イタリアのピザの種類|地域別の生地や定番メニューを徹底解説

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住。絶賛子育て中で、まもなく2児のパパになります。料理は完全に妻任せですが、三度の飯より食べるのが大好きです!仕事の時間が自由な強みを活かし、スーパーへの買い出しと食材選びには毎回同行して食のプロデューサー気取りで楽しんでいます。作る側だけでなく、食べる側・買う側の視点も交えながら、おいしいものに関する情報を発信中です。
ナポリ風とローマ風にはどのような違いがあるのか、マルゲリータやマリナーラといったメニュー名にはどのような意味があるのか、気になる方もいるでしょう。
本場のピザは、地域によって生地の厚さや食感が変わり、定番メニューの名前にも由来があります。
この記事では、『食生活♥♥ロピア』がイタリアのピザの種類や地域ごとの生地の違いをはじめ、代表的なメニューの名前の由来や歴史、家庭で楽しむための食材選びも紹介します。
イタリアのピザをもっと知って、家庭でも本場の味を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
イタリアのピザとは?日本のピザとの大きな違い

イタリアのピザは、生地そのものの味を楽しむ料理として親しまれています。日本で身近な宅配ピザとは、素材の使い方や食べ方の考え方が異なるのが特徴です。
ここでは、イタリアのピザを特徴づける3つのポイントを解説します。
- ナポリ風は高温の窯で短時間に焼き上げる
- 素材を絞ったシンプルな組み合わせが多い
- 円形ピザは1人1枚で提供されることが多く、切り売りピザは手で食べることも多い
薪窯で短時間に焼き上げる
伝統的なナポリ風ピザは、高温の薪窯で短時間に焼き上げます。高温で一気に加熱することで、縁は香ばしく、内側はやわらかく仕上がるのが特徴です。
家庭のオーブンでは薪窯ほどの高温を出しにくいため、仕上がりの食感には違いが出やすくなるのも特徴のひとつ。焼き方ひとつで生地の表情が変わる点が、本場のピザの持ち味です。
トッピングは3〜4種類程度にとどめる
イタリアのピザは、素材を絞ってシンプルに仕上げるのが基本です。
トッピングは3〜4種類程度にとどめ、素材そのものの味を生かすスタイルが主流と言われています。数多くの具材を重ねるよりも、少ない素材の組み合わせで生地やソースの風味を引き立てます。
また、トマトソースやチーズ、バジルといった基本の素材だけで構成されるピザがあるのも特徴です。素材の質と組み合わせで味を決めるのが、本場らしいスタイルです。
1人1枚をナイフとフォークで食べる
イタリアでは、ピザを1人1枚注文するのが一般的です。
焼きたてのピザを各自が味わい、ナイフとフォークを使って食べるスタイルが定着しています。大皿を囲んで分け合うよりも、それぞれが好みの1枚を楽しむ形です。
イタリアのピザは地域によって生地が変わる!

イタリアのピザは、地域によって形や焼き方、提供方法が異なります。代表例は、ナポリの円形ピザやローマの薄い円形ピザ、切り売りピザなどです。
スタイル | 生地の特徴 | 主な食感 |
ナポリ風 | 縁が膨らみ、中央は薄い | やわらかく弾力がある |
ローマ風の円形ピザ | 生地を薄く伸ばし、縁の膨らみを抑える | 軽くて歯切れがよい |
ローマの切り売りピザ | 天板などで焼き、切り分けて販売する | 外側は香ばしく、中は気泡がある |
ミラノのトランチョ | 天板で厚めに焼き、切り分けて提供する | ふんわりとして底面は香ばしい |
シチリアのスフィンチョーネ | 発酵させた厚みのある生地を使う | やわらかくパンに近い |
ミラノで親しまれているピッツァ・アル・トランチョや、シチリアのスフィンチョーネもあります。
ナポリ風はふっくらもちもち
耳の部分がふっくらと膨らむのが、ナポリ風の生地の持ち味です。
生地のふちはコルニチョーネ(ナポリ風ピザの縁の膨らんだ部分)と呼ばれ、空気を含んでふっくらと立ち上がります。中央部分は薄くやわらかく、縁にはほどよい弾力があります。
薪窯で短時間に焼き上げることで、外は香ばしく、中はやわらかい仕上がりになるのが特徴です。
ローマ風は薄くパリパリ
ローマ風は、生地を薄く伸ばして焼き上げるスタイルです。
