豚ロースのカロリーは高い?薄切り1枚の計算方法や脂身なしの数値を解説

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住。絶賛子育て中で、まもなく2児のパパになります。料理は完全に妻任せですが、三度の飯より食べるのが大好きです!仕事の時間が自由な強みを活かし、スーパーへの買い出しと食材選びには毎回同行して食のプロデューサー気取りで楽しんでいます。作る側だけでなく、食べる側・買う側の視点も交えながら、おいしいものに関する情報を発信中です。
豚ロースは脂身が気になるけれど、実際どのくらいのカロリーがあるのか、意外とわかりにくいですよね。「1枚あたりだとどれくらい?」「脂身を取ればどこまで下がるの?」と、買い物や献立を考えるたびに気になる方も多いはずです。
この記事では、『食生活♥♥ロピア』が豚ロース100gあたりの基本カロリーから、重量別の早見表・脂身あり/なしの差・調理法ごとの変化・カロリーを抑える工夫まで幅広く整理します。
カロリーの目安を知っておくと、使う量や調理法を選びやすくなります。豚ロースのカロリーを毎日の食事づくりに役立てたい方は、ぜひ参考にしてください。
豚ロースのカロリーは100gあたり248kcal

豚ロースは背中側の肉で、やわらかさときめの細かさが持ち味の部位です。赤身と脂身のバランスが良く、豚肉のなかではカロリーが中間からやや高めに位置する部位にあたります。
ここでは、脂身つき・生のカロリーと三大栄養素の内訳を確認します。
脂身つき・生の三大栄養素
豚ロース(脂身つき・生)は、100gあたり248kcalです。たんぱく質・脂質・糖質の内訳を見ると、脂質がカロリーの多くを占める赤身と脂身のバランスの良い部位だとわかります。
糖質は100gあたり0.2gと少量です。豚ロース自体の糖質は少量ですが、ご飯やパンを組み合わせると食事全体の糖質量は増えます。
栄養素 | 100gあたりの値 |
エネルギー | 248kcal |
たんぱく質 | 19.3g |
脂質 | 19.2g |
糖質 | 0.2g |
参考:文部科学省 食品成分データベース「肉類/ぶた/(大型種肉)/ロース/脂身つき/生」
豚肉の中での位置づけ
豚肉のなかでの豚ロースは、バラより低く、もも・ヒレより高い「中間」の位置づけになります。カロリーの低い順に並べると、その立ち位置が一目でわかります。
赤身中心のヒレやももは低めで、脂身の層が厚いバラは高めです。豚ロースはその間にあり、食べ応えとカロリーのバランスがとりやすい部位といえます。
部位 | カロリー (100gあたり) |
ヒレ(赤肉) | 118kcal |
もも(脂身つき) | 171kcal |
ロース(脂身つき) | 248kcal |
バラ(脂身つき) | 366kcal |
参考:文部科学省 食品成分データベース「肉類/ぶた/(大型種肉)/ばら/脂身つき/生」
参考:文部科学省 食品成分データベース「肉類/ぶた/(大型種肉)/もも/脂身つき/生」
参考:文部科学省 食品成分データベース「肉類/ぶた/(大型種肉)/ヒレ/赤肉/生」
【重量別】豚ロースのカロリー

料理に使う量は100gちょうどとはかぎりません。ここでは100g・200g・300gのカロリーを早見表で示し、パッケージの重量から1枚あたりのカロリーを割り出す方法もあわせて確認します。
100g・200g・300gの早見表
豚ロースのカロリーは、重量に比例して増えていきます。100g=248kcalを基準にすると、200g=496kcal・300g=744kcalと単純な掛け算で計算できるため、使う量に応じて把握しやすいのが特徴です。
たんぱく質や脂質も同じように増えます。まとめて調理するときは、下の早見表で全体量の目安をつかんでおくと便利です。
重量 | カロリー | たんぱく質 | 脂質 |
100g | 248kcal | 19.3g | 19.2g |
200g | 496kcal | 38.6g | 38.4g |
300g | 744kcal | 57.9g | 57.6g |
パッケージの重量から1枚あたりを計算する方法
薄切りや厚切りの1枚あたりのグラム数は、商品や切り方で変わります。そこで役立つのが、パッケージの総重量と枚数から1枚の重さを割り出す方法です。
1枚の重さがわかれば、100gあたり248kcalをもとにおおよそのカロリーを換算できます。買ってきたパックの表示を見ながら計算してみてください。
- パッケージ総重量÷枚数=1枚の重さ(g)を求める
- 1枚の重さ(g)×2.48=おおよそのカロリー(kcal)を計算する
- 使う枚数分をかけ合わせて合計のカロリーを出す
脂身あり・脂身なしで豚ロースのカロリーはどう変わる?

同じ豚ロースでも、脂身をどこまで残すかでカロリーは大きく変わります。ここでは脂身つき・皮下脂肪なし・赤肉の3分類を比べ、家庭で脂身を切り落としたときにどの値が目安になるかを整理します。
脂身つき・皮下脂肪なし・赤肉の比較表
脂身の量が減るほど、豚ロースのカロリーは下がります。脂身つき248kcalから赤肉140kcalまで、脂身の有無で最大108kcalの差が生まれるのが特徴です。
食品成分表では、脂肪の残し方で3つに分類されています。脂身つきは皮下脂肪と筋間脂肪の両方を含む状態、皮下脂肪なしは皮下脂肪のみを除いた状態、赤肉は両方の脂肪を除いた状態を指します。
分類 | カロリー (100gあたり) | たんぱく質 | 脂質 |
脂身つき | 248kcal | 19.3g | 19.2g |
皮下脂肪なし | 190kcal | 21.1g | ー |
赤肉 | 140kcal | 22.7g | 5.6g |
家庭で外側の脂身を切り落とした場合は「皮下脂肪なし」が目安
家庭で包丁を使って外側の白い脂身を切り落とすと、皮下脂肪を取り除いた状態に近くなります。そのため切り落としたあとの豚ロースは、「皮下脂肪なし」の190kcalが近い目安になります。
赤肉(140kcal)は筋間脂肪まで除いた状態のため、家庭で完全に再現するのは難しいのが実情です。赤身のあいだに入り込んだ細かい脂までは、包丁では取りきれません。
成分表上では、脂身つきと皮下脂肪なしで100gあたり58kcalの差があります。実際に減るカロリーは、切り落とした脂身の量によって変わります。
豚ロースに含まれる主な栄養素

豚ロースはたんぱく質を多く含むだけでなく、豚肉全般に多いビタミンB1も含みます。ここでは三大栄養素とビタミンB1の含有量を表で確認し、ビタミンB1が体内でどのような役割を担う成分かを整理します。
たんぱく質・脂質・糖質・ビタミンB1の含有量
豚ロース(脂身つき・生)は、たんぱく質と脂質を主体に、豚肉に多いビタミンB1(糖質のエネルギー代謝に関わる水溶性ビタミン)を0.69mg含むのが特徴です。糖質は0.2gと少なめです。
ビタミンB1は豚肉全般に多く含まれます。日々の食卓に豚ロースを取り入れると、たんぱく質と一緒にビタミンB1も摂れます。
栄養素 | 100gあたりの値 |
たんぱく質 | 19.3g |
脂質 | 19.2g |
糖質 | 0.2g |
ビタミンB1 | 0.69mg |
ビタミンB1は糖質からのエネルギー産生に関わる栄養素
ビタミンB1は、糖質からエネルギーを作り出す過程で使われる栄養素です。ご飯やパン、麺類など糖質を主体にした食事とあわせて摂りたい成分といえます。
ビタミンB1には水に溶けやすい性質(水溶性)があるため、ゆで汁に溶け出しやすいという調理上の特徴があります。スープごと食べる料理では、溶け出した分もあわせて摂取することが可能です。
豚ロースと他の部位のカロリーを比較

豚肉は部位によってカロリーが大きく変わります。ここでは代表的な5つの部位を一覧で比べ、カロリーの差がどこから生まれるのかという仕組みまで整理します。
部位別カロリーの一覧表
豚肉のカロリーは、部位によって100gあたり118kcalから366kcalまで幅があります。低い順に並べると、ヒレ・もも・かたロース・ロース・バラの順にカロリーが高くなることがわかります。
ヒレは脂身がほとんどなく赤身中心の部位です。反対にバラは脂身の層が厚く、5つのなかで最も高い数値になっています。
部位 | カロリー (100gあたり) | たんぱく質 | 脂質 |
ヒレ(赤肉) | 118kcal | 22.2g | 3.7g |
もも(脂身つき) | 171kcal | 20.5g | 10.2g |
かたロース(脂身つき) | 237kcal | 17.1g | 19.2g |
ロース(脂身つき) | 248kcal | 19.3g | 19.2g |
バラ(脂身つき) | 366kcal | 14.4g | 35.4g |
カロリーの差は主に脂質の量に左右される
部位ごとのカロリー差には、脂質の量が大きく関係します。脂質は1gあたり約9kcalと、たんぱく質・糖質の約4kcalより高いエネルギー量を持つためです。
同じ100gでも、脂質が多い部位ほどカロリーは高くなります。脂質35.4gのバラが366kcalに達する一方、脂質3.7gのヒレが118kcalにとどまるのは、この差によるものです。
カロリーを控えたいときは脂質の少ない部位を、食べ応えを出したいときは脂身のある部位を選ぶと、目的にあわせて調整できます。
調理法で豚ロースのカロリーはどう変わる?

豚ロースは調理法によって、100gあたりの数値が変わります。ここでは生・ゆで・焼き・とんかつを比較表で示し、重量変化率(調理前の重量を100%としたとき、調理後にどれだけ重量が残るかを示す割合)を加味したカロリーの目安を整理します。
ゆで・焼き・とんかつの100gあたりカロリー比較表
ゆで・焼きの調理後100gあたりのカロリーは、生より高くなります。加熱で水分や脂が抜けて重量が減り、残った100gに栄養素が濃縮されるためです。ただし、生100g分を調理した場合の総カロリーで比較すると結果が変わります。
調理法 | 100gあたり カロリー | 重量変化率 | 生100g分の 総カロリー目安 |
生 | 248kcal | ー | 248kcal |
ゆで | 299kcal | 77% | 約230kcal |
焼き | 310kcal | 72% | 約223kcal |
とんかつ | 429kcal | ー | ー |
※とんかつは衣・油が加わるため、重量変化率による単純比較はできません。
生100g分をゆでた場合の総カロリーは約230kcal、焼いた場合は約223kcalと、いずれも生の248kcalより低くなります。生100g分を調理した後の総カロリーで比べると、ゆで・焼きはいずれも生より低くなる計算です。
しゃぶしゃぶ(ゆで)は脂が湯に落ちてカロリーが変わる
しゃぶしゃぶのカロリーは、成分表の「ゆで」の数値が目安になります。加熱の途中で脂の一部が湯に落ち、食べる分のカロリーが下がるのが理由です。生100g分をゆでた場合の総カロリーは約230kcalで、生の248kcalより低くなります。
湯に落ちた脂はアクとともに取り除けるため、脂を控えたいときに向いた調理法です。
なお、豚肉は生食を避け、中心部まで十分に加熱してください。半生の状態で食べると食中毒のリスクがあります。加熱の目安は、中心部を75℃で1分間以上です。正確に確認したい場合は、料理用の中心温度計を使用してください。
とんかつは衣と油分で大幅に上がる
とんかつは、豚ロースの調理法のなかでもカロリーが大きく上がります。100gあたり429kcalと、生の248kcalから大幅に増える点に注意が必要です。
数値が上がる理由は、衣と揚げ油にあります。小麦粉・卵・パン粉の衣が加わることで炭水化物が増え、揚げ油を吸うことで脂質が上乗せされます。
カロリーを抑えたいときは、揚げ物の頻度を調整したり、衣を薄めにしたりするのがポイントです。
豚ロースのカロリーを抑える3つの工夫

豚ロースは食べ応えのある部位ですが、ちょっとした工夫でカロリーを調整できます。ここでは、脂身の処理・調理法・組み合わせの3つの視点から、無理なく取り入れられる方法を整理します。
- 調理前に脂身を切り落とす
- ゆでる・蒸す調理法を選ぶ
- 野菜と組み合わせて肉の量を調整する
調理前に脂身を切り落とす
外側の白い脂身を切り落とすことで、摂取する脂質やカロリーを減らせます。脂身つき248kcalに対し、皮下脂肪を除いた状態では190kcalと約23%減になるためです。
実際に減るカロリーは、切り落とした脂身の量によって異なります。脂身つきと皮下脂肪なしでは、成分表上で100gあたり58kcalの差があります。
とんかつやソテーでは、下ごしらえの段階で外側の脂身を切り落とすことで脂身の量を調整することが可能です。
ゆでる・蒸す調理法を選ぶ
ゆでる・蒸すといった調理法は、調理油を加えずに加熱できます。生100g分をゆでると、脂の一部が湯に落ちて総カロリーは約230kcalになり、生の248kcalより低くなるためです。
蒸し調理は調理油を使わずに加熱できるため、油によるカロリーの上乗せを避けられます。蒸し野菜と一緒に仕上げれば、肉と野菜を一度に用意できます。
野菜と組み合わせて肉の量を調整する
肉に野菜を組み合わせると、使用量を抑えながらボリュームを出せます。かさのある野菜を加えることで、肉の量を減らしても満足感のある一皿に仕上がるためです。
キャベツやもやしと炒め合わせたり、サラダを添えたりする方法が手軽です。かさが増える分、皿全体のボリュームを保ちながら肉の量を調整できます。
肉の使用量を抑えたいときは、野菜の量を増やして一皿全体の量を調整する方法もあります。家族の食べ応えを保ちつつ、カロリーを調整したいときに向いた方法です。
豚ロースに関するよくある質問

豚ロースのカロリーや調理に関するよくある疑問に回答します。肩ロースとの比較や保存、離乳食での使い方など、日々の食事づくりで浮かびやすい5つの質問を取り上げます。
豚ロースと豚肩ロースはどちらがカロリーが高い?
ロースが248kcal、肩ロースが237kcalで、ロースのほうが11kcal高いという結果です。ただし差は大きくありません。カロリー面での差はわずかなので、料理や好みにあわせて選びやすいでしょう。
豚ロースの脂身部分にはどのくらいカロリーがある?
脂身単体の数値は公的機関の成分表に収載されていないため、定量的な回答はできません。ただし、脂身つき248kcalと皮下脂肪なし190kcalの差である58kcal(100gあたり)から、脂身部分にカロリーが集中していることがわかります。
冷しゃぶにした豚ロースはどのくらい日もちする?
保存日数の公的なデータはないため、具体的な日数は断定できません。調理後は速やかに冷蔵し、早めに食べ切ることをおすすめします。
においや見た目に変化がある場合や、ぬめりがある場合は、食べずに廃棄してください。安全を第一に判断することが大切です。
ダイエット中に豚ロースを食べても問題ない?
効果やダイエット結果を断定することはできませんが、豚ロースはたんぱく質を100gあたり19.3g含む食材です。
脂身を切り落としたり、ゆでる・蒸すなどの調理法を選んだりすると、カロリーを調整しながら取り入れられます。
豚ロースは離乳食に使える?
豚ロースを離乳食に使い始める時期には、公的機関による一律の基準がないため、断定はできません。一般的には、脂肪の少ない部位から少量ずつ試すことが多いとされています。
乳幼児には中心部まで十分に加熱した肉のみを与え、開始時期や量は医師・管理栄養士など専門家に相談してください。
まとめ
豚ロース(脂身つき・生)は100gあたり248kcalで、脂身の有無や調理法によってカロリーには幅があります。脂身を切り落とす・ゆでるといった工夫で、無理なくカロリーを調整できるのが特徴です。
- 豚ロースは100gあたり248kcalで中間の位置づけ
- 成分表では皮下脂肪なし190kcal・赤肉140kcal
- ゆでる調理では脂の一部が湯へ移り、生100g分の総カロリーは約230kcalになる計算
- 部位のカロリー差は主に脂質の量に左右される
ロピアの精肉売場では、豚ロースの薄切りから厚切りまで幅広くご用意しています。用途にあわせて量や切り方を選び、脂身を活かした料理やカロリーを意識した献立など、自分に合った楽しみ方を見つけてみてください。毎日の食卓に取り入れたいときは、ぜひロピアでお選びください。
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