さつまいもの種類はどう違う?食感別の特徴と名前・見分け方を徹底解説

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住。絶賛子育て中で、まもなく2児のパパになります。料理は完全に妻任せですが、三度の飯より食べるのが大好きです!仕事の時間が自由な強みを活かし、スーパーへの買い出しと食材選びには毎回同行して食のプロデューサー気取りで楽しんでいます。作る側だけでなく、食べる側・買う側の視点も交えながら、おいしいものに関する情報を発信中です。
売場で「紅はるか」「シルクスイート」「安納芋」などを見かけても、甘さや食感の違いが分からず、いつも同じ商品を選んでしまうこともあるでしょう。
さつまいもの種類は、ほくほく系・しっとり系・ねっとり系の3タイプを目安にすると選びやすくなります。
この記事では、『食生活♥♥ロピア』が、代表的な種類の特徴や売場での名前の見方、料理に合わせた使い分けを解説します。
好みの食感や、作りたい料理に合うさつまいもを選ぶ際の参考にしてください。
さつまいもの売場には品種名・ブランド名・商品名がある

さつまいもの売場には、品種名のほか、地域ブランド名や企業の商品名も並んでいます。
名前だけを見て品種だと思い込むと、食感や特徴を正確に判断できない場合があるので確認しておきましょう。
名前の区分 | 内容 | 例 |
品種名 | さつまいもの品種を識別する名前 | ベニアズマ・べにはるか・HE306 |
地域ブランド名 | 産地や生産方法と結び付いた名前 | 鳴門金時・種子島安納いも |
商標・商品名 | 企業や団体が販売時に使用する名前 | シルクスイート・マロンゴールド |
品種名のなかには、種苗法に基づいて登録され、現在も育成者権の対象となっているものと、すでに権利期間が終了しているものがあります。
新しい品種を育成した人や企業などに認められる権利のことです。
一般の消費者が選ぶ際は、制度の違いまで覚える必要はありません。「売場に書かれた名前が、そのまま品種名とは限らない」と理解しておけば十分です。
さつまいもの種類は食感を3タイプで考えよう

さつまいもの食感は、「ほくほく系・しっとり系・ねっとり系」の3タイプで紹介されることがあります。
タイプ | おもな食感 | 甘さの傾向 | 代表的な種類 | 向く料理 |
ほくほく系 | 粉をふいたようにほぐれやすい | 素朴で穏やか | 紅あずま・鳴門金時 | 天ぷら・煮物 |
しっとり系 | なめらかでパサつきにくい | やさしく上品 | シルクスイート・ひめあやか | スイーツ・料理全般 |
ねっとり系 | 粘りがあり、とろけるような口当たり | 濃厚で強い | 紅はるか・安納芋 | 焼き芋・干し芋 |
食感には、でん粉の性質や細胞の構造、貯蔵状態、加熱方法などが関係します。品種が同じでも、常に同じ食感になるとは限りません。選ぶ際の目安として利用してください。
【ほくほく系】さつまいもの種類と特徴

ほくほく系は、加熱すると果肉が粉をふいたようにほぐれやすく、素朴な風味を楽しみやすいタイプです。ここでは、紅あずま・鳴門金時・紅さつま・すずほっくりの特徴を紹介します。
紅あずま
紅あずまの品種名は「ベニアズマ」です。関東を中心に広く栽培されてきた、ほくほく系の代表的な品種として知られています。
皮は濃い赤紫色、果肉は黄色で、加熱すると粉質の食感になります。比較的繊維を感じにくく、焼き芋やふかし芋、天ぷら、大学芋、菓子作りなどに幅広く使えるのが特徴です。
鳴門金時
鳴門金時は、高系14号の系統をもとに徳島県で生産されている地域ブランドです。鳴門市周辺などの水はけのよい砂地でも栽培されています。
1945年(昭和20年)に高知県農事試験場で育成されたサツマイモの代表的な品種のことです。
ほくほくした食感と上品な甘さが特徴として知られ、焼き芋のほか、天ぷらや煮物、菓子などにも使われます。
紅さつま
紅さつまは、高系14号から選抜された系統で、鹿児島県を中心に栽培されています。
