山芋と長芋の違いを解説!見た目・味・値段の比較からアレルギーの疑問まで解説

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住の20代。16年間サッカーを続けてきた経験から、栄養素を考えて食材を選ぶのが習慣に。今は一人暮らしで毎日自炊をしながら、栄養バランスも意識しつつ、いかに手早くおいしく作れるかを日々模索中。仕事や勉強で忙しい人にも作りやすい、時短で簡単なレシピを考えるのが好きです。試行錯誤しながら、自分なりのお気に入りメニューを少しずつ増やしています。
とろろやお好み焼きでおなじみの山芋と長芋。スーパーでは同じような売り場に並んでいますが、「山芋と長芋は何が違うの?」「お好み焼きにはどちらを使えばいい?」と疑問に感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は山芋は特定の品種名ではなく、ヤマノイモ科に属する芋の総称で、長芋はその中のひとつです。
本記事では『食生活♥♥ロピア』が、山芋と長芋の違いを見た目・味・粘り・栄養・値段といった観点からわかりやすく比較します。
お好み焼きでの使い分けや、気になるアレルギー・かゆみの原因と対策、選び方や保存方法、おすすめの食べ方まで詳しくまとめました。
山芋と長芋は何が違う?まずは基本を押さえよう

山芋と長芋は見た目が似ているため混同されがちですが、分類上の位置づけが異なります。まずは両者の関係性と、山芋に含まれる代表的な種類を確認しておきましょう。
「山芋」は品種名ではなくヤマノイモ科の芋の総称
実は「山芋」という特定の品種はなく、長芋や自然薯などの芋のグループ全体を指す言葉(総称)です。
「山芋」という大きなグループの中に、自然薯、長芋、いちょう芋、つくね芋といった、形や粘りの違うさまざまな芋が含まれています。
スーパーでは長芋などをまとめて「山芋」として売っていることが多いため、「同じもの」と勘違いされやすいのです。「山芋=いろいろな芋のグループ名」と覚えておくとよいでしょう。
長芋はナガイモ種に分類される山芋の一種
長芋は、数ある「山芋」のグループに含まれるひとつの品種です。つまり、山芋と長芋は別物ではなく、「大きなグループ(山芋)」の中の「ひとつ(長芋)」という関係になります。
水分が多くて粘りが少なめ、細長い棒のような形をしているのが特徴です。どんな料理にも使いやすいため、スーパーでも一年中よく見かける身近な食材です。
原産地については諸説ありますが、日本では北海道や青森県を中心に栽培されています。
山芋に含まれる主な種類|自然薯・いちょう芋・つくね芋の特徴
山芋にはさまざまな種類があり、それぞれ形状・粘り・味わいが異なります。代表的な種類を表で確認しておきましょう。
種類 | 形状 | 粘りの強さ | 主な特徴 |
長芋 | 細長い棒状 | 弱め | 水分が多くあっさりした味わい。シャキシャキした食感 |
いちょう芋 | 扇形・バチ状 | 強い | 関東では「大和芋」と呼ばれる。濃厚な旨みと甘み |
つくね芋 | 丸くゴツゴツした形 | 非常に強い | 山芋の中でも特に粘りが強い。揚げ物や磯辺焼きに向く |
自然薯 | 細長く曲がりくねった形 | 非常に強い | 日本原産。山野に自生するほか、栽培品も流通。 |
「大和芋」という呼び名は地域によって指す芋が異なり、関東ではいちょう芋、関西ではつくね芋を指す場合が多い点にも注意が必要です。
山芋と長芋の違いを比較|見た目・味・粘り・栄養・値段

山芋と長芋にはさまざまな違いがあります。ここでは見た目・味・栄養・値段の4つの観点から、両者の特徴をわかりやすく比較していきます。
見た目の違い|長芋は細長い棒状、山芋(いちょう芋)は扇形
長芋は直径5〜8cm程度の細長い円柱型で、表面は薄い茶色をしています。長さは50cm〜1mほどになるものもあり、スーパーではカットされた状態で販売されていることが一般的です。
山芋として販売されることの多いいちょう芋は、イチョウの葉のような扇形やバチ状の平たい形をしており、長芋に比べると小ぶりで表面はやや黒っぽい色合いです。
比較項目 | 長芋 | 山芋(いちょう芋) | 自然薯 |
形状 | 細長い円柱型 | 扇形・バチ状で平たい | 細く曲がりくねった棒状 |
大きさ | 長さ50cm〜1m程度 | 長芋より小ぶり | 長さ50cm〜1m以上 |
表面の色 | 薄い茶色 | やや黒っぽい茶色 | 茶褐色でひげ根が多い |
販売時の状態 | カットされていることが多い | 丸ごと1個で販売が多い | 丸ごとまたは折れた状態 |
味と食感の違い|長芋はあっさり、山芋は濃厚で粘りが強い
長芋は水分が多く味わいは淡白であっさり。すりおろすとサラサラとした質感のとろろになり、生のまま切るとシャキシャキとした軽い歯ごたえを楽しめます。
山芋(いちょう芋・つくね芋・自然薯)は水分が少なく、強い粘りと濃厚な旨みを持っており、すりおろすと箸で持ち上げられるほどの弾力があります。
比較項目 | 長芋 | 山芋(いちょう芋・自然薯など) |
味わい | 淡白であっさり | 濃厚でほんのりとした甘みがある |
粘りの強さ | 弱め(サラサラ) | 強い(箸で持ち上げられるほど) |
生の食感 | シャキシャキと軽い歯ごたえ | ねっとりとして弾力がある |
加熱後の食感 | ホクホクとした食べごたえ | ふわっと軽く、もちもちした食感 |
クセの強さ | クセが少なく食べやすい | 風味が強く、好みが分かれやすい |
栄養価の違い|山芋はエネルギーやカリウムが多い傾向
山芋と長芋はどちらも栄養価が高い食材ですが、含有量には違いがあります。可食部100gあたりの主な栄養素を比較してみましょう。
栄養素 | 長芋 | 山芋(いちょう芋) |
エネルギー | 64kcal | 108kcal |
たんぱく質 | 2.2g | 4.5g |
炭水化物 | 13.9g | 22.6g |
食物繊維 | 1.0g | 1.4g |
カリウム | 430mg | 590mg |
ビタミンC | 6mg | 7mg |
参考:文部科学省「「食品成分データベース」長芋(ながいも/塊根/生)」
参考:文部科学省「「食品成分データベース」いちょういも(ながいも/いちょういも/塊根/生)」
山芋のほうがエネルギーや炭水化物、カリウムの含有量が多く、栄養が凝縮されている傾向にあります。
どちらの芋にもでんぷんを分解する消化酵素「アミラーゼ(ジアスターゼ)」が含まれており、生のままでも消化しやすい珍しい芋類です。
値段の違い|長芋は手頃、自然薯や大和芋は高価になりやすい
長芋は国内での栽培量が多く、年間を通して安定して流通しているため、山芋の中では比較的手頃な価格で購入できます。スーパーではカット済みの長芋が数百円程度で販売されていることが一般的です。
一方、いちょう芋やつくね芋(大和芋)は長芋に比べると流通量が少なく、やや高値になる傾向があります。
自然薯は天然物の採取量が限られており、栽培品であっても手間がかかるため、長芋の数倍の価格になるケースも珍しくありません。
日常使いには長芋、特別な料理やとろろを楽しみたいときには山芋(大和芋)や自然薯と使い分けるのがおすすめです。
お好み焼きには山芋と長芋どちらを使う?使い分けのポイント

お好み焼きの生地に山芋や長芋を加えると、ふんわりとした食感に仕上がります。ここでは山芋と長芋それぞれの特徴を活かした使い分けのポイントを確認しましょう。
ふわふわに仕上げたいなら粘りの強い山芋(大和芋)がおすすめ
ふわふわのお好み焼きを作りたいなら、水分が少なくて粘りの強い「山芋(大和芋やつくね芋)」を使いましょう。
すりおろした山芋を入れると生地に空気が混ざりやすくなり、お店のように軽くふっくらと焼き上がります。
山芋のしっかりとした粘りが生地のつなぎになり、特有の濃厚なコクもプラスされて、ワンランク上のおいしさに仕上がります。
長芋でも十分おいしく作れる|水分量の調整がカギ
山芋が手に入らない場合は、長芋で代用しても十分おいしいお好み焼きを作れます。
ただし、長芋は山芋に比べて水分が多いため、そのまま同じ分量を加えると生地が水っぽくなる場合があります。
長芋を使う際は、すりおろした後に水気を軽く切るか、生地に加える水の量を少し減らして調整するのがポイント。
長芋はクセが少ないため、キャベツや豚肉など具材の味を引き立てながら、程よくふんわりとした仕上がりになります。
お好み焼きに入れる山芋・長芋の分量の目安
お好み焼きに山芋や長芋を加える際は、薄力粉とほぼ同量〜半量程度を目安にするとバランスの良い生地に仕上がります。
分量の目安(2人分)
材料 | 分量 |
薄力粉 | 80g |
山芋または長芋(すりおろし) | 30〜80g |
卵 | 2個 |
水 | 80〜100ml(長芋を多く使う場合はやや少なめに調整) |
キャベツ | 300g程度 |
山芋や長芋の量を増やすほどふわふわ感は増しますが、入れすぎると生地がやわらかくなりすぎてひっくり返しにくくなるため、少量から調整してみてください。
山芋・長芋のアレルギーとかゆみの原因|対策方法も紹介

山芋や長芋を調理する際に手がかゆくなった経験がある方は多いはずです。ここではかゆみの原因やアレルギーとの違い、対策方法を正しく理解しておきましょう。
調理中の手のかゆみはシュウ酸カルシウムが原因
手がかゆくなる原因は、アレルギーではなく、芋に含まれる「シュウ酸カルシウム」という成分による物理的な刺激です。
この成分は目に見えない針のような結晶になっており、それが皮膚にチクチク刺さることでかゆみを感じます。
基本的には時間が経てば治まりますが、気になる場合は40度くらいのお湯で手を洗い流してみてください。あらかじめ調理用の手袋を使ったり、芋を冷凍してからすりおろしたりすると、かゆみを防ぐことができます。
かゆみを防ぐコツ|酢水に浸ける・手袋を使う
調理中のかゆみを防ぐには、いくつかの方法が効果的です。
かゆみ対策のポイント
- 調理前に芋を酢水に10分ほど浸けておくと、シュウ酸カルシウムの結晶が溶けて刺激が軽減される
- 使い捨ての手袋を着用して皮むきやすりおろしを行う
- 芋を冷凍してから皮をむいたりすりおろしたりすると、かゆみを感じにくくなる
- かゆくなった場合は酢水やレモン汁で手を洗い、その後流水ですすぐ
手が荒れやすい方やかゆみが出やすい方は、手袋を使用するとより安心です。
食物アレルギーの可能性もある|症状が出たら医療機関へ
調理中のかゆみとは別に、山芋や長芋を食べた後に口や喉のかゆみ、じんましん、腹痛、呼吸困難などの症状が出る場合は、食物アレルギーの可能性があります。
やまいもは消費者庁が定める「特定原材料に準ずるもの」に含まれており、食品表示が推奨されている品目のひとつです。
長芋と山芋(自然薯やいちょう芋等)はいずれもヤマノイモ科の芋であるため、片方でアレルギー症状が出る方はもう一方でも症状が出る可能性があります。食後に異変を感じた場合は自己判断せず、医療機関を受診してください。
参考:消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」
山芋・長芋のおすすめの食べ方と料理別の使い分け

山芋と長芋は、生でも加熱しても食べられる珍しい芋類です。それぞれの特徴を活かした食べ方と料理別の使い分けを確認しておきましょう。
生で食べるなら長芋|短冊切りやサラダでシャキシャキ食感を楽しむ
長芋は水分が多くクセが少ないため、生食におすすめです。短冊切りにしてわさび醤油をかけたり、千切りにしてサラダや和え物に加えたりすると、シャキシャキとした軽い食感を楽しめます。
梅肉やポン酢で和える食べ方もさっぱりとした味わい。食欲が落ちやすい夏場の副菜にも向いています。
長芋は淡白な味わいのため、調味料や他の食材との組み合わせで味の幅が広がるのも魅力です。
とろろにするなら山芋(大和芋・自然薯)|濃厚な味わいが引き立つ
とろろを楽しむなら、粘りが強く風味の濃い山芋(大和芋や自然薯)がおすすめです。
すりおろすと弾力のある濃厚なとろろになり、ご飯にかける「とろろご飯」や出汁で伸ばす「とろろ汁」で山芋本来の旨みを存分に味わえます。
マグロの山かけや蕎麦との組み合わせも定番の食べ方です。長芋でもとろろは作れますが、サラサラとした質感になるため、濃厚さを求める場合は山芋を選ぶと満足度が高まります。
加熱調理にはどちらも使える|焼く・揚げる・煮るで食感が変わる
山芋も長芋も、加熱するとでんぷんに火が通り、生とは異なる食感に変化します。
輪切りにしてバターでソテーするとホクホクとした食べごたえが生まれ、すりおろしてから揚げるとふわふわもちもちの食感を楽しめます。
山芋・長芋の料理別おすすめの使い分け
食べ方 | おすすめの芋 | 代表的な料理 | 仕上がりの特徴 |
生食 | 長芋 | 短冊切り、サラダ、和え物 | シャキシャキと軽い食感 |
とろろ | 山芋(大和芋・自然薯) | とろろご飯、とろろ汁、山かけ | 濃厚で弾力のある仕上がり |
焼く | どちらも可 | バターソテー、ステーキ | ホクホクとした食べごたえ |
揚げる | どちらも可 | 磯辺揚げ、すりおろして揚げ物 | ふわふわもちもちの食感 |
煮る | どちらも可 | 味噌汁、グラタン | とろりとやわらかい仕上がり |
長芋は水分が多く淡白な味わいで生食向き、山芋は粘りが強く風味が濃いためとろろ向きです。加熱調理にはどちらも使えますが、仕上がりの食感が異なるため、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
山芋・長芋のおすすめの選び方とは

山芋も長芋も鮮度によって食感や風味が変わるため、購入時に状態をチェックしておくと失敗を防げます。丸ごとの場合とカット済みの場合で確認すべきポイントが異なります。
丸ごと購入する場合|ハリ・重さ・傷の有無をチェック
丸ごとの状態で購入する場合は、表面にハリがあり、持ったときにずっしりとした重みがあるものを選びましょう。
長芋は太さが均一でまっすぐなものほど品質が安定しており、いちょう芋やつくね芋は皮にシワがなくふっくらとしたものが新鮮です。
泥つきのまま販売されている場合は、泥が乾燥しすぎていないかも確認しておくと安心です。
丸ごと購入する際のチェックポイント
- 表面にハリがあり、ずっしりと重みを感じるもの
- 傷やカビがなく、ひげ根が多すぎないもの
- 長芋は太さが均一でまっすぐに伸びているもの
- 泥つきの場合は泥が適度に湿っているもの
カット済みを購入する場合|切り口が白くみずみずしいものを選ぶ
スーパーでカット済みの長芋を購入する場合は、切り口の状態を確認しましょう。
切り口が白くみずみずしいものは鮮度が高く、茶色っぽく変色しているものは時間が経過しているサイン。カット済みの長芋は丸ごとに比べて日持ちが短いため、購入後は早めに使い切るか適切に保存しましょう。
カット済み購入時のチェックポイント
- 切り口が白くてみずみずしいものを選ぶ
- 切り口が茶色く変色しているものは鮮度が落ちているため避ける
- パック内に水分やドリップが過剰に出ていないもの
- 購入後は早めに使い切るか、切り口をラップで密着させて冷蔵保存する
山芋・長芋の正しい保存方法とは
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山芋や長芋は正しく保存すれば鮮度を保ちやすい食材です。丸ごと・カット済み・冷凍の3パターンの保存方法を押さえておきましょう。
丸ごとの場合|新聞紙に包んで冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存
丸ごとの山芋・長芋は、新聞紙に包んで風通しのよい冷暗所に置くと、約1か月程度保存ができます。
気温が高い時期は冷蔵庫の野菜室に入れると安心です。おがくずに入った状態で販売されている場合は、おがくずごと保存すると乾燥を防げます。
丸ごと保存のポイント
- 新聞紙に包んでから冷暗所に置くと乾燥を防ぎやすい
- 夏場や室温が高い時期は冷蔵庫の野菜室で保管する
- おがくず入りで購入した場合はそのまま保存すると鮮度が長持ちする
- 直射日光と高温多湿の場所は避ける
カット済みの場合|切り口をラップで包み冷蔵保存で1週間が目安
カット済みの山芋や長芋は、切り口から乾燥や酸化が進みやすいため、切り口をラップでぴったり覆ってから冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
保存期間の目安は、生食するなら3〜4日、加熱調理用なら1週間〜10日程度です。切り口が空気に触れると変色しやすくなるため、ラップは切り口に密着させるように丁寧に包むのがポイントです。
カット済み保存のポイント
- 切り口にラップを密着させて空気を遮断する
- 冷蔵庫の野菜室に入れて1週間以内に使い切る
- 変色しても食べることに問題はない
- 気になる場合は酢水にさっとさらすと白さを保ちやすい
冷凍保存も可能|すりおろしてから冷凍すると使い勝手がよい
山芋や長芋は冷凍保存も可能で、保存期間は約1か月が目安。
すりおろした状態で冷凍用保存袋に平らに入れて冷凍すると、使いたい分だけ折って取り出せるため使い勝手がアップ。
カットした状態で冷凍する場合は、酢水にさっとさらしてから水気を拭き取り、ラップで包んで保存袋に入れて冷凍しましょう。
冷凍保存のポイント
- すりおろして保存袋に平らに入れると、必要な分だけ折って取り出せる
- カットして冷凍する場合は酢水にさらしてから水気を拭き取り、ラップで包む
- 使うときは凍ったまますりおろすか、加熱調理にそのまま加える
- 冷凍のまますりおろすとかゆみも感じにくくなるため、かゆみ対策としても有効
山芋と長芋の違いに関するよくある質問

山芋と長芋に関するよくある疑問をまとめました。料理や購入の際の参考にしてみてください。
山芋と長芋は同じものですか?
山芋と長芋は同じものではありませんが、まったくの別物でもありません。山芋はヤマノイモ科に属する芋の総称で、長芋は山芋の中のひとつの品種。
スーパーでは長芋が「山芋」として販売されていることもあるため混同されやすいです。
ただし、分類上は長芋のほかにいちょう芋やつくね芋、自然薯なども山芋に含まれます。
長芋はとろろになりますか?
長芋をすりおろしてとろろにすることは可能です。ただし、長芋は水分が多く粘りが控えめなため、サラサラとした軽い質感のとろろに仕上がります。
濃厚で弾力のあるとろろを作りたい場合は、大和芋や自然薯など粘りの強い山芋を選ぶとよいでしょう。長芋のとろろはあっさりした味わいで喉越しがよく、麦とろご飯やそばとの相性に優れています。
長芋と山芋は代用できますか?
長芋と山芋は多くの料理で相互に代用が可能です。ただし、粘りと水分量に差があるため仕上がりに違いが出る場合があります。
長芋を山芋の代わりに使うと水っぽくなりやすいため、水の量を減らすなどの調整が必要です。
逆に山芋を長芋の代わりに使う場合は粘りが強すぎることがあるため、出汁や水で伸ばすと扱いやすくなります。
とろろをネバネバにしない方法は?
とろろの粘りを抑えたい場合は、出汁や水を少しずつ加えながらすりおろしたとろろを伸ばす方法がおすすめです。出汁を加えることで粘りが和らぎ、サラサラとした口当たりに仕上がります。
また、長芋を使えばもともとの粘りが控えめなため、ネバネバが苦手な方でも食べやすいとろろを作れます。
すり鉢ではなくおろし金を使うと繊維が残りやすくなり、粘りが抑えられる傾向があります。
とろろがピンク色になったら食べられますか?
とろろがピンク色や赤紫色に変色するのは、山芋に含まれるポリフェノールが空気に触れて酸化したことが原因です。
腐敗によるものではないため、食べても健康上の問題はありません。変色を防ぐには、すりおろす際に少量の酢を加えると酸化を抑えられます。
ただし、異臭がしたりぬめりが出ていたりする場合は傷んでいる可能性があるため、食べずに処分してください。
山芋や長芋は生で食べても大丈夫?
山芋や長芋は芋類の中では珍しく、生で食べることができる食材です。
芋類に含まれるでんぷんは通常、加熱しないと消化されにくい性質があります。ただ、山芋や長芋にはでんぷんを分解する消化酵素「アミラーゼ」が含まれているため、生のままでも消化吸収がスムーズに行われます。
とろろや短冊切り、千切りサラダなど、生ならではの食感を楽しめる食べ方が数多くあります。
まとめ
山芋はヤマノイモ科に属する芋の総称で、長芋はその中のひとつの品種です。長芋は水分が多くあっさりとした味わいで、山芋(いちょう芋・つくね芋・自然薯)は粘りが強く濃厚な風味を持っています。
お好み焼きにはどちらも使えますが、ふわふわに仕上げたい場合は粘りの強い山芋(大和芋)が適しており、長芋を使う場合は水分量を調整するのがポイント。
調理中のかゆみはシュウ酸カルシウムが原因のため、酢水や手袋で対策ができます。食後にアレルギー症状が出た場合は医療機関への相談をおすすめします。
見た目や値段、粘りの強さなど、山芋と長芋にはそれぞれ異なる特徴があるため、料理や用途に合わせて使い分けるとおいしさの幅が広がります。
ロピアの青果売場には、産地直送のみずみずしい長芋を中心とした山芋が旬の時期にずらりと並びます。店頭で見かけた際は、ぜひ本記事を参考に料理に合った品種を選んでみてください。
※本記事は情報提供を目的としており、掲載内容の正確性・完全性・最新性について保証するものではありません。ご利用にあたっては、ご自身の判断と責任にてお願いいたします。
※商品価格や品揃えは店舗・仕入れ状況により異なります。
