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ウインナーとソーセージの違いとは?フランクフルトなど種類を簡単に解説

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ウインナーとソーセージの違いとは?フランクフルトなど種類を簡単に解説
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武田宏輔

フリーランスライター&Web編集者。北海道在住。絶賛子育て中で、まもなく2児のパパになります。料理は完全に妻任せですが、三度の飯より食べるのが大好きです!仕事の時間が自由な強みを活かし、スーパーへの買い出しと食材選びには毎回同行して食のプロデューサー気取りで楽しんでいます。作る側だけでなく、食べる側・買う側の視点も交えながら、おいしいものに関する情報を発信中です。

お弁当や朝ごはんに毎日のように使うウインナー。しかし「ウインナーとソーセージって何が違うの?」と子どもに聞かれると、意外とうまく答えられないですよね。

じつはこの2つは、ソーセージという大きなくくりの中にウインナーがある一種の関係にあります。

この記事では、『食生活♥♥ロピア』がJAS規格(日本の農林規格)による分類の仕組みから、名前の由来、種類ごとの料理での使い分けまで解説します。

ウインナーとソーセージの違いをすっきり理解して、毎日の料理や買い物に役立てたい方は、ぜひ参考にしてください。

ウインナーとソーセージの違いは「総称か種類か」

ウインナーとソーセージの違いは「総称か種類か」

ウインナーとソーセージの関係は、大きなくくりとその中身という言葉の使われ方の違いにあります。ここでは、ソーセージという言葉の広さとウインナーの位置づけを整理して解説します。

ソーセージは腸詰め食品の総称

ソーセージは、ひき肉をケーシング(腸や人工の皮)に詰めて作る食品全般を指す総称です。特定の1商品を指す言葉ではなく、腸詰めという製法で作られた加工肉をまとめて呼ぶカテゴリとして使われています。

そのため、太いものも細いものも、乾燥させたものもすべてソーセージという大きなくくりに含まれます。消費者庁の資料でも、ソーセージの区分としてウインナーソーセージ・フランクフルトソーセージ・ボロニアソーセージが挙げられています。

日本ではふだんの会話で「ウインナー」と略して呼ぶことが多いものの、この呼び方は正確にはソーセージという分類の中の一種類を指しているに過ぎないのです。まずは大きな枠組みとしてソーセージがあると押さえておくと、種類の違いも理解しやすくなります。

参考:消費者庁「ソーセージに関する個別品目ごとの表示ルールの見直しの検討について

ウインナーはソーセージの一種

ウインナーは、ソーセージという大きなくくりの中に含まれる一種類です。正式名称は「ウインナーソーセージ」で、日常的に使う「ウインナー」はその略称にあたります。

JAS規格では、ウインナーソーセージは羊腸を使用したもの、または製品の太さが20mm未満のものと定められています。つまり、細さや使う腸の種類によって、ソーセージの中でもウインナーソーセージという区分に分けられているのです。

このように、ソーセージが総称で、ウインナーはその中の一種、という関係性が基本の考え方になります。

参考:農林水産省「ソーセージの日本農林規格

JAS規格で決まる3つの分類を比較

JAS規格で決まる3つの分類を比較

JAS規格では、使用するケーシングの種類と太さによって、ソーセージが3つに分類されます。ここでは、ウインナー・フランクフルト・ボロニアの分類基準を比較しながら解説します。

種類

ケーシング(天然腸)

太さの基準

発祥地

ウインナーソーセージ

羊腸

20mm未満

オーストリア・ウィーン

フランクフルトソーセージ

豚腸

20mm以上36mm未満

ドイツ・フランクフルト

ボロニアソーセージ

牛腸

36mm以上

イタリア・ボローニャ

※発祥地はいずれも各都市に由来すると言われています。

ウインナーソーセージは羊腸か20mm未満

ウインナーソーセージは、羊腸を使用したもの、または製品の太さが20mm未満のものと定められています。3つの分類の中では最も細いタイプにあたります。

天然腸を使う場合は羊腸が基準ですが、市販品の多くは人工ケーシングを使用しているため、実際には太さで区分されるケースが多くなっています。人工ケーシングを使った場合は太さのみで分類されます。

細さがあることで火の通りが早く、炒め物やお弁当のおかずとして扱いやすいのが持ち味です。ふだん食卓でよく見かけるウインナーの多くは、この基準にあてはまります。

フランクフルトソーセージは豚腸か20mm以上36mm未満

フランクフルトソーセージは、豚腸を使用したもの、または製品の太さが20mm以上36mm未満のものを指します。ウインナーよりひとまわり太いのが特徴です。

同じ太さの範囲でも、人工ケーシングを使っている場合は太さだけで区分されます。そのため、豚腸を使っていなくても、太さが20mm以上36mm未満であればフランクフルトソーセージに分類されます。

太さがあるぶん食べごたえがあり、グリルや煮込みなど加熱してじっくり味わう料理と相性がよいタイプです。屋台やイベントで串に刺して売られているものも、この区分にあたることが多くなっています。

ボロニアソーセージは牛腸か36mm以上

3つの分類の中で最も太いのが、ボロニアソーセージです。牛腸を使用したもの、または製品の太さが36mm以上のものと定められています。

こちらも人工ケーシングを使う場合は太さのみで区分されるため、36mm以上の太さがあればボロニアソーセージに該当します。直径が大きく、断面が円盤のように広いのが見た目の特徴です。

太さがあることから、スライスして食べるスタイルに向いています。スーパーの売場で「ウインナー」「フランクフルト」と書かれたパッケージの違いは、この太さの基準を知っておくと選びやすくなります。

ウインナーとソーセージの名前の由来

ウインナーとソーセージの名前の由来

ソーセージの種類の名前には、それぞれ発祥にまつわる背景があると言われています。

以下のいずれの名称も、ソーセージ文化で知られる都市の名前に由来すると言われています。それぞれの土地で親しまれてきた腸詰めが、そのまま種類の呼び名として広まったとされているのです。

名前の由来となった都市
  • ウインナー:オーストリアの首都ウィーン
  • フランクフルト:ドイツの都市フランクフルト
  • ボロニア:イタリアの都市ボローニャ

ソーセージという言葉そのものは、ラテン語で「塩漬け」を意味する「salsus」に由来するとされています。肉を塩で保存する食文化から生まれた名前と考えられており、腸詰めの成り立ちとも結びついています。

子どもに「なんでウインナーっていうの?」と聞かれたときには、都市の名前が由来になっていると教えてあげてください。名前の背景を知ると、種類ごとの違いもより身近に感じられます。

ウインナーやソーセージの英語での呼び方

ウインナーやソーセージの英語での呼び方

ソーセージの呼び方は、言語や国によって考え方が異なると言われています。ここでは、英語やドイツ語での呼び名と、日本独自の分類との違いを解説します。

英語ではsausageが総称になる

英語では、sausageが腸詰め食品全般を指す総称として使われるとされています。日本語のソーセージと同じように、細いものも太いものもまとめて指す言葉です。

ウインナーは英語でwienerやVienna sausageと呼ばれています。wienerはオーストリア・ウィーンに由来する英語とされ、食品成分データベースでもウインナーソーセージの英語名がvienna sausageと表記されています。

日本のJAS規格のように太さやケーシングで細かく区分する基準は、日本独自のものです。英語圏では、そこまで細かく呼び分ける習慣は一般的ではないと言われています。

ドイツ語ではヴルストと呼ぶ

ドイツ語では、ソーセージ全般をヴルスト(Wurst)と呼ぶとされています。ソーセージ文化が根づいたドイツならではの呼び方です。

英語のsausageと同じように、ヴルストも特定の1種類ではなく腸詰め全般を指す言葉として使われています。言語ごとにソーセージをまとめて呼ぶ総称があるという点は共通しています。

言語ごとの呼び方を整理すると、それぞれの国での使われ方がわかりやすくなるでしょう。

言語ごとの主な呼び方
  • 日本語:ソーセージ(総称)/ウインナー(略称)
  • 英語:sausage(総称)/wiener・Vienna sausage
  • ドイツ語:Wurst(ヴルスト・総称)

海外旅行先や輸入食品のパッケージにsausageやWurstと書かれていても、総称を指していると知っていれば迷わずに選べます。呼び方の違いを知っておくと、買い物の際の目印になります。

知っておきたいソーセージの種類

知っておきたいソーセージの種類

JASの3分類のほかにも、乾燥度合いや原料によって多彩なソーセージがあります。ここでは、サラミやカルパス、魚肉ソーセージ、リオナソーセージといった種類ごとの特徴を紹介します。

サラミ|ドライソーセージの代表格

サラミは、乾燥させて作るドライソーセージの代表的な存在です。水分を飛ばすことで、独特のかたさと濃い味わいに仕上がります。

JAS規格では、ドライソーセージは水分が35%以下のものと定められています。乾燥度合いが高いぶん保存性があり、薄くスライスしておつまみやサラダに使われることが多い種類です。

ドライソーセージには、非加熱で乾燥させて作る製法のものがあります。乳幼児・高齢者・妊婦・免疫が低下している方は、体調に合わせて食べる量に注意が必要です。心配な場合は、かかりつけの医師に相談してください。

カルパス|セミドライソーセージの一種

カルパスは、ドライソーセージほど乾燥させないセミドライソーセージに分類されます。ほどよい水分を残すことで、やわらかい食感に仕上がるのが持ち味です。

JAS規格では、セミドライソーセージは水分が55%以下のものと定められています。ドライソーセージよりも水分がやや多く、小さく個包装されておやつやおつまみとして親しまれています。

セミドライソーセージにも、非加熱で乾燥させて作る製法のものがあります。乳幼児・高齢者・妊婦・免疫が低下している方は、体調に合わせて量に気をつけてください。不安があるときは、かかりつけの医師に相談すると安心です。

魚肉ソーセージ|日本生まれの加工食品

魚肉ソーセージは、魚のすり身を主な原料として作られる加工食品です。畜肉のソーセージとは原料が異なり、日本で生まれた種類とされています。

やわらかい食感と穏やかな味わいで、そのまま食べても料理に使っても扱いやすいのが特徴です。常温で持ち運びやすい個包装のものが多く、おやつやお弁当に取り入れやすい種類でもあります。

畜肉のソーセージが手に入りにくい時代に工夫されて広まったとされ、いまも身近な加工食品として親しまれています。

リオナソーセージ|野菜やチーズ入り

リオナソーセージは、ひき肉にグリンピースやピメント、にんじんなどの野菜やチーズなどを加えて作るソーセージです。断面に彩りがあるのが見た目の特徴です。

スライスするとカラフルな断面が現れるため、サンドイッチやオードブルに使うと見た目が華やかになります。ふだんのウインナー以外の選択肢として覚えておくと、料理のバリエーションが広がります。

ソーセージとハム・ベーコンは何が違う?

ソーセージとハム・ベーコンは何が違う?

ソーセージとよく並ぶ加工肉に、ハムとベーコンがあります。ここでは、原料の形状と加工法の違いを比較しながら解説します。

種類

原料の形状

主な加工法

ソーセージ

ひき肉

ケーシングに詰めて加工する

ハム

塊肉

整形して加熱する

ベーコン

ばら肉

塩漬けして燻煙する

ソーセージはひき肉を詰めて作る

ソーセージは、ひき肉をケーシングに詰めて加工した食品です。肉を細かくしてから成形するため、なめらかな食感に仕上がります。

消費者庁の定義でも、ソーセージはひき肉をケーシングに詰めたものとされています。ひき肉を使う点が、塊のまま加工するハムやベーコンとの大きな違いです。

詰める腸や皮の種類、太さによって、ウインナーやフランクフルトなどに枝分かれしていきます。同じソーセージでも、原料の形状という共通点を軸に理解すると整理しやすくなります。

ハムは塊肉を整形して作る

ハムは、豚肉の塊肉をそのまま整形して加熱した加工肉です。ひき肉ではなく肉のかたまりを使う点が、ソーセージとの違いになります。

消費者庁の定義では、ハムは豚肉の塊肉を整形し加熱したものとされています。肉本来の繊維や食感を残しやすいのが特徴です。

ハムにはロースハムやボンレスハム、生ハムなどの種類があります。使う部位や加工の仕方によって呼び名が分かれ、サンドイッチやサラダなど幅広い料理に使われています。

ベーコンはばら肉を燻煙して作る

ベーコンは、豚のばら肉を塩漬けし、燻煙して作る加工肉です。煙でいぶす工程を経ることで、独特の香りとうまみが生まれます。

ベーコンには、ばら肉以外の部位を使うショルダーベーコンなどもあります。

3つとも食卓でよく使う加工肉ですが、原料の形状と加工工程が異なると押さえておくと、買い物の際に迷いにくくなるでしょう。

ウインナーとソーセージに関するよくある質問

ウインナーとソーセージに関するよくある質問

ここでは、ウインナーとソーセージの違いに関して寄せられやすい疑問を取り上げます。本編で触れていない周辺の知識や、日々の保存のコツまで補足します。

赤いウインナーはなぜ赤い?

赤いウインナーは、戦後の食糧事情のなかで見た目を補うために着色したのが始まりと言われています。原料の発色が安定しない時代の工夫がきっかけとされています。

当時は原料の質が一定に保ちにくく、着色料で色を補うことで見た目を整えていたようです。その名残として、赤い色合いが受け継がれてきました。

現在も赤いウインナーは、駅弁やお弁当の定番として親しまれています。彩りのアクセントとして使われることが多く、いまも身近な存在です。

太めのウインナーソーセージはフランクフルトソーセージに分類される?

太めのウインナーソーセージは、太さによってはフランクフルトソーセージに分類されます。JAS規格では、太さ20mm未満がウインナー、20mm以上36mm未満がフランクフルトと区分されているためです。

人工ケーシングを使用している場合は太さだけで区分されます。そのため、人工ケーシングで太さが20mm以上36mm未満であれば、フランクフルトソーセージに該当します。

ケーシングとは何のこと?

ケーシングは、ソーセージのひき肉を詰める外側の皮のことです。中身をまとめて形を保つ役割があります。

ケーシングには、大きく分けて天然腸と人工ケーシングの2種類があり、それぞれ食感や仕上がりに違いがあります。

ケーシングの種類
  • 天然腸:羊腸・豚腸・牛腸を使う。パリッとした食感が出やすいと言われている
  • 人工ケーシング:コラーゲンやセルロースで作る。均一な太さに仕上げやすい

ウインナーソーセージに含まれる主な栄養素は?

ウインナーソーセージには、たんぱく質や脂質などの栄養素が含まれています。可食部100gあたりのエネルギーは319kcalです。数値の目安を知っておくと、日々の食事のバランスを考える参考になります。

栄養素

可食部100gあたりの値

エネルギー

319kcal

たんぱく質

11.5g

脂質

30.6g

食塩相当量

1.9g

参考:文部科学省 食品成分データベース「ウインナーソーセージ

ウインナーを冷凍保存するときのコツは?

ウインナーを冷凍するときは、ラップで小分けに包んでからフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて冷凍するのがコツです。小分けにしておくと、使う分だけ取り出せて便利です。

開封済みのものは早めに冷凍するのが望ましく、解凍は電子レンジや流水で素早く行いましょう。室温での長時間放置は細菌が繁殖しやすくなるため、解凍はすばやく済ませてください。

冷凍保存の手順
  1. ラップで1食分ずつ小分けに包む
  2. フリーザーバッグに入れて空気を抜く
  3. 冷凍庫で保存する
  4. 解凍は電子レンジか流水で素早く行う

一度解凍したものを再び冷凍すると品質が劣化しやすいため、再冷凍は避けてください。使う分だけ解凍する習慣にすると、無駄なく使い切れます。

まとめ

ソーセージは腸詰め食品の総称で、ウインナーはその中の一種です。JAS規格では、ケーシングの種類と太さによってウインナー・フランクフルト・ボロニアの3つに分類されます。名前は発祥地の都市名に由来すると言われており、種類ごとに食感や向いている料理が異なります。

この記事の要点
  • ソーセージは総称でウインナーはその一種
  • JAS規格ではケーシングの種類と太さで3種類に分類される」
  • 名前は発祥地の都市名に由来すると言われている
  • 太さによって向いている料理が変わる

種類ごとの違いを知ったうえで売場を見ると、料理に合わせて選ぶ楽しさが広がります。

ロピアの精肉売場では、ウインナーソーセージやフランクフルトソーセージなど、さまざまな種類のソーセージをお求めやすい価格でご用意しています。今日の献立に合わせたソーセージ選びに、ぜひロピアをご活用ください。



※本記事は情報提供を目的としており、掲載内容の正確性・完全性・最新性について保証するものではありません。ご利用にあたっては、ご自身の判断と責任にてお願いいたします。

※商品価格や品揃えは店舗・仕入れ状況により異なります。

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