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ホルモンの部位一覧をご紹介|牛・豚の全種類を特徴・味・食感で徹底解説

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ホルモンの部位一覧をご紹介|牛・豚の全種類を特徴・味・食感で徹底解説
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番場翔

フリーランスライター・Webディレクター・Webデザイナー・スポーツトレーナー。神奈川県在住の20代男性。 食や暮らしを中心に、スポーツやビジネス領域まで幅広くコンテンツ制作を行っています。Webライティングだけでなく、Webディレクションやデザインにも携わり、読みやすさと伝わりやすさを意識した記事・ページ制作を得意としています。 人と話すことや物事を教えることが好きで、相手に合わせてわかりやすく伝える姿勢を大切にしています。 食や暮らしについて、スポーツマンとしての経験をはじめとして様々な知識を活かしながら、読者にとって実用的で親しみやすいコンテンツを届けていきます。

ホルモンは部位ごとに脂の乗り方や歯ごたえが大きく違うため、好みに合ったものを選べば焼肉や煮込み料理がぐっと楽しくなります。

ただ、シマチョウやマルチョウ、ミノなど種類が多く、「どの部位がどんな味や食感なのか分かりにくい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、『食生活♥♥ロピア』がおすすめする牛・豚それぞれのホルモンの部位を一覧で紹介し、特徴や味わい、食感の違いを分かりやすく解説します。

初心者でも食べやすい部位や希少部位、選び方のポイント、焼き方のコツ、栄養面の情報までまとめているので、「ホルモンの種類を知りたい」「自分に合う部位を見つけたい」という方はぜひ参考にしてみてください。

ホルモンとは|モツとの違いと基礎知識

ホルモン

ホルモンとは、牛や豚の内臓肉全般を指す言葉です。「モツ」とほぼ同じ意味で使われますが、呼び方には地域や料理による傾向の違いがあります。

ここではホルモンの語源や定義、よく混同される「モツ」との違いについて整理していきます。

ホルモンとモツ・もつの違い

ホルモンとモツは、ほぼ同じ意味で使われる言葉で、どちらも牛や豚の内臓肉全般を指します。明確な区別はなく、料理のジャンルや地域によって呼び方が変わると覚えておくと分かりやすいでしょう。

言葉の使い分けとしては、次のような傾向があります。

  • ホルモン:焼肉店や西日本で多く使われる呼び方
  • モツ(もつ):モツ煮込みやもつ鍋など、煮込み料理を中心に使われる呼び方(「臓物(ぞうもつ)」を略した言葉)

内臓肉が「ホルモン」と呼ばれる理由

「ホルモン」という呼び名の由来には諸説あります大阪弁で「捨てるもの」を意味する「放るもん」が語源という説や、栄養豊富で活力がつくことから医学用語の「Hormon」にあやかったという説が有名で、戦前から「ホルモン料理」という名称が使われていたことも分かっています。

かつては流通しにくい食材でしたが、うまみの濃さと食感の個性から徐々に価値が見直され、焼肉文化の普及とともに広く親しまれるようになりました。

現在では部位ごとの特徴が詳しく知られ、専門店にもさまざまなホルモンがメニューに並びます。スーパーでも下処理済みのパックが手に入るため、自宅で気軽に調理を楽しめる食材のひとつです。

牛ホルモンの部位一覧|特徴・味・食感を解説

ホルモン炒め

牛ホルモンは部位の数が非常に多く、それぞれ脂の乗り方や歯ごたえが異なります。

ここでは定番の人気部位から希少部位まで、味わいや食感の特徴を一覧で紹介します。好みに合わせて選ぶ際の参考にしてみてください。

人気の定番部位

人気の定番ホルモン

まずは焼肉店の定番メニューでもよく見かける、人気の高い部位をご紹介します。初心者でも食べやすく、牛ホルモンの魅力を知る入り口としておすすめの部位ばかりです。

シマチョウ(テッチャン)|脂の甘みと弾力が魅力

焼肉店の定番ホルモンである「シマチョウ」は、噛むとあふれる脂の甘みと、弾力のあるしっかりした歯ごたえが特徴です。

牛の大腸にあたる部位で、表面の縞模様からその名が付きました。別名の「テッチャン」は、朝鮮語で大腸を意味する言葉が語源です。

おすすめの食べ方

  • 網焼きで表面をこんがり焼き、脂の甘みを引き出す
  • もつ鍋やもつ煮込みの主役としても人気

マルチョウ|とろける脂が特徴の小腸

マルチョウは牛の小腸を裏返して管状のままカットした部位です。脂の含有量が非常に多く、焼くと内側の脂がとろりと溶け出します。

口に入れた瞬間の脂の甘みと、外側のプリッとした皮の食感が両立したホルモンです。

おすすめの食べ方

  • 炭火や網で表面をカリッと焼き、内側の脂を閉じ込める
  • タレとの相性がよく、濃いめの味付けでも脂でさっぱり食べられる

ミノ|コリコリ食感の第一胃

ミノは牛の4つある胃のうち、第一胃にあたる部位です。白く分厚い見た目が特徴で、名前の由来は形が蓑(みの)に似ているためといわれています。

脂は少なめで淡白な味わいですが、独特のコリコリとした食感が楽しめる部位です。切り込みを入れて焼くと火が通りやすくなります。

おすすめの食べ方

  • 塩やレモンでシンプルに味わうと食感が引き立つ
  • 厚みのある「上ミノ」は焼肉の人気メニュー

ハツ(心臓)|あっさりした赤身系ホルモン

ハツは独特のクセがなく、ホルモン初心者でも非常に食べやすい部位です。

牛の心臓にあたり(語源は英語のheart)、筋肉質で脂が少ないため、赤身肉に近いあっさりとした味わいが特徴です。シャキッとした歯切れの良さと、噛むほどに出る旨味を楽しめます。

おすすめの食べ方

  • 薄切りでさっと焼いて塩で食べる
  • やや厚めにカットし、レアめに焼いて食感を残す

レバー|濃厚な旨味と栄養価の高さ

牛の肝臓であるレバーは、とろけるようなやわらかい食感と濃厚な旨味が魅力です。

鉄分やビタミン類が豊富で栄養価が高い一方、独特の風味があるため好みは分かれるものの、新鮮なものは臭みが少なく甘みを感じられます。

おすすめの食べ方

  • 焼肉では中心部がほんのりピンクに残る程度に焼く
  • レバニラ炒めや煮込み料理でも活躍する万能ホルモン

なお、生食用として販売されているものはなく、中心部までしっかり加熱して食べる必要があります。

希少・高級部位

希少・高級ホルモン

1頭の牛から少量しか取れない希少部位は、焼肉通に人気のホルモンです。独特の食感や風味を持つ部位が多く、見かけたらぜひ試してみたい逸品ばかりとなっています。

シビレ(胸腺)|クリーミーな食感の希少品

シビレは牛の胸腺と膵臓にあたる部位で、成牛になると退化してなくなるため希少価値が高いホルモンです。フランス料理では「リ・ド・ヴォー」と呼ばれ、高級食材として扱われています。

クリーミーでとろけるような食感と、ミルクのような上品な風味が特徴。ホルモンとは思えない繊細な味わいが楽しめます。

おすすめの食べ方

  • 表面をカリッと焼いて中のクリーミーさとのコントラストを楽しむ
  • バター焼きやソテーにすると風味が引き立つ

ウルテ(気管軟骨)|独特のコリコリ食感

ウルテは牛の喉の気管軟骨部分で、「フエガラミ」とも呼ばれるホルモンです。1頭から取れる量が少ないため、焼肉店でもメニューに並ぶ機会が限られます。

コリコリというよりもザクッとした独特の歯ごたえが特徴で、噛むほどに旨味が広がります。

おすすめの食べ方

  • 細かく切り込みを入れて焼くと食べやすい
  • 塩やレモンでシンプルに味わうのが定番

ハチノス|蜂の巣模様の第二胃

ハチノスは牛の第二胃にあたる部位で、表面が蜂の巣のような網目状になっていることから名付けられました。イタリア料理の「トリッパ」としても知られています。

下処理に手間がかかる部位ですが、その分しっかりした歯ごたえと濃厚な旨味が楽しめます。

おすすめの食べ方

  • トマト煮込みで洋風に味わう
  • 下処理済みのものを焼肉でさっと焼く

センマイ|低カロリーな第三胃

センマイは、低カロリー・高タンパクであっさりとした牛の第三胃です。

脂が少なくコリコリとした食感が特徴で、湯引きして酢味噌やごま油で食べる「センマイ刺し」が人気です。ヒダが何層にも重なった見た目から「千枚」と名付けられました(※生食は禁止されているため、必ず加熱・湯引きされたものを食べます)。

おすすめの食べ方

  • 焼肉で炙ってタレや塩で味わう
  • 湯がいてセンマイ刺しとしてさっぱり楽しむ

ギアラ(赤センマイ)|旨味の強い第四胃

ギアラは牛の第四胃で、「赤センマイ」とも呼ばれるホルモンです。他の胃袋と違って赤みがかった色をしており、しっかりした脂と濃い旨味が特徴となっています。

噛むほどに肉の旨味と脂の甘みが広がり、コクのある味わいを楽しめます。

おすすめの食べ方

  • 網焼きで脂を落としながら焼く
  • 甘辛いタレとの相性が抜群

その他の牛ホルモン部位

その他の牛ホルモン

定番・希少部位以外にも、牛ホルモンには個性的な部位が揃っています。ここでは焼肉や煮込み料理でおなじみの部位をまとめて紹介します。

タン(舌)|焼肉の王道部位

タンは牛の舌にあたる部位で、焼肉店では最初に注文する定番メニューとして親しまれています。根本側は「タン元」、先端は「タン先」と呼ばれ、部位によって食感が異なるのが特徴です。

タン元は脂が乗ってやわらかく、タン先は歯ごたえがあってしっかりした味わいです。

おすすめの食べ方

  • タン元は薄切りで塩とレモンが定番
  • タン先はシチューや煮込みに使うとやわらかく仕上がる

ハラミ・サガリ|赤身に近い横隔膜

ハラミとサガリは、どちらも牛の横隔膜にあたる部位です。分類上はホルモン(内臓肉)ですが、見た目や食感は赤身肉に近く、ジューシーな肉汁が魅力となっています。

ハラミは横隔膜の肋骨側、サガリは腰椎側(背中側)に位置する部位で、ハラミのほうが1頭から多く取れるため広く流通しています。

おすすめの食べ方

  • 焼肉で厚切りにしてミディアムレアに焼く
  • 赤身肉が好きな方やホルモン初心者にもおすすめ

コブクロ(子宮)|低脂肪でヘルシー

コブクロは、クセが少なくコリッとした歯切れの良さが特徴の食べやすい部位です。

本来は牛や豚の子宮ですが、牛のものは硬いため、焼肉店で提供されるのはほとんどが豚のコブクロです。見慣れない見た目も食べてみると印象がガラッと変わる、ヘルシーに楽しめる部位です。

おすすめの食べ方

  • 塩で焼いてレモンやゆず胡椒と合わせる
  • ごま油と塩で和えた前菜風の一品もおすすめ

テール(尻尾)|煮込み向きの部位

テールは牛の尻尾の部分で、骨付きのまま輪切りにして販売されていることが多い部位です。長時間煮込むことで骨から良いだしが出て、コラーゲンたっぷりのスープに仕上がります。

韓国料理のテールスープや、洋風のオックステールシチューでおなじみの食材です。

おすすめの食べ方

  • 下茹でしてアクを取り、じっくり煮込む
  • 煮込むほどに身がほろほろとやわらかくなる

豚ホルモンの部位一覧|牛との違いも比較

調理前のホルモン

豚ホルモンは牛ホルモンに比べてクセが少なく、価格も手ごろなため日常の食卓に取り入れやすい食材です。ここでは代表的な豚ホルモンの部位と、牛ホルモンとの違いについて紹介します。

代表的な豚ホルモン部位

代表的な豚ホルモンの部位

豚ホルモンは焼肉だけでなく、モツ煮込みや炒め物の具材としても親しまれています。ここではスーパーや精肉店で手に入りやすい代表的な部位を紹介します。

豚シロ(大腸・小腸)|クセが少なく食べやすい

初心者にも食べやすく、モツ煮込みの主役として大活躍する部位です。豚の大腸や小腸のことで、脂が付いた白っぽい見た目から「シロ」と呼ばれます。

牛のホルモンに比べてクセが少なく、脂の甘みとプリッとした食感が楽しめます。

おすすめの食べ方

  • 焼肉では表面をこんがり焼き、脂の甘みを引き出す
  • 味噌や醤油ベースのモツ煮込みで定番の味わいに

豚ハツ|牛より柔らかい心臓

炒め物や焼肉など、幅広く使えるあっさりとした部位です。豚の心臓にあたり、牛のハツよりも繊維がきめ細かくてやわらかいのが特徴です。脂が少なくクセもほとんどないため食べやすく、鉄分もしっかり摂れます。

おすすめの食べ方

  • 薄切りでさっと焼き、塩やレモンでシンプルに味わう
  • ニラや玉ねぎとの炒め物も相性が良い

豚レバー|レバニラの定番

レバニラ炒めでおなじみの豚レバーは、日常の料理に手軽に取り入れやすいのが魅力。豚の肝臓にあたり、牛レバーに比べてあっさりしていて価格もお手頃です。鉄分やビタミンをたっぷり含んでいるのも嬉しいポイントです。

おすすめの食べ方

  • 牛乳に15〜30分ほど浸してから調理すると臭みが軽減される
  • 中心部までしっかり加熱するのが基本

なお、豚レバーも生食での提供は法律で禁止されています。加熱調理で安全に楽しみましょう。

豚タン|リーズナブルな舌

スーパーなどで手軽に買えて、おうちでの焼肉にもぴったりの部位です。豚の舌にあたり、牛タンよりも小ぶりでお手頃価格なのが魅力です。脂は控えめであっさりしていますが、牛タンに似たコリコリ食感とコクをしっかり楽しめます。

おすすめの食べ方

  • 薄切りを焼肉で塩と合わせて味わう
  • 煮込み料理でじっくり火を通すとやわらかく仕上がる

カシラ(こめかみ)|歯応えのある赤身

焼きとんや焼肉で大人気の、お肉らしい旨味がつまった部位です。豚のこめかみ周辺の肉を指し、内臓ではなくよく動く筋肉なので、赤身に近い見た目としっかりした歯ごたえがあります。

適度な脂があって噛むほどに旨味が広がり、焼きとんや焼肉の人気メニューとして定着しています。

おすすめの食べ方

  • 串焼きにしてタレや塩で味わう
  • 野菜と合わせた炒め物にもぴったり

豚ホルモンならではの部位

豚ホルモンならではの部位

豚ホルモンには、豚ならではの個性的な部位もあります。スーパーで見かけたら、ぜひ試してみたい食材をご紹介します。

ガツ(胃袋)|淡白でさっぱりした味わい

ガツは豚の胃袋にあたる部位で、牛のミノに相当するホルモンです。脂が少なく、あっさりした味わいとコリコリした食感が特徴となっています。

クセが少ないため、ポン酢や梅肉などさっぱりした味付けとの相性が抜群です。

おすすめの食べ方

  • ガツポン(茹でたガツをポン酢で和えたもの)で前菜風に
  • 焼肉で塩焼きにして食感を楽しむ

豚トロ|脂の乗った首周りの肉

豚トロは豚の首からほほにかけての部位で、マグロのトロのような脂の甘みがあることから名付けられました。別名「P(ピー)トロ」とも呼ばれています。

1頭から取れる量が限られており、焼肉店でも人気のメニューです。コリッとした食感と上質な脂の甘みを一度に楽しめます。

おすすめの食べ方

  • 薄切りで網焼きにして脂を落としながら焼く
  • レモン汁と黒こしょうでさっぱり食べる

チレ(脾臓)|独特の風味

チレは豚の脾臓にあたる部位で、牛のチレと同様に独特の風味を持つホルモンです。見た目は赤黒く、やわらかい食感と濃厚な味わいが特徴となっています。

新鮮なものは臭みが少なく、その独特の風味こそが焼肉通に根強い人気を集めている理由です。

おすすめの食べ方

  • にんにくやしょうがを効かせた下味で風味を整える
  • 網焼きで表面をしっかり焼いて香ばしさを加える

牛ホルモンと豚ホルモンの違い早見表

牛と豚のホルモンは、同じ部位でも味わいや食感が異なります。主な違いを表にまとめました。

比較項目

牛ホルモン

豚ホルモン

価格

比較的高め

手ごろで日常使いに向く

味わい

脂の甘みが強く濃厚

あっさりしてクセが少ない

食感

弾力があり噛み応え十分

やわらかく食べやすい

部位のバリエーション

胃が4種類など非常に豊富

胃袋や内臓の種類がシンプル

主な料理

焼肉・もつ鍋・煮込み

焼肉・モツ煮込み・中華料理

初心者の食べやすさ

部位によりクセがある

クセが少なく食べやすい

牛ホルモンは脂の甘みや希少部位の多彩さが魅力で、豚ホルモンは日常的に取り入れやすい手軽さが魅力です。ロピアの精肉コーナーでも両方が揃っているため、気分や予算に合わせて選んでみてください。

ホルモン部位の選び方|初心者・好み別おすすめ

買い物をする女性

ホルモンは部位ごとに脂の量や食感、クセの強さが大きく異なります。自分の好みや用途に合った部位を選ぶために、いくつかの判断軸を押さえておくと失敗しにくくなります。

ここでは5つの基準から、ホルモン部位の選び方を紹介します。

食べやすさで選ぶ|クセの少なさがポイント

ホルモンを初めて食べる方や、独特の風味が苦手な方は「クセの少なさ」を基準に選ぶのがおすすめです。内臓肉ならではの風味が控えめな部位は、焼肉感覚で気軽に味わえます。

クセの強さは部位によって次のような傾向があります。

  • クセが少ない部位:ハラミ・ハツ・カシラ・タン・豚シロ
  • ややクセがある部位:シマチョウ・マルチョウ・ミノ
  • クセが強めの部位:レバー・チレ・ギアラ

初心者の方はまず赤身に近いハラミやハツから試し、慣れてきたら脂の多い部位に進むとホルモンの魅力を段階的に楽しめます。

脂の量で選ぶ|甘みを楽しむか、あっさり仕上げるか

脂の量はホルモンの味わいを決める大きな要素です。脂の多い部位はジューシーで甘みが強く、脂の少ない部位はあっさりと軽い味わいを楽しめます。

脂が多い部位はこってりした味わいを求めるときに、脂が少ない部位はさっぱり食べたいときに選ぶのがおすすめです。カロリーを抑えたい方は脂少なめの部位を中心に選ぶとよいでしょう。

食感で選ぶ|コリコリ系・とろける系・赤身系の違い

ホルモンの楽しみ方の大きな魅力は、部位ごとに異なる食感にあります。食感の好みから選ぶと、いつもの焼肉がさらに満足感のあるものになります。

食感別の代表的な部位は以下のとおりです。

  • コリコリ系:ミノ・ハチノス・センマイ・ウルテ・豚ガツ
  • とろける系:マルチョウ・シビレ・レバー
  • 弾力系:シマチョウ・ギアラ・豚シロ
  • 赤身系:ハラミ・サガリ・ハツ・カシラ

噛み応えを楽しみたい方はコリコリ系、脂と一緒にとろけるような食感を味わいたい方はとろける系が向いています。食感を何種類か組み合わせて注文すると、一度の食事で多様な楽しみ方ができます。

料理用途で選ぶ|焼肉向きと煮込み向きの部位

ホルモンは調理法によって向き不向きがあります。焼肉で食べるなら脂や食感を楽しめる部位、煮込みなら長時間加熱でやわらかくなる部位を選ぶのがポイントです。

料理

向いている部位

理由

焼肉

シマチョウ・マルチョウ・ミノ・タン・ハラミ

短時間の加熱で脂や食感を楽しめる

もつ鍋・煮込み

シマチョウ・豚シロ・テール・ギアラ

煮込むことでうまみが出て食感もやわらかくなる

炒め物

豚レバー・豚ハツ・カシラ

火の通りが早く日常の料理に使いやすい

下茹でして和え物

センマイ・豚ガツ・コブクロ

あっさりした味わいで前菜風に楽しめる

同じシマチョウでも焼肉と煮込みで味わいが変わるため、料理に合わせて選ぶと食卓のバリエーションが広がります。

価格・入手しやすさで選ぶ|日常使いか特別な日か

ホルモンは部位によって価格や入手のしやすさが大きく異なります。日常の食卓用か、特別な日のごちそう用かで選び分けるのがおすすめです。

  • 日常使いしやすい部位:豚シロ・豚ハツ・豚レバー・カシラ・ハラミ
  • 少し特別感のある部位:シマチョウ・マルチョウ・タン・ミノ
  • 希少で特別な日向きの部位:シビレ・ウルテ・チレ・コブクロ

日常用はスーパーで手に入りやすく価格も手ごろな豚ホルモンが中心となります。

希少部位は入荷が限られるため、専門店や品揃えの豊富な精肉店で出会えたときが買いどきです。

ホルモンの美味しい食べ方|焼き方と調理のコツ

ホルモン焼肉

ホルモンは部位ごとに適した調理法や焼き加減が異なります。

同じ部位でも焼き方や下処理で味わいが大きく変わるため、基本のコツを押さえておくとおいしさが格段にアップします。

焼肉・BBQでの焼き方の基本

焼肉やBBQでホルモンをおいしく焼くコツは、脂の量に合わせて「火加減」を変えることです。

脂の少ない部位は「強火でサッと」短時間で焼き上げると、パサつかずジューシーに仕上がります。反対に、脂の多い部位は「中火でじっくり」焼きましょう。強火だと脂が落ちて炎が上がり焦げやすいため、表面がカリッとするまでじっくり待つのがポイントです。

焼くときの基本ポイント

  • 脂の多い部位は皮目(外側)から焼いて余分な脂を落とす
  • 脂の少ない部位はさっと炙って火を通しすぎない
  • 下味をしっかり付けた部位は焦げやすいのでこまめに返す

焼き上がりの目安は、表面に焼き色がつき脂が透き通ってきたタイミングです。焼きすぎると硬くなるため、食べる直前に仕上げるのがおすすめ。

部位別の最適な焼き加減

ホルモンは部位ごとに最適な焼き加減が異なります。代表的な部位と焼き加減の目安を表にまとめました。

部位

おすすめの焼き加減

焼き方のポイント

シマチョウ

しっかり焼き

脂が溶けて表面がカリッとするまで焼く

マルチョウ

中までしっかり

脂が多いため皮目から焼き、弾けないよう注意

ミノ

サッと炙る程度

切り込みを入れて短時間で火を通す

ハツ

レア〜ミディアム

焼きすぎるとパサつくため短時間で仕上げる

レバー

中心部まで完全に加熱

焼きすぎるとパサつくが、食中毒予防のため中心の色が完全に変わるまでしっかり加熱する

タン

ミディアム

片面ずつ焼き、肉汁が表面に浮いたら裏返す

ハラミ

ミディアム

厚みのあるものは弱火寄りでじっくり焼く

脂が多い部位は中までしっかり火を通し、赤身系の部位は焼きすぎないのが共通のコツです。厚めにカットされた部位は弱火寄りで時間をかけるとやわらかく仕上がります。

もつ鍋・煮込みに向いている部位

ホルモンはじっくり煮込むと、焼肉とは全く違う「とろけるような柔らかさ」と「深い旨味」を楽しめます長時間コトコト煮ることで、お肉の脂がスープに溶け出し、コクたっぷりの仕上がりになるからです。

もつ鍋・煮込みにおすすめの部位

  • シマチョウ:脂の甘みがスープに溶け出し、もつ鍋の主役に
  • 豚シロ:クセが少なくモツ煮込みの定番食材
  • ギアラ:噛みごたえと旨味が濃厚な煮込み向き部位
  • テール:長時間煮込むとコラーゲンたっぷりのスープに
  • ハチノス:トマト煮込みやスープで洋風にアレンジも可能

煮込み料理のおいしさを引き出すには、下茹でして余分な脂やアクを取り除くのが基本です。一度茹でこぼしてから本調理に入ると、臭みが抑えられてスープが澄んだ仕上がりになります。

もつ鍋は味噌・醤油・塩などベースの味を変えると、同じ部位でも違った楽しみ方ができます。

自宅で美味しく食べる下処理のポイント

スーパーで購入したホルモンは、ひと手間の下処理でおいしさが変わります。市販品の多くはすでに下処理済みですが、家庭でもう一度丁寧に処理することで臭みや余分な脂が取り除けます。

下処理の基本手順

  • 流水でしっかり洗い、表面のぬめりを落とす
  • 塩や小麦粉をまぶしてもみ込み、再度流水で洗い流す
  • 沸騰した湯で1〜2分下茹でし、アクを取る
  • ザルにあげて水気をよく切ってから調理に使う

下処理済みのパックで販売されている商品は、流水で軽く洗う程度でも問題なく調理できます。

臭みが気になる場合は、牛乳やしょうがを加えた湯で下茹でするのもおすすめの方法です。ほかにも、焼く前にごま油とにんにくで軽く下味を付けておくと香ばしさがぐっと増します。

ホルモンの栄養素と健康面で知っておきたいこと

調理師

ホルモンは部位ごとに含まれる栄養素の特徴が異なります。タンパク質や鉄分、ビタミン類を多く含む部位もあり、食卓に取り入れることで栄養バランスに幅を持たせやすくなります。ここでは部位別の栄養面の特徴と、食べる際の目安量について紹介します。

部位別の栄養成分比較

ホルモンは赤身肉と比べて低カロリーな部位もあれば、脂が多くエネルギーが高めの部位もあります。代表的な部位の栄養成分(可食部100gあたり)を表にまとめました。

部位

エネルギー
(kcal)

タンパク質
(g)

脂質
(g)

特徴

牛レバー

119

19.6

3.7

鉄分・ビタミンAが豊富

牛ハツ

128

16.5

7.6

鉄分を多く含む

牛ミノ(第一胃)

※茹で

166

24.5

8.4

高タンパクで低糖質

牛センマイ(第三胃)

57

11.7

1.3

低カロリー・低脂質

牛タン

318

13.3

31.8

脂質が多くエネルギー高め

豚レバー

114

20.4

3.4

鉄分・ビタミンB群を多く含む

豚ハツ

118

16.2

7.0

タンパク質が豊富

豚ガツ(胃)

111

17.4

5.1

脂質控えめであっさり

部位によって脂質の量が10倍近く違うこともあるため、食べ方や量を工夫するとバランスのとれた食事に仕上げやすくなります。

低カロリー・高タンパクな部位の紹介

ヘルシー志向の方や、タンパク質をしっかり摂りたい方におすすめなのが低カロリーな部位です。同じホルモンでも脂の少ない部位を選ぶことで、エネルギーを抑えながら食べ応えのある食事が楽しめます。

低カロリー・高タンパクの代表的な部位

  • 牛センマイ:100gあたり57kcalと非常に低カロリーで、タンパク質もしっかり含まれる食材
  • 牛ミノ:脂質が控えめでタンパク質が多い部位
  • 豚ハツ:手ごろな価格で日常の食卓にも取り入れやすい
  • 豚ガツ:あっさりした味わいで煮物や和え物にも活用できる
  • 牛ハツ:赤身に近い味わいと栄養バランスの良さが魅力

これらの部位は塩やポン酢で仕上げると、余分なカロリーを加えずに食べられます。焼肉のコースに取り入れるなら、脂の多い部位とあっさり系の部位を組み合わせるのがおすすめです。

食べすぎに注意したい部位と適量の目安

ホルモンは栄養価の高い食材ですが、部位によっては脂質やコレステロールが多く含まれるため、食べる量に気を配ることも大切です。特にレバーはビタミンAの含有量が非常に多く、過剰に摂取すると体に負担がかかる場合があります。

食べる量の目安

  • レバー:1食あたり50〜80g程度が目安。毎日大量に食べるのは避ける
  • 脂の多い部位(マルチョウ・シマチョウ・豚トロ):焼肉で1人前80〜100g程度にとどめる
  • 全体の量:一度の食事でホルモン類は150〜200g程度までを目安にする

特にレバーは、厚生労働省が成人に対してビタミンAの耐容上限量を1日あたり2,700μgRAEと定めています。牛レバー100gには約1,100μgのビタミンAが含まれているため、毎日大量に食べるのは控えましょう。

バランスを意識した食べ方として、野菜や海藻類と組み合わせると食物繊維もしっかり摂れて、バランスのよい食事に仕上がります。もつ鍋のような野菜たっぷりの料理に仕上げるのもおすすめです。

知っておきたいホルモンの豆知識

ホルモン

ホルモンには部位の特徴だけでなく、地域による呼び名の違いや購入時の選び方など、知っておくと役立つ豆知識があります。ここではホルモン選びをより楽しくする情報をご紹介します。

地域別ホルモン文化の違い|関東と関西の呼び名

ホルモンは地域によって呼び名や親しみ方が大きく異なる食材です。代表的なのが関東と関西での呼び方の違いで、同じ部位でも地域ごとに名称が変わります。

関東と関西で呼び方が異なる主な部位

部位(標準的な名称)

全国で多く使用される名称

関西で多く使用される名称

牛の大腸

シマチョウ

テッチャン

牛の小腸

マルチョウ(全国で使用)

ヒモ・ホソ

牛の第四胃

ギアラ

アカセンマイ

牛の横隔膜

ハラミ

サガリ(区別して呼ぶことも)

牛の気管軟骨

フエガラミ

ウルテ

食文化の面でも違いがあり、関西ではホルモン焼きが広く親しまれ、コリコリ系の部位を塩で食べる文化が根付いています。関東では味噌や醤油ベースのモツ煮込みが家庭料理として定着してきました。

福岡のもつ鍋や北海道の豚ホルモン焼きなど、地域ごとに特色ある食べ方もあります。旅行先で地元のホルモン料理を味わうのも、食文化を知る楽しみのひとつです。

ホルモンの鮮度の見分け方と購入時のチェックポイント

ホルモンをおいしく食べるためには、何よりも「新鮮なもの」を選ぶことが一番大切です。鮮度が良いホルモンほど嫌な臭みが少なく、脂の甘みやプリッとした食感を存分に味わえるからです。スーパーや精肉店でお買い物をする際は、以下のポイントに注目してみてください。

新鮮なホルモンを見分けるポイント

  • 色つや:部位本来の色が鮮やかで、黒ずみや変色がないもの
  • ドリップ:パックの底に血や水分が溜まりすぎていないもの
  • 脂の色:乳白色またはクリーム色で、黄色く変色していないもの
  • におい:独特の風味はあっても、ツンとした酸っぱい匂いがしないもの
  • 表面の状態:乾燥しておらず、適度にしっとりしているもの

レバーは特に鮮度の差が現れやすい部位です。新鮮なものは濃い赤褐色で光沢があり、表面がぬめっとしておらずハリがあります。時間が経ったものは黒ずみや粘りが出てくるため、色と質感をしっかり確認しましょう。

購入後はできるだけ当日中に調理するのがおすすめです。すぐに使えない場合は小分けにして冷凍保存し、2〜3週間を目安に使い切ると風味を保ちやすくなります。

ホルモンの部位に関するよくある質問

ホルモンの部位に関するよくある質問

ホルモン選びや調理について、多くの方が気になるポイントをまとめました。

購入前や調理前にチェックしておくと、よりおいしくホルモンを楽しめます。

ホルモンで一番美味しい部位はどれ?

ホルモンのおいしさは好みによって大きく異なるため、一概に「これ」とは言い切れません。ただし、焼肉店で人気の高い部位にはいくつかの傾向があります。

人気の高い部位

  • 脂の甘みを楽しみたい方:マルチョウ・シマチョウ
  • 食感を楽しみたい方:ミノ・ウルテ
  • 赤身感覚で食べたい方:ハラミ・タン
  • クセの少なさを求める方:ハツ・豚シロ

初めてホルモンを食べる方は、まずハラミやタンなど赤身に近い部位から試し、徐々に脂や食感を楽しむ部位に広げていくのがおすすめです。

ホルモンとモツは同じもの?

ホルモンとモツは基本的に同じ意味で使われる言葉です。どちらも牛や豚の内臓肉全般を指しており、明確な区別はありません。

一般的には焼肉店でよく使われるのが「ホルモン」、もつ煮込みやもつ鍋など煮込み料理で使われるのが「モツ」という傾向があります。地域差もあり、西日本ではホルモン、東日本ではモツと呼ぶ場面が多く見られます。

ホルモンの臭みを取る方法は?

ホルモンの臭みを取るには、下処理をしっかり行うのが基本です。市販の下処理済みホルモンでも、家庭でひと手間加えるとさらに風味がよくなります。

臭みを取る主な方法

  • 塩や小麦粉でもみ洗いし、流水でしっかりすすぐ
  • 沸騰した湯で1〜2分下茹でしてアクを取り除く
  • 牛乳やしょうが、ねぎと一緒に下茹でする
  • 下茹で後の水をしっかり切ってから調理する

特にレバーは牛乳に10分ほど浸けておくと独特の臭みが和らぎ、食べやすくなります。下処理の手間はかかるものの、ひと工夫で仕上がりが大きく変わるのがホルモン料理の面白さです。

ホルモンはどこで買える?

ホルモンはスーパーや精肉店、専門店などで購入できます。近年では下処理済みのパック商品が充実しており、自宅でも手軽に調理を楽しめる環境が整っています。

購入できる主な場所

  • 大型スーパー:豚ホルモンや定番の牛ホルモンが手に入りやすい
  • 精肉店:部位の種類が豊富で、希少部位が見つかることもある
  • 焼肉専門店の持ち帰り:下処理や味付け済みですぐ調理できる
  • オンラインショップ:地域限定の部位や珍しい品が購入できる

ホルモンの保存方法と日持ちの目安は?

ホルモンは傷みやすい食材のため、購入後はできるだけ早く調理するのがおすすめです。すぐに使えない場合は冷凍保存で風味を保てます。

冷凍する際は小分けにしてラップで包み、フリーザーバッグに入れて空気をしっかり抜くと冷凍焼けを防げます。解凍は冷蔵庫でゆっくり戻すのが基本です。流水解凍や電子レンジ解凍を使う場合は、解凍後すぐに調理しましょう。

一度解凍したものを再冷凍すると風味が落ちるため、小分け冷凍で必要な分だけ取り出す工夫がおすすめです。

子供や高齢者でも食べやすいホルモンは?

子供や高齢の方には、クセが少なくやわらかい食感の部位が向いています。ホルモン特有の風味が苦手な方でも食べやすい部位を選ぶのがポイントです。

食べやすいおすすめの部位

  • 豚シロ:クセが少なく脂の甘みがやさしい
  • ハラミ:赤身に近く食感もやわらかい
  • 豚ハツ:あっさりした味わいで噛みやすい
  • 豚レバー:しっかり加熱すれば栄養豊富で食べやすい
  • タン元:脂が乗ってやわらかく、焼肉の王道メニュー

子供に食べさせる場合は、小さめに切って食べやすい大きさに整えるのがおすすめです。高齢の方には下茹でして煮込み料理に仕上げると、さらにやわらかく消化もよくなります。

レバーなど中心までしっかり加熱が必要な部位は、衛生面にも配慮して十分に火を通してから提供しましょう。

まとめ

ホルモンは部位ごとに味わいや食感が大きく異なり、選び方次第で焼肉や家庭料理の楽しみが広がる食材です。

牛ホルモンは脂の甘みが濃厚なシマチョウやマルチョウ、コリコリ食感のミノなど多彩なバリエーションが魅力です。豚ホルモンはクセが少なく手ごろな価格で、日常使いに向いています。

選ぶ基本的な軸は、食べやすさ・脂の量・食感・料理用途・価格の5つ。初心者の方はハラミやハツなど赤身に近い部位から試すのがおすすめです。

ロピアの精肉コーナーでは、牛・豚ともにさまざまなホルモン部位が並んでいます。気になる部位を見つけたら、ぜひ自宅調理にチャレンジして自分好みの一品を見つけてみてください。




※本記事は情報提供を目的としており、掲載内容の正確性・完全性・最新性について保証するものではありません。ご利用にあたっては、ご自身の判断と責任にてお願いいたします。

※商品価格や品揃えは店舗・仕入れ状況により異なります。

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