梨の種類はどう違う?甘い・シャキシャキなど特徴別に徹底比較

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住。絶賛子育て中で、まもなく2児のパパになります。料理は完全に妻任せですが、三度の飯より食べるのが大好きです!仕事の時間が自由な強みを活かし、スーパーへの買い出しと食材選びには毎回同行して食のプロデューサー気取りで楽しんでいます。作る側だけでなく、食べる側・買う側の視点も交えながら、おいしいものに関する情報を発信中です。
「甘い梨はどの種類?」「シャキシャキした品種を選びたい」「旬の時期や食べごろも知りたい」と迷うことはありませんか。
梨は、和梨・西洋梨・中国梨に大きく分かれ、和梨も赤梨と青梨で甘さや食感の傾向が異なります。
この記事では、『食生活♥♥ロピア』が、幸水・豊水・二十世紀など代表的な梨の種類を比較し、旬の時期、おいしい梨の見分け方、保存方法、栄養や離乳食への取り入れ方まで紹介します。
好みに合う梨を選びたい方は、ぜひ参考にしてください。
梨は大きく3種類|和梨・西洋梨・中国梨の違い

日本で流通する梨は、和梨・西洋梨・中国梨の3タイプに大別されます。形や食感、追熟が必要かどうかが異なり、売場でよく見かけるのは和梨です。
タイプ | 形状 | 食感 | 追熟の要否 | 代表品種 |
和梨 | 丸い形 | シャリシャリ | 不要 | 幸水・豊水・二十世紀 |
西洋梨 | ひょうたん型 | なめらか | 必要 | ラ・フランス・ル・レクチェ |
中国梨 | やや縦長 | やや硬め | 必要 | ―(流通が少ない) |
和梨|シャリシャリ食感で追熟不要
和梨は、噛んだときのシャリシャリとした歯ざわりが持ち味です。果肉に含まれる石細胞(硬い粒状の細胞)が、独特のみずみずしい食感を生み出しています。
追熟(収穫後に置いて熟させること)は必要ありません。買ってすぐが食べごろで、置いておいても甘みが増すわけではないため、購入後はなるべく早めに味わいましょう。
丸い形も、和梨を見分ける手がかりです。売場では、丸みのある形とザラつきのある皮に注目すると、西洋梨や中国梨と区別しやすくなります。
西洋梨|なめらかで香り豊か
西洋梨は、追熟によって生まれる、とろけるような果肉と芳醇な香りを楽しめる梨です。購入直後は硬いものが多いため、常温で追熟させてから味わいましょう。ひょうたん型の形も、和梨との分かりやすい違いです。
明治初期に全国へ導入され、比較的冷涼で雨の少ない地域が栽培に適しているとされています。代表的な品種は、ラ・フランス、ゼネラルレクラーク、ル・レクチェ、バートレットなどです。
産地は特定の地域に集中しています。
- 山形県:14,200トン(全国の71%)
- 青森県:1,290トン(全国の6%)
- 新潟県:1,140トン(全国の6%)
- 全国:20,100トン
令和7年産の統計では、山形県が全国の西洋梨収穫量の71%を占めています。
参考:農林水産省「令和7年産西洋なし、かき、くりの栽培面積、結果樹面積、収穫量及び出荷量」
中国梨|日本での流通が少ない希少タイプ
中国梨は、日本での流通量が極めて少ない希少なタイプです。売場で見かける機会はほとんどなく、和梨や西洋梨に比べて出回る量が限られています。
形は西洋梨に近い、やや縦長です。食感はやや硬めとされており、和梨のシャリシャリ感とは異なる歯ざわりを楽しめます。
追熟が必要な点は、西洋梨と共通しています。手に入る機会は少ないものの、和梨や西洋梨との違いを知っておけば、中国梨を見かけたときにも特徴を捉えやすくなるでしょう。
和梨の種類は「赤梨」と「青梨」

和梨は果皮の色によって、赤梨と青梨の2つに大きく分けられ、味わいの傾向も異なります。売場で主流となっているのは赤梨で、甘みの強い品種が多く並びます。
分類 | 果皮の色 | 味の傾向 | 代表品種 |
赤梨 | 褐色(茶色っぽい色) | 甘みが強い傾向 | 幸水・豊水・あきづき・新高・南水・にっこり |
青梨 | 緑色〜黄緑色 | さっぱりした甘さ | 二十世紀・かおり |
赤梨|果皮が褐色で甘みが強い
赤梨は、果皮が褐色でザラザラした手触りを持ち、甘みの強い品種が多い和梨のグループです。表面にコルク層(果皮を保護する組織)が発達しているため、手に取ると少しザラつきを感じます。
幸水や豊水など、売場でよく見かける品種の多くが赤梨です。しっかりとした甘みがあり、子どもから大人まで食べやすい味わいを楽しめます。
