エリンギに栄養はないって本当?主な成分や栄養素の働きを徹底解説!

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住。絶賛子育て中で、まもなく2児のパパになります。料理は完全に妻任せですが、三度の飯より食べるのが大好きです!仕事の時間が自由な強みを活かし、スーパーへの買い出しと食材選びには毎回同行して食のプロデューサー気取りで楽しんでいます。作る側だけでなく、食べる側・買う側の視点も交えながら、おいしいものに関する情報を発信中です。
「エリンギは栄養がない」という情報を目にして、本当なのか気になっていませんか。低カロリーであることは知られていても、具体的にどのような栄養素が含まれているのかまでは、わからない方も多いのではないでしょうか。
エリンギは、三大栄養素こそ少ないものの、食物繊維・ビタミンD・カリウムなどを含む食材です。
この記事では、『食生活♥♥ロピア』が、エリンギの主な栄養成分と栄養素の働きをはじめ、ほかのきのことの比較や、栄養を活かす食べ方、選び方、保存のコツも紹介します。
エリンギを毎日の食卓に取り入れたい方は、ぜひ参考にしてください。
エリンギに栄養がないって本当?

「エリンギは栄養がない」という言葉には誤解があります。
エリンギに「栄養がない」と言われるのは、体のエネルギー源になる三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)の含有量が少ないためです。
ただし、三大栄養素が少ないことは、栄養がないことと同じではありません。エリンギには、ビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。
エリンギは、炒め物や汁物など幅広い料理に使いやすく、食物繊維やビタミン、ミネラルを普段の献立に取り入れやすい食材です。
エリンギに含まれる主な栄養成分は?

エリンギには、体の調子を整える栄養素が幅広く含まれています。
エリンギ(生)100gあたりに含まれる主な栄養素は、以下のとおりです。
成分名 | 100gあたりの含有量 |
食物繊維 | 3.4g |
ビタミンD | 1.2μg |
カリウム | 340mg |
ナイアシン | 6.1mg |
葉酸 | 65μg |
ビタミンB1 | 0.11mg |
ビタミンB2 | 0.22mg |
パントテン酸 | 1.16mg |
ビオチン | 6.9μg |
参考:文部科学省 食品成分データベース「きのこ類/(ひらたけ類)/エリンギ/生」
ここでは、代表的な成分ごとに、それぞれがどのような栄養素なのかを解説します。
食物繊維
食物繊維は、人の消化酵素では分解されにくく、小腸で吸収されずに大腸まで届く成分です。便のかさを増やす材料となるほか、腸内細菌に利用され、腸内環境を整える働きがあります。
糖質や脂質のように消化・吸収される栄養素とは性質が異なり、健康維持のために継続して摂りたい食品成分です。
ビタミンD
ビタミンDは、腸管でカルシウムやリンが吸収されるのを助け、骨の形成と維持に関わる脂溶性ビタミンです。不足するとカルシウムの吸収効率が低下し、骨が弱くなる原因となります。
ビタミンDは食事から摂取できるほか、皮膚に紫外線が当たることでも体内につくられます。
ただし、日光に当たる時間や季節、生活環境などによって体内でつくられる量が変わるため、食事から摂ることも必要です。
カリウム
カリウムは、主に細胞の内側に存在し、体液の浸透圧や酸性・アルカリ性のバランスを調整するミネラルです。神経から筋肉へ情報を伝えたり、筋肉を正常に動かしたりする働きにも関わっています。
また、体内の余分なナトリウムの排出を促す作用があり、食塩の摂り過ぎによる血圧への影響を抑えるうえでも欠かせません。ただし、腎機能が低下している方はカリウムの摂取制限が必要な場合があります。
ナイアシン
ナイアシンは、糖質・脂質・たんぱく質からエネルギーをつくる過程を支える水溶性のビタミンB群です。体内では「NAD」や「NADP」と呼ばれる補酵素の材料となり、さまざまな代謝反応を進める役割を担います。
エネルギー代謝だけでなく、脂肪酸やステロイドホルモンの合成、アルコールの代謝、DNAの合成や修復にも関わっています。体内でも一部合成されますが、食事から摂取する必要がある栄養素です。
