パブロワにちなんで名付けられました。
パブロバの特徴
- メレンゲが土台
- 外はサクサク、中はマシュマロ状
- 生クリームとフルーツをたっぷり飾る
- 見た目が華やかで軽やか
外側はカリッとサクサク、中はしっとりマシュマロのような食感という独特の二重構造が特徴です。
バレリーナ・パブロワのチュチュを模したような繊細で華やかな見た目は、パーティーの主役級デザートとして活躍します。
ガレット・デ・ロワ
ガレット・デ・ロワは、フランス語で「王様のガレット」を意味する、フランスの伝統的なケーキです。
1月6日のエピファニー(公現祭)に食べる習慣があり、キリスト教の祝日を祝う特別なケーキとして親しまれています。
ガレット・デ・ロワの特徴
- パイ生地とアーモンドクリームの組み合わせ
- 中にフェーヴという陶製の小さな人形が入っている
- 表面に「レイエ」と呼ばれる飾り模様
- フェーヴを引き当てた人が「王様」に
パイ生地の中には「フェーヴ」と呼ばれる陶製の小さな人形が忍ばせてあり、切り分けたときにフェーヴが当たった人が「王様」として祝われます。
1月の期間限定で販売されることが多く、フランスの新年の風物詩とも言える存在です。
家庭で作りやすい手作りケーキの種類

家庭で手作りできるケーキも、種類は豊富にあります。初心者でも挑戦しやすいケーキを中心に紹介します。
パウンドケーキ
パウンドケーキは、バター・砂糖・卵・小麦粉を1ポンド(約450g)ずつ使うことから名付けられた、シンプルなバターケーキです。イギリス発祥で、手作りケーキの代表格として長年愛されています。
パウンドケーキの特徴
- 1ポンドずつの材料が名前の由来
- バターの香りが豊かでしっとりとした食感
- ドライフルーツやナッツで様々なアレンジができる
シンプルな材料で作れるため、お菓子作り初心者にもおすすめです。焼いた後に日を置くことで、味がなじんで美味しくなるという特徴もあります。
プレーンな味を楽しむのはもちろん、ドライフルーツ・ナッツ・チョコチップ・柑橘の皮など、加える材料次第でアレンジは無限大。日持ちもよく、贈答用としても活用しやすいケーキです。
カップケーキ
カップケーキは、紙製やシリコン製のカップに生地を入れて焼く、個食サイズのケーキです。アメリカで発展したスタイルで、可愛らしい見た目とデコレーションの自由度の高さが人気を集めています。
カップケーキの特徴
- カップ型で焼く個食サイズ
- デコレーションが華やか
- パーティーにもぴったり
アメリカでは「マフィン」と混同されがちですが、カップケーキは基本的にバタークリームやアイシングでデコレーションされる甘めのケーキを指すことが多いです。
子供の誕生日パーティーや女子会のスイーツとして人気で、色とりどりのデコレーションを楽しめる点が最大の魅力。冷凍保存もできるため、まとめて作り置きするのにも向いています。
スコップケーキ
スコップケーキは、大きな器やバットに生地とクリーム、フルーツを重ねて作り、スコップですくって取り分けるスタイルのケーキです。
手軽に大人数で楽しめることから、パーティー料理としても人気を集めています。
スコップケーキの特徴
- 大きな器で作る豪快スイーツ
- 型がなくても作れる
- 大人数で分けやすい
- 見た目が華やか
スポンジ生地を焼く手間を省き、市販のスポンジやカステラを使うこともでき、手軽さが魅力です。
ホームパーティーやポットラックパーティーで活躍する、まさに現代的なケーキスタイル。フルーツをたっぷり使えば見た目も豪華になり、写真映えも抜群です。
シフォンケーキ
シフォンケーキは、家庭のオーブンで作れる本格的なケーキの1つとして人気があります。中央に穴の開いた専用の型を使って焼き上げる、ふんわり軽やかな食感が最大の魅力です。
シフォンケーキの特徴
- 専用の型を使って焼く
- ふわふわで軽い食感
- サラダ油を使うのでヘルシー
- アレンジのバリエーションが豊富
慣れると比較的簡単に作れるようになりますが、メレンゲの泡立て具合や型からの外し方など、コツをつかむまでは失敗もある奥深いケーキです。
焼きあがった直後、逆さまにして冷ますのがきれいに仕上げるコツです。
チーズケーキ
チーズケーキは、材料も工程もシンプルなため、家庭でのお菓子作りに最適な種類の1つです。ベイクドタイプなら初心者でも失敗しにくく、レアタイプなら火を使わずに作れる手軽さがあります。
家庭で作りやすいチーズケーキ
- ベイクドチーズケーキ(オーブンで焼く)
- レアチーズケーキ(冷やし固める)
- スフレチーズケーキ(湯煎焼き)
材料を混ぜて焼くだけ、または冷やし固めるだけの手軽さが魅力です。市販のクリームチーズを使って本格的な味に仕上がるため、コストパフォーマンスもよいケーキといえます。
ボトム部分にビスケットを敷けば、より本格的な仕上がりに。バリエーションも豊富で、抹茶・チョコレート・レモンなど、好みに合わせてアレンジを楽しめます。
ケーキに関するよくある質問

ケーキに関するよくある疑問をまとめました。
ケーキの種類の人気ランキングは?
人気ケーキの種類を一概にランキング形式で順位付けすることはできません。
ただし、日本で長年支持されている定番ケーキとして、ショートケーキ・モンブラン・チーズケーキは人気が高い傾向にあります。
人気の高い定番ケーキ
- ショートケーキ(誕生日や記念日の定番)
- モンブラン(秋を代表する栗のケーキ)
- チーズケーキ(濃厚でファンが多い)
近年ではバスクチーズケーキやSNS映えするおしゃれなケーキも人気を集めています。好みや年代、シーンによって好まれるケーキは変わるため、自分に合ったお気に入りを見つけるのも楽しみの1つです。
代表的なケーキの種類は?
代表的なケーキの種類は、生地や作り方によって多岐にわたります。日本人にとって身近な代表的なケーキは、生地別に整理するとわかりやすくなります。
生地別・代表的なケーキ
- スポンジ系:ショートケーキ・モンブラン・ロールケーキ
- タルト系:フルーツタルト・チーズタルト
- チーズケーキ系:ベイクド・レア・スフレ
- チョコレート系:ガトーショコラ・ザッハトルテ
- パイ系:ミルフィーユ・アップルパイ
- ムース系:ムースケーキ・ババロア
ショートケーキは、幅広い年代からの認知度が高いケーキです。ケーキ屋さんに行くと、これらの種類のケーキが並んでいることが多く、それぞれの特徴を知っておくと選ぶ楽しみが広がります。
ケーキの王様といえば何ですか?
「ケーキの王様」と表現される場合、代表的なのはオーストリア・ウィーン発祥の「ザッハトルテ」です。
実際に「王様のケーキ」と称されることも多く、ヨーロッパでは伝統的な高級ケーキとして高い地位にあります。
「王様のケーキ」と呼ばれるケーキ
- ザッハトルテ(オーストリアの伝統的ケーキ)
- ガレット・デ・ロワ(フランス語で「王様のガレット」)
- オペラ(華やかな見た目からケーキの女王とも)
「ケーキの王様」に明確な定義はありませんが、格式高いフランス菓子やウィーン菓子が該当することが多いです。文化圏や視点によって答えが変わる、興味深いテーマといえます。
ケーキの保存方法と日持ちは?
ケーキの保存方法は種類によって異なりますが、基本的には冷蔵保存で1〜2日以内に食べきるのがおすすめです。
生クリームを使ったケーキやレアチーズケーキは特に傷みやすく、食中毒リスクもあるため、早めに食べきる必要があります。
ケーキ種類別の保存目安
- 生クリームを使ったケーキ:冷蔵で1〜2日
- チーズケーキ(レアチーズ):冷蔵で1〜2日
- チョコレートケーキ:冷蔵で3〜4日
- 焼き菓子系(パウンドケーキ):常温で3〜7日
- 冷凍保存:ホールで1週間〜1か月程度
長期保存したい場合は冷凍保存も可能ですが、生クリームの食感が変わることがあります。特に生ケーキは購入当日〜翌日に食べきるのが理想的です。手作りケーキの場合は、材料や作り方によって日持ちが変わるため、早めに食べきる意識が大切です。
手作りケーキで初心者におすすめは?
手作りケーキの初心者には、材料と工程がシンプルなケーキから始めるのがおすすめです。特別な技術がなくても作れるものから挑戦することで、成功体験を積みやすくなります。
初心者におすすめのケーキ
- パウンドケーキ(材料を混ぜて焼くだけ)
- ベイクドチーズケーキ(材料を混ぜて焼くだけ)
- レアチーズケーキ(火を使わず作れる)
- カップケーキ(オーブンで手軽に焼ける)
- スコップケーキ(型がなくても作れる)
これらのケーキは、失敗しにくく達成感も得やすいのが魅力です。
慣れてきたらスポンジケーキやシフォンケーキなど、少し技術が必要なケーキに挑戦していくのもおすすめです。市販の材料や道具を上手に活用すれば、より手軽に本格的な味に仕上げられます。
ホールケーキとピースケーキの違いは?
ホールケーキとピースケーキの違いは、単純にカット前かカット後かという点です。用途によって選び方が変わってきます。
ホールケーキとピースケーキの違い
- ホールケーキ:カットされていない丸ごとのケーキ
- ピースケーキ:ホールから切り分けられた一人前サイズ
- ホール:誕生日・記念日・パーティー向き
- ピース:日常のおやつ・少人数向き
ホールケーキは家族や大人数で祝う特別な日に、ピースケーキは日常的にケーキを楽しみたいときに選ばれます。
ホールケーキは切り分けや飾り付けの楽しみもあり、記念日の演出として活躍します。
まとめ
ケーキには実に多様な種類があり、生地・作り方・地域・シーンによってさまざまなバリエーションが楽しめる奥深い世界です。スポンジケーキ系・タルト系・チーズケーキ系・チョコレート系など、それぞれのジャンルに独自の魅力があります。
手作りケーキに挑戦したい方には、パウンドケーキやチーズケーキなど、初心者でも作りやすいケーキから始めるのがおすすめです。
慣れてきたらシフォンケーキやスポンジケーキなど、少し技術が必要なケーキにもチャレンジしていくと、お菓子作りの楽しみが広がります。
ケーキの保存方法や日持ちは種類によって異なるため、購入したり作ったりする際は特徴を押さえて楽しむことが大切です。冷蔵保存が基本ですが、焼き菓子系は常温保存できるものもあります。
ロピアでは、ケーキ作りに欠かせない材料や、そのまま食べられるスイーツまで、さまざまな商品を取り扱っています。本記事で紹介したケーキの種類を参考に、気になるケーキを見つけて手作りに挑戦したり、お店で購入したりして、ケーキの世界を楽しんでみてください。
※本記事は情報提供を目的としており、掲載内容の正確性・完全性・最新性について保証するものではありません。ご利用にあたっては、ご自身の判断と責任にてお願いいたします。
※商品価格や品揃えは店舗・仕入れ状況により異なります。
